Evernote for Mac の最新アップデート (v6.6) では、ノートやノートブックへ一瞬で移動できる機能と、ノートを拡大表示するズーム機能を実装しました。また、 録音機能の画面デザインを刷新し、タグ管理に役立つ機能を追加し、より簡単にノートを複製できるようにしました。余談ですが、これらの新機能・改善は今年 1 月に Evernote 社内で実施した「Hack Week」というプロジェクトから誕生したものです。ぜひ Evernote for Mac の新機能をお楽しみください。
最新版の Evernote for Mac はこちらからダウンロードするか、アプリのアップデートの確認を行ってください。
ノートやノートブックへの移動を高速化
Hack Week プロジェクトの成果物の中で一番最初にみなさんにお届けするのが、 Evernote for Mac 6.6 に実装された本機能です。お探しのノートやノートブックに一瞬で移動することができます。
Evernote を開き、command (⌘) + J を押してください。入力を開始すると、名前が一致するノートやノートブックがすぐ下に表示されるので選択してください。
なお、これまで command (⌘) + J が割り当てられていたノートブック選択メニューは、command (⌘) + option + J でご利用可能です。
ズーム機能が新登場
とても多くのユーザの方からご要望いただいた機能を実装しました。トラックパッドを二本指でピンチするだけで、ノート本文を拡大・縮小表示できます。あるいは、以下のキーボードショートカットをお使いください。
- 拡大表示: command (⌘) + “+”
- 縮小表示: command (⌘) + “-”
ヒント: ズームによる拡大表示ではなく、実際のフォントサイズを変更したい場合は、テキストを選択してから以下のキーボードショートカットをお使いください。
- フォントサイズの拡大: command (⌘) + “>”
- フォントサイズの縮小: command (⌘) + “<“
録音機能のデザインを刷新
OS X Yosemite (10.10) 以降をご利用であれば、より直感的で使いやすいデザインになった音声の録音・再生機能もぜひお試しください。
ノート編集時に、書式ツールバーにあるマイクのアイコンをクリックしてから、録音開始ボタン(赤)をクリックします。
録音レベルも一目でわかります。録音が終了したら、録音停止ボタン(白)をクリックすれば .WAV ファイルとしてノートに音声が追加されます。
その他の改善点
今回の Evernote for Mac 6.6 のアップデートでは、アプリの強制終了につながる不具合をいくつか修正しています。また、ユーザの方からのご指摘もいくつか反映させました。
サイドバーの表示
サイドバーでハイライトされる箇所が変わらず、常に「ノート」がハイライト表示されている、というご指摘をいただきました。これからは、自分が選択したノート・ノートブック・タグに応じた項目がサイドバーでハイライト表示されます。
ノート編集画面からタグを簡単管理
ノートを閲覧・編集している時に使える、新たなタグの管理機能を追加しました。タグの端にある小さな矢印をクリックすると、以下のオプションが選べるメニューが表示されます。
- 同じタグが付いたノートで絞り込み表示
- タグをノートから削除
- 同じタグをすべてのノートから削除
注: 編集権限を持っていない共有ノートの場合、タグの管理は行えません。
ノートの複製
ノートの複製をより簡単に行えるようにしました。ノートを control+クリックして表示されるメニューから「ノートを複製」を選択してください。
Evernote は、みなさんの「第 2 の脳」になることを目指しています。今回の最新アップデートにより、自分のアイデアが書かれた様々なノートをより簡単に行き来できることを実感していただけるはずです。ぜひお試しいただき、ご感想・ご意見をお聞かせください。
※ 本記事は 英語版ブログ記事 の翻訳です。