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研究から美容、海外ドラマまで。”検索世代”はどのように情報を管理するのか

同志社大学の博士課程にて、国際労働について研究中の手塚沙織さん。京都と海外を往復しながら論文を執筆する手塚さんは、情報と知識の収集・整理に独自のやり方を用いて効率化しています。仕事と趣味の両方で役立っているという Evernote の活用法を伺いました。 氏名:手塚沙織(てづか さおり) 起業家に薦められて名刺管理のために Evernote を始めた ——まずは手塚さんのお仕事から伺いたいと思います。 手塚「今は同志社大学の博士課程で学生兼メンターをやっています。研究分野は各国の知識労働者の国際労働について。エンジニアや起業家、医者や研究者といった人々が移民政策にどう影響されているのか、どういう影響を与えているのか。また、移民送出国が彼らに対してどのような影響を与えているのかという 3 つの柱を立てて研究を進めています」 ——海外にも頻繁に行かれていますよね。 手塚「そうですね。シリコンバレーに滞在しています。現地ではインタビューやコミュニティ、イベントなどに参加して、知識労働者の観察を行っています。Evernote も初期の段階から存じ上げていますよ」 ——それではかなり昔から Evernote をお使いに? 手塚「そうですね。最初はシリコンバレーでインド人の起業家に薦められたんですよ。これで名刺を保存したら便利だよって。それでダウンロードしたのが初めてでしたね。最初に見たときは、この象さんカワイイって思ったくらいの印象でしたけど(笑)」 ——現在も名刺の管理を? 手塚「それももちろんですが、今は新聞記事を集めるのに使っています。たとえばニューヨーク・タイムズとか BBC とかワシントン・ポストなんかをウェブで読んで、気になる記事をどんどん入れていますね。これができるようになったことで、かなり便利になったんですよ。もう Evernote がなくなったらやっていけません」 検索できないということが考えられない世代 ——Evernote のどこが便利だと感じていますか。 手塚「検索ですね。論文を書く際に保存しておいた記事を参照するのですが、そのとき単語で検索すれば関連する記事が出てくるのがすばらしく便利です。何より、写真なども含め、ウェブページをそのまま日付とリンク先も一緒に保存できるのがいいですね。ネットのニュース記事って、後から見ようとしても課金しないと見られなくなったりするじゃないですか。そうでなくても、いつまでもサイトが残っているかどうかもわかりません。ですから、必要だと思ったら片っ端から保存しています。Evernote は魔法のスクラップブックなんですよ」 ——保存した記事はタグで整理されるのでしょうか。 手塚「保存時にはタグはつけたりつけなかったりです。つけなかったノートに関しては、後日キーワードで検索して出てきたときにタグづけしていきます。最初からつけて保存することもあるので、そのときによって色々ですね」 ——やはり検索が一番の活用ポイントになっているのですね。 手塚「そうですね。私は検索世代なので、検索できないというのが考えられないです(笑)。たとえば Google で検索しても、新しい記事が優先的に出てきますよね。古い記事は埋もれてしまうことが多いし、自分が過去に見た記事かどうかもわからない。Evernote なら自分が一度は選んだ記事が入っているわけですから、いわば好きな本を書庫につめこんで、そこに司書がいる感じ。検索精度はかなり高くなります。20 世紀は大量生産・大量消費の時代でしたが、今は細分化する個人のニーズに合わせた商品が増えてきています。検索も同じで、Google や Yahoo! ではできなかった個人への最適化が Evernote ならできるのです」 情報は記録が目的ではなく、未来に活かすために保存 ——お仕事以外ではどんな使い方を? 手塚「趣味だと美容関連のノートには『美レシピ』というタグを使っています。これには『メイク』とか『ダイエット』とか『アンチエイジング』などのタグがつくものが含まれていて、ほしいメイク用品などのページを保存したノートです。買うとき名前を忘れていても、パッケージの写真があるとスマホですぐ確認できて便利だと思います」 ——買った記録などはつけていませんか? 手塚「つけないですね。というか、いわゆる記録の類は Evernote には入れていません。気になったコスメ記事とかダイエット記事とか、将来ほしいものやすぐ役立ちそうな情報ばかりですね」 ——他にはどうでしょう? 手塚「私は海外ドラマが好きなんですが、見ているときにわからなかった英単語や表現を保存しています。単語集みたいなものでしょうか。Evernote のノートを画面左に出しながら、右で海外ドラマを再生させて見ることで、英語の勉強をしています」 ——写真などは保存しないのでしょうか。 手塚「写真は iPhoto で管理していますね。Google+ や Facebook に入れてシェアすることもあります。他にもファイルのバックアップには Dropbox、論文管理は Papers を使っています」 ——ソフトを分けるのはなぜでしょうか。 手塚「Evernote の検索精度を上げるためですね。私は Evernote を検索して活用するので、そのときのノイズはできるだけ減らしたいのです。だから、Evernote に入れるものと、入れるとノイズになるものを、大枠で分けてソフトを使い分けているのです」 ——ただ、仕事以外にも趣味のコスメ情報などは入れているわけですよね。その部分の使い分けは?

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「世界一周は選ばれた人のものじゃない」TABIPPOの前田塁さんに聞く旅の魅力

学生時代に世界一周の旅を成し遂げ、帰国後は仲間と共に世界一周団体「TABIPPO」を立ち上げた前田塁さん。5 月末からダンスユニット NUMBERS と共に、現在二度目の世界一周旅行中の前田さんにとって、Evernote は生活に欠かせない相棒だといいます。世界一周旅行の魅力や今後の目標などについて話を伺いました。 氏名:前田塁(まえだ るい) ブログ:Work Life Chaos | トラベルクリエイターのブログ サイト:TABIPPO 世界一周のきっかけはニューヨークへの交換留学 ——前田さんが仲間の皆さんと立ち上げた世界一周団体「TABIPPO」が、4 月 10 日に株式会社になりましたね。 前田「はい。おかげさまで世界一周団体 TABIPPO の法人登記を完了し、株式会社となりました。実は 4 年前の 4 月 10 日は TABIPPO を立ち上げてから初めてのイベントを行った日なんです。そう思うと感慨深いですね」 ——そもそも TABIPPO とはどんな団体なのでしょうか。 前田「TABIPPOは 世界一周を経験したメンバーで構成された団体です。ひとりでも多くの若者が旅をする文化を作るために活動しています。よくどうやって収益を上げているのかと聞かれるのですが、書籍を出したり、イベントを開催したり、旅行代理店や航空会社と一緒に若者が旅をしたくなるような仕掛けを作ったりすることで収益を上げています」 ——前田さんがそもそも TABIPPO を設立したきっかけについて教えていただけますか。 前田「少し話がさかのぼるのですが、僕は三重県出身で大学入学で上京してきたんです。最初は楽しかったのですが、東京暮らしにもだんだん慣れてきてしまって、この先ずっと東京にいるのかなぁと思い始めました。それで、その答えを海外に求めたんです。今思えばかわいいもんですよね(笑)。ロンドンや香港、ニューヨークといった世界の大都市なら東京よりももっとすごいんじゃないかと思って、いろいろ悩んだ結果、ニューヨークに留学することにしました」 ——なぜニューヨークを? 前田「何の根拠もなく選びました(笑)。結局、交換留学の形でニューヨークに 9 ヶ月間滞在したのですが、住んだら住んだで、また慣れてしまって、自分の世界が小さくなるような気がしたんです。そこで、帰国する際にニューヨークから反対周りに帰ってくることにしました。それが世界一周をするきっかけでしたね」 ——ちなみに「世界一周」ですが、何をもって一周とするのでしょう? 前田「いわゆる世界一周業界(?)的には、太平洋と大西洋を横断し、なおかつ一筆書きのルートで帰ってくることが世界一周の定義とされています。つまり、日本に一時帰国しないということですね。ただ僕としてはそこは何でもいいと思っていて、とにかく地球を片方の方向に進み続けて戻ってくれば、それは世界一周だろうと」 世界一周を通じて、周りの世界の広さに気づけた。 ——世界一周の魅力について教えてください。 前田「昨日までの常識が今日通じない、やっと覚えた常識が明日には通じなくなる。そんな風に毎日心を揺さぶられるのが世界をまわる醍醐味だと思います。同じ場所に 1 年間とか住む留学の場合は、その社会の常識にどんどん深く入っていくのが魅力なので、まったく別の良さがありますね。また、旅先でいろいろな人と出会い別れる”ハローグッバイ”も大きな魅力だと思います」 ——世界を巡ったことで価値観は変わりましたか? 前田「それが、価値観そのものは変わらなかったんです。ただ、自分が狭いと勝手に決めていた世界は思ったより広かったんだということに気付かされました。というのも、僕たちは自分の将来や進路を自分で選んでいるつもりでも、実際はある程度の選択肢から選ばされているわけですよね。だから今までは勝手に狭く感じていたのですが、世界を旅したことでまったく違う人々の世界に触れ、周りの世界の広さに気づくことができた。これは成果だったと思います。それに、一周して戻ってこれたことで、根拠のない自信も身につきました(笑)」 ——帰国されて、それから TABIPPO を設立された? 前田「帰国後は大手インフラ企業に一度就職した後、広告代理店に転職しました。そのとき、後に TABIPPO の代表となる清水が新事業を立ち上げるからと誘ってくれたのがきっかけでした」 ——なるほど。世界一周で役立ったツールやアプリなどはありましたか? 前田「出会った人とのコミュニケーション用に Facebook と、当時はまだ流行り始めたばかりだった Twitter ですね。最近では Evernote が旅行に欠かせないツールになっています」 ——Evernote をどのように活用されているのでしょう。 前田「日本にいるときは、たとえば海外の絶景の写真などをウェブで見つけたときにクリップしていますね。また世界一周に出るときって日本の部屋は引き払ったりするため、置いていく荷物もなるべく少なくしたいので、Evernote に入るものはすべてそちらに入れています。たとえば思い出の品なんかは写真を撮って Evernote

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「面白い本を書くためのスイッチをたくさん用意している感覚です。」

この記事はNTTドコモ様による寄稿です。 北欧の食やコーヒーカルチャーなど、ユニークな視点で北欧ガイド本を書いている森百合子さん。ご主人の正岳さんは会社員として働くかたわら、本の写真やデザインを担当。他にも北欧のイベントや北欧雑貨ショップを運営するお二人に、どのように Evernote を活用しているのか伺いました。 氏名:森 百合子、森 正岳 サイト:北欧Book twitter:@allgodschillun(百合子)@mizugoya(正岳) 写真を貼ったノートで、本作りのイメージを高める ——本を作る上で、具体的に Evernote をどのように活用されているんでしょうか。 正岳「僕たちの本には、現地で撮った写真をできるだけたくさん載せるようにしています。写真ありきで本作りをしているといってもいいくらいですね。Evernote は写真が貼れて、文字が書ける。これが助かるんです」 「取材で撮った写真は毎回膨大な枚数になってしまうので、その写真をデザイナーとライターがどう共有するかが問題です。以前は、ページごとにフォルダを作って候補写真を入れて LAN で共有したり、外部のデザイナーとやり取りする際には FTP で自分のサイトに写真をアップしてファイル名で指定したり…となかなか面倒な作業でした。」 百合子「本の台割や構成は主に私が考えるのですが、このページにはこんな感じの写真で、こんな説明を入れてと、ざっくりとしたイメージをまずデザイナーと共有するのに Evernote はぴったりなんです。以前、Word や Pages でもトライしてみたのですが、写真を入れると重くなってしまって使いにくくて。いま進行している本は、夫とではなく外部のデザイナーさんと組むので、さっそく Evernote で共有してみようと思っています」 「あと単純に、北欧の写真が入ったサムネイルが並んでいるのを見ると取材した時の気分がよみがえってきて気分が上がります。スイッチが入るというか、文字だけが並んでいる原稿を見ているよりずっとやる気がでますね。」 取材時のうっかりをなくせるように ——北欧には定期的に取材へ行っていらっしゃるんですね。 正岳「はい。以前の取材時のホテルや航空券のバウチャーなども Evernote に入れてあります。経費の計算や、次の取材計画を立てる時の参考になりますし。あと Evernote は録音もできるので、今後は別途レコーダーを持って行く必要もなくなりますね。カメラ機材があるので他の荷物をできるだけコンパクトにできるのは嬉しい。」 百合子「これまでは各取材先の連絡先などはすべてメモ書きや印刷したものを持参していて、取材先が多いのでうっかり書き忘れがあるんですよね。お店まで来たのに担当者の名前をメモし忘れたとか。それでメールを辿りたくてもつながらなくて慌てて WiFi 対応のカフェを探したり。今では事前のメールでのやり取りなど大事なものは Evernote に入れておくようにしています。オフラインで見られるのは旅先ではとくに心強いですね。取材依頼の定型文や、献本を送る際のお礼文なども入れてあります。」 決め手は関連ノート ——百合子さんは最近、正岳さんの薦めで Evernote を使い始めたそうですね? 正岳「僕の会社で Evernote Business を使いはじめたので、以前から使用していた Evernote プレミアムのアクティベーションコードを妻にプレゼントしたんです※以下参照。Evernote は絶対、彼女の仕事に適しているだろうと思って。」 百合子「私は新しいアプリだとかクラウドと言われてもさっぱりわからなくて。便利かもしれないけど面倒だな、自分はライターだから文字さえ書ければいいやと、長いこと Mac の Lightway Text だけでやってきました。Evernote は珍しく夫が積極的に薦めてきたのでとりあえずこれまで書いた北欧の原稿を片っ端から入れてみたんです。それで入れるたびに関連ノートが出てくるのを見て、これは便利だ!と」 「先日も『北欧女性の私らしい暮らし方』という講演の内容を考える際に、以前に書いた子育てや男女平等の原稿が自動的に出てきたので、何年にどういう法律ができたとか細かいスペック確認が簡単にできて、効率よくレジメが書けました。もちろん検索でもいいのですが、忘れていた原稿が出てくるのが関連ノートの面白いところですよね。そうだこのテーマならこんな要素を入れてもいいなとヒントにもなります。それに『北欧のインテリア』と『北欧の福祉』など異なるテーマを平行して書いていると、なかなか頭の切り替えができなかったりするんですが、関連ノートがあると書くきっかけがつかみやすいんです。」 コピーライターの仕事も、実はつながっている ——もともとコピーライターとして仕事をされていたんですね。 百合子「はい。今でもコピーの仕事は続けていますし、北欧の本や原稿を書く時でもタイトルにこだわったり、ちょっとひっかかるような言葉を選ぶとか、コピーライター的な視点は忘れないようにしています。ですから Evernote にもコピーライティングで使うネタ帳や、昔やったコピーの仕事も少しずつ入れているところです。コピーの仕事は美容関係に建築、ウェディングなどクライアントも様々で一見、北欧とはまったく関係のないジャンルなんですが、そのジャンルならではの言葉遣いがふと面白いなと思ったり。意外なところでつながってきたりするんですよ。他にもコピーのネタ帳として、タイトルや目次が面白い雑誌やサイトもクリップしています。面白い本や記事を書くためのスイッチをたくさん用意している感覚です。」 ——講演やトークイベントなども積極的にされているそうですね。 百合子「トークショーでもなるべくたくさんの写真をスライドで見せながら話すようにしています。スライドショーはパワーポイントで作るのですが『Evernote に添付して担当者に公開 URL を送れば、動作確認できる』と夫に教えてもらって、なんて便利なんだ!とまた驚いて(笑)。これまでは宅ファイル便で送ったり、当日

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片付けのコツは「本当に好きなものだけを残す」こと——小西紗代さんに聞く主婦のための収納術

収納サロン『神戸のちいさな収納教室』を主宰するなど、整理アドバイザーとして活躍する小西紗代さん。プライベートでは主婦であり、二児の母でもある小西さんの提案する片付け術には、Evernote が大きな役割を果たしているのだとか。Evernote 整理収納アンバサダーでもある小西さんに、片付けられない人向けの整理法を伺いました。 氏名:小西紗代(こにし さよ) サイト:ちいさいおうち ~神戸のちいさな収納教室~ Facebook: @chiisaiouchi.sayo 本当に好きなものだけを残せば、いらないものが見えてくる ——小西さんは神戸で収納教室を開催されていますが、片付けに悩んでいる主婦の方は多いのでしょうか。 小西「大勢いらっしゃいますよ。物が捨てられない、片付けられないという主婦は多いです。なぜかというと、主婦って”持っていたい”んですよ。お子さんが学校から持ち帰るプリントも、旅行で買った思い出の品も、新聞や雑誌から切り抜いたページをまとめたファイルも、全部を持っておきたいと考えるんです。物が捨てられないというのは、持っていると安心できるからというのが理由として大きいんですね」 ——なるほど。家族がいると物も増えますしね。 小西「そうなんです。主婦の場合、自分一人だけの問題ではなくなるんですね。たとえばお子さんが3人いると、それぞれ学校行事の日が違っていたりして、プリントの管理だけで一苦労です。さらに自分でも仕事をしていたりすると、もう頭の中がぐちゃぐちゃになって整理できなくなってしまいます」 ——そうならないためには、どうすればいいのでしょう。 小西「やはりまずは物を捨てることからです。私は講座でよく、本当に好きなものだけを残せばいらないものが見えてくる、と話しています。自分の好きなものだけ残して、家を自分の好きなものだけのお城にするんです。一番好きなものなら長く使いますし、それ以外はなかなか買わなくなりますよね。必然的にものが増えにくくなります」 過去の思い出と未来の不安は気にしない ——とはいえ、「今度使えるかも」と思うと捨て難いものも出てきます。 小西「過去の思い出と未来の不安は気にしないことがコツですね。たとえば思い出にしても、別に現物で持っていなくてもいいのです。写真を撮ってデータ化すれば物は捨ててしまえます。私は子育て18年目になるのですが、どこかで捨てないといけない時ってくるものなんですよ。私は”捨てる”ではなく”お別れする”と呼んでいます」 ——思い出の品だけでなく、学校のプリントなども写真を撮って捨てるのでしょうか? 小西「そうですね。撮った写真の保存には Evernote を使います。先ほど主婦は”持っていたい”んだと言いましたが、Evernote ならすべての情報をつねに持ち歩けます。学校のプリントはもちろん、保険証の番号やカード番号、明細、使っている化粧品の品番、買う予定のもの……すべて Evernote に入れてあります」 ——小西さんが Evernote を使うようになったきっかけは何だったのでしょう。 小西「私が開催している収納教室で、3年くらい前に生徒さんからお薦めしていただいたのがきっかけです。ただ、最初はノートが増えすぎて、整理もしていなかったことから挫折してしまい、1年ほど使っていなかった時期がありました」 ——挫折経験があるのですね。 小西「それで、どうして挫折したのかを考えた結果、タグとノートブックを使わずにノートを増やしすぎたのが原因だったと気づいたんです。以来、タグとノートブックできちんと整理するようにしています」 ——タグとノートブックはどのように使い分けているのでしょうか。 小西「タグはパッと思いついた言葉でつけています。ノートを探すとき、検索も使いますが、タグをバーッと見ていって探せるようにもしているんです。逆引きみたいなものですね。ノートブックは分類分け。ノートブックをさらにまとめてスタックにできるのでとても便利です」 ——かなり細かく分類されていますね。 小西「はい。細分化するのがコツですね。先日、東京で開催した講座で Evernote を紹介したのですが、生徒さんにはとにかく細分化するよう言っています」 Evernote が主婦にとって理想的なのは、いくらでもデータが入れられること ——なぜ Evernote が整理ツールとして便利だと思われたのでしょう。 小西「なんといっても保存容量が無制限にあるところです。無料プランだと毎月のアップロード容量は60MBに制限されますが、それだって上手に使っていけば Evernote 自体には無限に入れていくことができます。多くのクラウドストレージの場合、全体容量に限界があるため、増えた分はどこかで減らして調整しないといけません。何度も言うように主婦はすべてを持っておきたいので、いくらでもデータが入る Evernote は主婦向け整理ツールにぴったりなのです」 ——なるほど。 小西「個人的にはリマインダー機能と、メール内容を Evernote に転送して保存できる機能が気に入っています。リマインダーは子どもの学校行事関係のノートに設定しておくと ToDo 的に使えますし、メール転送機能だと日付や相手などメールのヘッダやフッタ情報、やりとりの履歴なども一緒に入るのが便利です」 ——ちなみに、生徒さんにはまず Evernote で何をするよう教えているのでしょうか。 小西「まずは私の講座で使っているレジュメを入れるところからですね。その後は生徒さん自身の使い方で Evernote を使われているようですが、やはり学校関係の書類を入れる方が多いです。とにかく書類を手にとったらすぐに Evernote のドキュメントカメラで撮影して入れること。一旦どこかに置いてしまったらダメです。すぐに撮影して入れて、現物は捨てるのです」 ——そうするとノート数はかなりの数になりそうですが、小西さんのノート数は400くらいと、それほど多くはありませんよね。後からノートを消しているのですか? 小西「そうですね。これは人によっても違うと思いますが、私は”記録”と”情報”を分けて考えています。”記録”は残しておかないといけないもので、情報は使い終わったら捨てる、つまり削除するものです。たとえば新聞広告に載っていた新商品の爪切りを主人のために買ってあげようと思って、その部分を撮影して入れておいたのですが、これは買い終わったら捨ててしまいます。一方で、ギフトというノートブックに何をいつ誰に贈ったかという贈答の記録をつけているのですが、これは後から見返したときに役立つので、そのまま残しています。残すものと捨てるものを分類しておくと、いたずらにノートが増えないので整理が楽になります」 ——ノートを拝見していると、写真が入っていることが多いですね。たとえば化粧品にしても、品番をテキストでメモしているのではなく、写真を撮って入れていらっしゃる。 小西「写真の方がわかりやすいですからね。書き写すと間違うこともありますし、化粧品などは写真を撮って見た目で探す方が早く見つかることも多いんです。Evernote のドキュメントカメラは本当に優秀で、スキャナを買わなくてもこれだけでOKなんです。本当はScanSnapなどを買うといいのでしょうけど、主婦的には高い買い物なんですよね(笑)。その点、Evenote は iPhone だけで完結できるから楽です。ただ、生徒さんの中にはそもそも iPhone

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物書き・倉下忠憲さんのデジタルとアナログを融合した知的生産術

『Evernote「超」仕事術』をはじめとする多数の書籍の他、ブログ、有料メルマガなど、”物書き”として精力的に執筆活動を行う倉下忠憲さん。Evernote 知的生産アンバサダーでもある倉下さんの日々尽きることのないアイデアは、いったいどのようにして生み出されているのでしょうか。デジタルとアナログを融合した倉下さん独自の知的生産術について伺いました。 氏名:倉下忠憲(くらした ただのり) サイト:R-style サイト:シゴタノ! Facebook: @rashitaportal ノート数が膨大になるとログの相転移が起きる。 ——本日はお忙しいところありがとうございます。まず倉下さんのお仕事について教えてください。物書きということで様々な文章を執筆されていますよね。 倉下「はい。ブログ「R-style」を毎日更新している他に、毎週発行の有料メルマガと、書籍の執筆などを行っています。内容は仕事術やライフハック、知的生産に関するものが多いですね」 ——まさにその知的生産についてお伺いしたいと思っていました。倉下さんは膨大な文章を執筆されていますが、書く内容やアイデアはどのようにして生み出されているのでしょうか。 倉下「私の場合、アイデアは Evernote から生まれています。一番多いのはネタ帳的な使い方ですね。ちょっとしたアイデアを放り込んだり、そうやってストックしておいたネタを引っ張りだして書籍の原稿執筆に使ったりと、短期的なアウトプットから長期的なアウトプットまですべて Evernote を使って行っています。PCを開いている間、Evernote はつねに開きっぱなしで、いわば2番目のOSという存在です。ないと仕事が回りません」 ——ネタを放り込むというと、メモをとったりウェブページをクリップしたり? 倉下「メモとウェブクリップが半々くらいでしょうか。数としてはウェブクリップの方が多いと思います。現在は、だいたいウェブクリップのノート数が12,000くらいで、アイデアを入れておく「アイデアノート」が3,500くらいですね。タグづけすることもありますが、大雑把に放り込んでおいて検索に頼ることが多いです。そうすると偶然引っかかったノートから何かひらめいたりもするんですよ」 ——過去に自分が入れておいたノートが検索で偶然出てきて、そこから何かひらめくということですか。 倉下「そうですね。ただ、この方法はノート数が10,000あたりを超えてこないと本当の面白さが見えてこないと思います。ノート数が膨大になって、何を保存したか自分でもわからないくらいになると、蓄積していたログの相転移が起きて、自分が思っている以上の価値が出てくるんです」 すべてを Evernote に集約するメリット。 ——それでもブログ、メルマガ、書籍と3つのメディアをハイペースで執筆するのはかなり大変なのではないかと思います。特にブログは毎日書かれていますよね。 倉下「ブログのネタは、思いついたものや参考になる元ネタをつねに Evernote にストックしています。さらに、自分が書いたブログ記事もアーカイブとして保存しているんですよ。こうすると、検索したときに関連ノートで過去に書いた記事とアイデアが結びつく可能性があるので。有料メルマガも同じで、過去に書いた記事をすべて保存しています。それに、有料メルマガは連載ものが多いため、先週や先々週の記事を参照する必要がありますから、保存しておくと楽なんですよね。細かいところでは、有料メルマガのテンプレートも Evernote に保存しておいて、それをコピペしてエディタで記事を書くなど効率化しています」 ——なるほど。書籍の執筆に関してはいかがですか? 倉下「書籍の場合もやはり、コアとなるアイデアをストックしています。また、書いている原稿も保存していますし、戻ってきたゲラの PDF も保存してあります。書籍の場合は長期のプロジェクトになることが多いので、タスク管理も Evernote で行っていますね。タスク管理に関しては専用ツールの方が便利だと思うので万人にオススメはしませんが、せっかくチェックボックスがあるので、簡易的な管理なら Evernote で十分なんです」 ——すべての作業を Evernote に集約しているわけですね。他にも様々なツールがあるかと思いますが、Evernote にまとめることのメリットは何かありますか? 倉下「なんといっても、探す場所が一箇所でいいということですね。タスクも資料も原稿もすべて Evernote に入っている状態なので、他のツールに探しに行く必要がありません。あとは、私は自宅かカフェで仕事をするのですが、Evernote か Dropbox にさえアクセスできれば原稿が書けるというのは助かりますね」 ——では、具体的にノートブックの使い分けについて教えてください。 倉下「まず、保存したノートは inbox ノートブックに入ります。これはいわゆる受信箱ですね。ここから、タスク管理に関することは「セルフマネジメント」に、アイデアは「アイデアストッカー」にといった感じに振り分けていきます。「アイデアストッカー」はさらに、「シンクノート」「アイデアノート」「使用済みアイデア」という3つのノートブックのスタックになっています」 ——それぞれどのような違いがあるのでしょう。 倉下「通常の断片的なアイデアは「アイデアノート」に入ります。それがもう少し時間が経って使えるものに進化したら「シンクノート」に移動します。逆に使い終わったアイデアは消すのではなく、「使用済みアイデア」に入れておきます。こういうことができるのが Evernote の面白いところですよね。普通は使い終わったものは消すと思いますが、もしかしたら今後また別のアイデアと関連するかもしれない。自分の Evernote ノートをランダムに表示できる EverShaker なんていうアプリもあります」 デジタルとアナログにはそれぞれの良さがある。 ——アイデアを Evernote から探し出す方法についてはよくわかりました。では、そうやって取り出した断片的なアイデアを、倉下さんはどのようにして”使えるアイデア”へと育てていくのでしょうか。 倉下「これは発想法の話になるのですが、たとえば何かしらのテーマで本を書くことになったとします。そうすると、私はまず自分の Evernote を検索します。検索対象は「アイデアノート」と、ウェブクリップを保存している「スクラップ」ノートブックです。本のキーワードで引っかかったノートは「進行中プロジェクト」ノートブックに移動して、そこから思いつくことを少しずつ増やしていき、本の形に育てていきます。また、そもそもテーマ自体がふわっとしていて具体性がないときは、アナログなやり方を併用します」 ——アナログなやり方というと? 倉下「アイデアトリガーカードですね。「逆から考える」とか「拡大する」とか「俯瞰する」とか、そういった視点を動かすようなキーワードが書かれた紙を持っておいて、ぼんやりとしたテーマを、そうした視点の切り替えで考えるのです。もう一つのやり方はマインドマップです。この場合は、Evernote

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美術鑑賞記録のススメーー好きなものがたまっていくうちにいつのまにか意味が生まれる

美術鑑賞が趣味で、収集したパンフレットなどを保管するのに Evernote を使っているという岡部美沙子さん。鑑賞記録としてだけでなく、好きなものを集めるツールとしての Evernote 利用法を伺いました。 氏名:岡部 美沙子(おかべみさこ) 「パンフレットの束を捨ててすっきりしました」 ——Evernote を美術鑑賞の記録に使われているそうですね。もともと美術鑑賞がお好きなのですか? 岡部「以前はあまり興味がなかったのですが、若冲という江戸時代の画家の展示を友人に連れられて見に行ったらハマってしまって。いろいろな美術展を回るようになりました。若冲の他にはミュシャやクリムトが好きでよく見に行っています」 ——Evernote を美術鑑賞の記録に使われ始めたのはいつ頃からですか? 岡部「昨年の 4 月くらいからですね。最初はまとめ記事でも書いた通り、美術館めぐりで収集したパンフレットをまとめる目的で始めたのですが、それから使い方の幅が広がっていった感じです」 ——ということは、もともと Evernote を使っていて美術鑑賞に使い出したわけではなく、最初からその目的で始められたのですね。 岡部「そうなんです。Evernote ってよくオススメアプリで紹介されるので、気にはなっていたんです。ただ、正直どう使っていいのかわからなくて(笑)。日記みたいなものかなと何となく思っていたのですが、美術館めぐりで溜まりに溜まったパンフレット類を何とかしたいなと思ったのがきっかけでしたね」 ——ということはパンフレット類は……。 岡部「紙類はスキャンした後、捨ててさっぱりしました(笑)」 いつのまにか好きなものがたまって新しい視点や価値が生まれてくる ——そうやって保存したパンフレットって、後から見返すのでしょうか。 岡部「見直しますね。ここ行ったなぁとか振り返るのが好きなんですよ。でも紙のパンフレットのときはさすがに多くなりすぎて、途中から開くのが億劫になっていました。だったら検索もできるんだから、デジタル化した方がいいのかなと思ったんです」 ——整理はタグやキーワードで分類を? 岡部「タイトルに『2008 年 3 月◯◯展』みたいな感じで書き入れていますね。タグで整理してもいいのかもしれませんが、タイトルにつけておくと題名順に並べたときにちゃんと時系列順に並んでくれるんですよ。それが便利ですね。美術展のパンフレットって綺麗なデザインのものが多くて、サムネイルがずらっと並ぶのを見るだけでも楽しかったりします」 ——たしかに色合いも綺麗ですね! パンフレットをスキャンしたノートに何か書き込んだりもするのでしょうか。 岡部「感想を書き込んだりしますね。その場では Evernote に感想やメモをとって、帰宅してからスキャナでパンフレットを取り込んで保存。それからメモした感想をつぎはぎして一つのノートにしています」 ——綺麗にまとめられていますね。これは後から見るのも楽しそうです。 岡部「見返すことで新しい視点や価値が生まれてくるのかなと思います。いいもの作ろうと思わずに使っているうちに、いつのまにか好きなものがたまって意味が生まれるという感覚です。ノートを消すこともあまりないですね。残っていれば、それはそれで何かを考えるきっかけになったりしますから。中には一行で終わっているノートなんかもありますよ(笑)。そういうノートは『自由』というノートブックに入れています」 ノートブックは大まかな分類、タグは気軽かつ横断的に。 ——ノートブックやタグの使い分けについて教えていただけますか。 岡部「ノートブックは大まかなくくりですね。ノートブックって一旦作ると私は心理的に消しづらいので、こう使おうという見通しが立っていれば作ります。 タグは一度作っても、これはもういらないなと思ったら簡単に消せますから、気軽につけていますね。美術館の名前とか、アーティストの名前とか。特定のキーワードで抽出できるのはとても便利です。あと、ノートブックを横断してつけられるのもタグの利点ですよね。 例えば『お酒』というノートブックと、同じく『お酒』というタグがあるのですが、ノートブックの『お酒』は自分が飲んだお酒を記録したノートを分類しています。タグの『お酒』はそれに限らず、お酒にかかわるノートすべてにつけていますね。たとえば私は本が好きなのですが、おいしそうなお酒の描写がある本には『お酒』タグをつけています」 ——なるほど。ノートブックとタグで整理の軸を分けているわけですか。 岡部「そうですね。私は舞台もよく見に行くのですが、たとえば渋谷の文化村という施設には劇場もあるし美術館もあるんです。劇場と美術館は違うジャンルですけど、文化村という点では共通しているので『文化村』タグをつけることで整理しています。他にも『銀座』タグなら銀座にあるバーの記録ですとか、銀座で開催されたイベントに参加したときの記録、銀座に関係する本の記録などにタグづけしていますね」 ——多趣味なところをタグでうまく整理されているのですね。他に Evernote はどんな使い方をされていますか? 岡部「これは Evernote の解説本とかによく載っているやり方なのですが、持っている衣服の写真を撮ってワードローブみたいにしています。服を買うときに、これと同じようなものを持っていなかったっけって探したり、この服とあの服は合うかなって考えたりするのに使えますね」 ——美術鑑賞以外にも色々な場面で Evernote をお使いいただいているのですね。岡部さんにとって Evernote の一番のメリットはどこにあったのでしょう。 岡部「紙の束がなくなってすっきりしたのもそうなんですが、やっぱり、外にデータを持って行って人に見せられることですね。見ている途中で他のパンフレットを見たくなったら、ノートを検索したりもできますし。ファイルでアナログに管理していたときは持ち出すことは絶対にできなかったことですから」

インターネット時代のクリエイター必見!声優が実践する作品とアイデアの整理法

CMからゲームなど、様々なジャンルで声優として活躍中のほた かけるさん。表現者としての活動に Evernote がどう役立っているのかを伺いました。 氏名:ほた かける ブログ:CN2&TEAR* Twitter:@cn2_kakeru 「整理することが苦手なので Evernote は重宝しています」 ——いつ頃から Evernote をご利用ですか? ほた「Evernote は学生時代から自然に使っていました。学校や家で研究をするときに、いちいちデータを USB メモリで持ち帰っていると、なくしてしまうリスクがあると思って、それよりも Evernote を使った方が楽かなと。 最初は授業のノートをとって保存したり、もらった紙類を PDF にしてとりあえず入れておいたりしていましたね。私は本当に整理することが苦手で……(笑)。Evernote はキーワードを入れておくだけで検索できるのが助かっています」 ——そこから現在はお仕事でも使われているわけですね。 ほた「そうですね。使っているうちに Evernote で録音もできることに気づいたので、声優のレッスンを録っておくのに使うようになりました。 今はボイスサンプルを入れておいてすぐに出せるようにしておくのはもちろん、作詞のお仕事で仮歌を入れておいたり、台本をもらったら自分の声をボイスメモで録音して入れておいたり、勉強会を録音したりしています。 最初はローカルで保存していたのですが、クラウドに上げておいて後から検索できた方が絶対便利だなと」 ——声優さんのお仕事と Evernote は相性が良さそうですね。後から検索するために何か工夫していますか? ほた「命名規則だけ決めていて、どの単語で検索すれば何が出てくるかわかるようにしていますね。たとえば日付とか、ライブの主催者の方の名前とか。 あとは請求書や年賀状をお送りするときに、自分が担当したキャラの絵を描いて送るのが好きなんです。それもキャラ設定や絵をあらかじめ Evernote に入れておいて、検索ですぐ出せるようにしていますね。 逆にタグはあまり使いません。タグだとつけ忘れて取りこぼすことが多いので、今はもう検索一本勝負です(笑)」 Evernote が便利なのは、写真もテキストも音声も全部が入るから ——声優さんにとっては「声」が作品だと思いますが、その意味では表現者の方が作品を入れておける場所になっているわけですね。 ほた「何より、探さなくていいというのが良いですね。昔作ったファイルがどこにいったかわからなくなって、結局見つからないことって多いと思うのですが、Evernote を使い始めてからは作品や宣材写真なんかもすぐ出せるようになって、とても便利になりました」 ——他にはどんなものを入れていますか? ほた「何でも入れています。たとえば作詞に関してはあらかじめフレーズをいっぱい考えておいて、Evernote に入れておくんです。そうしておくと、コンペなどがあったときは作詞の作業がすごく早くなるんですよ。 あとは台本も紙のまま全部を持ち歩いているとすごい量になるので、特に練習したいところは iPhone で写真に撮って Evernote にアップしておきます。帰ってからそれを見ながら練習したりしますね。 歌のお仕事のときは楽譜をスキャンして入れておいたり、仕事のネタになりそうなものをクリップしたり、進捗状況や日報をメモしたり。写真もテキストも音声も全部が入るので重宝しています」 頻繁にアップデートするノートはノートブックを分けておく ——プライベートではいかがですか? ほた「アイドルの衣装の写真を集めるのが大好きで、iPhone のアルバムに写真を保存したら自動的に Evernote に入るよう IFTTT でレシピを作っています。指定したアルバムとだけ連携できるのが便利ですね」 ——収集が趣味だと Evernote はぴったりですね。 ほた「あとは趣味でアクセサリを作るので、作りたいデザインや参考になる写真なんかをクリップしていますね。アニメキャラをモチーフにしてアクセサリを作るという二次創作活動をやっているのですが、それをまとめたノートブックもあります」 ——ノートブックはどのように使い分けされているのでしょう。 ほた「最初に作ってもう使っていないノートブックも多いのですが、今も使っているものだと、参考資料やテンプレート系、担当キャラをまとめたものなどがありますね。 先ほどの衣装のまとめや作りたいアクセサリのまとめ、ライブでのやることリストなど、よく参照するものや頻繁にアップデートしていくノートに関してはノートブックを分けています」   ——お話を伺うと、ネットに限らず表現活動をしている方にとって Evernote

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ユニークなアイデアはどのように生まれるのか。リブセンス村上さんの情報整理法

「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンのもと、アルバイト求人サイト「ジョブセンス」や賃貸情報サイト「door 賃貸」、クチコミ情報サイト「転職会議」など多数のメディアを運営する株式会社リブセンス。最近ではスタートアップを支援するプログラム「STARTUP50」をクックパッドと一緒に始めたりと、ユニークなプロジェクトにも積極的に取り組まれています。 同社のビジネスアイデアはどのようにして生まれてくるのか。Evernote のヘビーユーザでもあるという代表取締役社長である村上太一さんに、情報の整理術を伺いました。 氏名:村上太一(むらかみ たいち) サイト:株式会社リブセンス Twitter: @m_tai1 自宅の住所も電話番号も、すべてを Evernote に集約。 ——村上さんは Evernote を昔からお使いいただいているとか。 村上:使い始めたのは2009年くらいからでしょうか。今はもう生活になじみすぎていて、Evernote がなかった頃にどうやって情報を整理していたのか思い出せないほどです。実際、どうしてたかな……新規事業案はワードファイルにまとめていたんですが、よくどこに保存したか忘れてしまってましたね。考えたことなんかは非公開のブログを作ってメール投稿でメモしていました。今思うと保存性は弱かったですね。 ——そのあたりの役割を現在は Evernote が担っている感じでしょうか。 村上:そうですね。とにかくすべてを Evernote に集約しています。私はもう、自宅の住所や携帯電話の番号も憶えていないんですよ。それもぜんぶ Evernote に入れてしまっています。 ——それは徹底していますね! 村上:我ながら興味深いなって思います(笑)。それくらい Evernote を使っているんですね。一番使うのはメモ。たとえば飲み会なんかでも何か思いついたら iPhone で入力しますし、変換が面倒だからひらがなでバババッと書いて送ってしまいます。また、町を歩いていておいしそうなお店を見つけたら写真を撮って送ります。そうやって入力したノートを毎週土曜日に整理することにしています。 不要な情報は削除し、ノートは約700に厳選。 ——整理というと? 村上:Evernote に送った情報は、そのままだと綺麗に整理されているわけではないんですね。それを土曜に整えるわけです。たとえば文章をリライトしたり、タグの付け直しをしたり。Evernote にはノートブック機能もありますけど、私は基本的にタグで管理することにしています。ノートブックを分けるのは会社の議事録くらいですね。タグには000とか001とかを頭につけて、並び順を整理するやり方をとっています。 ——各情報を週末にもう一度見返して整理するということですね。 村上:ええ。私は Evernote に著名人の名言などの言葉をメモすることが特に多いんですよ。たとえば先日、「人生は螺旋階段状になっている」という言葉を聞いて、その場でメモしました。あくまでも外出先からのメモなので、変換も適当だったり、タグも付いていない状態です。このようなメモを後から見返し、その言葉が引用されているホームページを調べたりして整理するわけです。「考え」「知識」「新規事業」「メモ」「連絡先」などがよく使うタグですね。「連絡先」タグには食べログに載っていない飲食店の連絡先なんかを入れています(笑)。 ——そうなると、不要な情報も出てきますよね。 村上:不要な情報はどんどん消していきますね。Evernote のゴミ箱には今、ファイルが18,000件入っています。生きているノート数が700くらいですから、大量に入れたメモを後からかなり消しているってことですね。 ——700のノートは生き残った精鋭というわけですね(笑)。 村上:そうですね(笑)。それをさらに一年に一度か二度、すべて見直すことにしています。そうすることで知識を定着させていくんですよ。かなり昔に入れた内容の場合、今見ると「当たり前すぎるじゃん」って思う情報も出てきます。そういうものは自分の中に記憶として定着しているということなので、Evernote からは消していきますね。ノート数がそれほど多くないので、見返すタイミングで何度も同じノートを参照できますから、定着させやすいのかもしれません。 ——まずは情報を入れて、後で整理し、定期的に見返すことで自分のものにしていくというわけですね。 村上:その情報を保存する最後の場所が Evernote なんです。情報収集には Feedly と Pocket を使っているのですが、最終的には Evernote に入ります。 「新規事業」タグからアイデアを掘り起こす。 ——日々の ToDo などはどのように管理されていますか? 村上:Evernote でなくて申し訳ないのですが、ToDo に関しては Dropbox を使っています。ToDo.txt というテキストファイルを入れて、どんどん上書きして管理しているんです。もう上書き回数は3,000回くらいにはなっていますね。履歴を見返すと日記みたいになっているのかも?(笑) ——シンプルな方法ですね。ところで最近は「STARTUP50」などユニークなプロジェクトにも取り組まれていますが、そうした事業案やアイデアはどのようにして生まれてくるのでしょうか。 村上:Evernote に「新規事業」というタグがあって、そこにアイデアを入れてあるんですよ。いろいろな視点をメモしておいて、それを見てアイデアを出していきます。たとえば、「顔認識×レジ」とか「タクシー×ビッグデータ」みたいに、思いついたものをメモして入れています。ちょっと前に新規事業提案会があったのですが、そういうときに「新規事業」タグからノートを掘り起こしていますね。他にもリブセンスでのノウハウをドキュメント化して共有できる仕組みを作ろうということがあったのですが、このときも Evernote

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「これからは記憶を外部でうまく管理する時代がくる」堀 正岳さんインタビュー

今回、お話を伺ったのは Evernote ライフスタイルアンバサダーの堀 正岳さん。ブログ Lifehacking.jp 管理者であり、ライフタイル、ガジェット、ITについて幅広く執筆されているブロガーです。本業は北極における気候変動を研究する研究者であり理系博士という経歴の持ち主。マルチな才能を発揮する堀さんは、Evernote をどのように使っているのでしょうか。 氏名:堀 正岳(ほり まさたけ) blog:Lifehacking.jp Twitter:@mehori 「Pocket と Evernote の二段構えで情報を整理しています」 ――堀さんは初期の頃から Evernote をお使いいただいていますよね。かなり使いこなしているのでは? 堀「それが、そういうわけでもないんですよ。普段はよく使うノートが4、5個。タグが5つくらいで、あとは投げ込むだけというシンプルな使い方なんです。連携アプリもあまり使っていませんね」 ――それはちょっと意外でした。 堀「最近のアプリはたいてい Evernote との連携機能を持っていますし、 メールで転送して投げ込むだけでも十分ですからね」 ――以前からずっとシンプルな使い方を? 堀「最初の頃は逆に何でも入れようってやっていたんですよ。だけど、やっているうちにあとで使わないものってわかってくるんですよね。これは絶対にあとで使うっていうものは Evernote に入れますけど、どういう意味が出てくるか未知数なものは、最近では Pocket というアプリを使って吟味するようにしています」 ――Pocket というとウェブの記事なんかを”あとで読む”ためのアプリですよね。 堀「ええ。情報の間口は RSS とか Tumblr とか広くとっているのですが、そこから気になった情報をまず Pocket にどんどん入れていくんですよ。RSS リーダーは Feedly を使っていますが、スターをつけると自動的に Pocket に入るようにしています。この時点でたとえば100あったものが、10くらいに減ります。そうしたら次は Pocket で内容を読みます。ここで最終的に2くらいまで絞りこみます。今度は IFTTT を使って、Pocket でスターをつけたものが自動的に Evernote に入るようにしているんです。この二段構えで情報を整理するので、結果的に Evernote にはそれほど数は入らないんです。 「Evernote を使うまでは仕事の経験を記憶しておくしかなかった」 ――徹底していますね。入れるものはブログのネタやお仕事関連ですか? 堀「そうですね。たとえばブログのアイキャッチで使うストックフォトなんかを入れています。ここで重要なのは、Evernote があらゆるファイルに対応しているということ。中には JPG ではなく、Illustrator のデータも一緒に入れておきたいことがあるのですが、Evernote ならファイル形式が違っていても一つのノートでまとめられますからね」 ――お仕事ではどんなものを? 堀「仕事だと資料を入れることが多いですね。たとえば仕事で使うツールのスクリプトでしたり、サンプルプログラムなんかを入れています。これで0から始めずに済むことが増え、毎回数十分は節約になる。仕事がかなり片付きますね。Evernote を使うまでは仕事の経験って、頭の中に入れておくしかなかったんです。必要になったら、「たしかこうだったよな」とか、「たしかここに入れておいたはず」とか言いながら探す必要があったわけです。ぼくも自分の頭の中か、情報カードか研究ノートに入れておく程度でした。それが Evernote ならキーワードを入れてやるだけで取り出せますからね」 ――何となくでもキーワードで検索すれば見つかりますよね。 堀「検索といえば、キーワードを入れると「関連ノート」(プレミアム機能)として別のノートが出てくるようになりましたよね。あれも面白い。ピンポイントでひとつのノートだけを呼び出すのではなく、色々紐付いて出てくるところが人間の記憶に近いと思うんです。人間の記憶って5年くらいで消えていくので、そうなってからが

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「Evernote を使うと家事を大幅に効率化できます」――本間朝子さんの活用術

自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、働く女性に向けて「知的家事」を考案し提唱する知的家事プロデューサーの本間朝子さん。雑誌取材やテレビ出演など多忙な日々を過ごされる本間さんが、知的家事の重要なツールとして使われているのが Evernote です。 具体的にどのように Evernote を家事に取り入れているのか、本間さんにお話をうかがいました。 氏名:本間朝子(ほんま あさこ) オフィシャルサイト:働く女性の知的家事ノウハウ     「Evernote でマイレシピ集を作っています」 ――さっそくですが、本間さんは Evernote をどのように使われているのでしょうか。 本間「メインとしている使い方は”マイレシピ集”を作ることですね。献立を考えるのにクックパッドのようなレシピサイトや料理本を参考にする際、集めたレシピをどこに保存するかというのは良くある悩みだと思います」 ――なるほど。紙の本はスキャンして入れるのですか? 本間「スキャンではなく、ページの写真を撮って入れています。Evernote はスマートフォンとタブレットとPCに入れているのですが、実際はPCで使うことはほとんどありません。クリップや保存はスマートフォンでしています。保存したい画面のキャプチャをスマホで撮って、それを Evernote のノートに貼付けるだけです。思い立ったときにすぐできるのがいいですよね」     ――どこで見つけたレシピでも気にせずに一元管理しているのですね。 本間「ええ。保存したレシピにはタイトルをつけて、使っている食材の名前や、料理の種類、その料理を好きな家族の名前などの情報を入力しています。『副菜』とか『おつまみ』『パーティー』『自信作』(笑)といった感じです。こうすると、今ある食材で検索したり、用途から検索したりと、横断していろいろな探し方ができて便利です」 ――気分にぴったりのレシピが見つかりそうです。 本間「集めていくうちに自分が好きなレシピだけが貯まっていくので、自分好みのマイレシピ集ができあがります。私はもう Evernote を2年使っているので、かなり自分に合わせたレシピが集まっています」 ――完成した料理の写真は入れていますか? 本間「私は入れていません。手間なことをしようとすると続かなくなってしまうので。面倒でない方は入れるといいでしょうね。自分の苦にならない程度に使うのが一番だと思います」   「Evernote はフォーマットが決まっていなくて、自由度が高いところが魅力です」 ――Evernote 以前はどんな方法を提案されていたのですか? 本間「冷蔵庫に磁石で貼って、紙を差し込んで出し入れできるレシピファイルというものがあるんですよ。キッチンでレシピを見ながら作れるのはメリットですが、今はタブレットがありますから、たとえばスタンドに立てて画面スリープをオフにしておけば同じことができます。やっぱり紙だと増えてきたときに管理しづらいですし、大きさがバラバラで整理しにくかったり、ふせんを貼っていたのに剥がれてしまったり。それに結局、頻繁に使うレシピは一部だけだったりもします。デジタルにすればあまり使わないレシピを入れておいても場所もとりませんし、探すのも Evernote で検索した方が圧倒的に早いんです」 ――まさに本間さんが提唱する”知的家事”ですね。Evernote を2年間使い続けてこられて、どこが一番の魅力だと感じていますか? 本間「自由度の高さですね。フォーマットが決まっているわけではないので、気が楽なんです。”ここにこういうことを書け”みたいに決まっていると、たぶん使わなくなって紙に戻っていたと思います(笑)」 ――共有機能などは使われていますか? 本間「夫と共有して使っています。お互いに買い物を頼みたいときに、何を買うか詳細を入れておくんです。たとえば洗剤を買ってきてほしいとして、その洗剤の商品名を正確に伝えるのって意外と難しいですよね。同じ名前の製品でも違うバリエーションのものがいくつかあったり。その間違いをなくすために、買うものはパッケージの写真を撮って共有しているんですよ。これなら誤解もないし、いちいち詳細を確認しなくてもよくなります」 ――これもまた小さなイライラをなくす一つのテクニックですね。 「困ったときの Evernote」 本間「あとは、先日引っ越しをしたのですが、そのときに『快適な住まい』というノートブックを作って夫と共有しました 。計測した部屋のサイズや近隣の行ってみたいお店、自宅の住所、ポストの番号、自転車置き場の場所、引っ越し会社の連絡先など、引っ越しに関する情報をすべて入れておきました。これはとても助かりましたね。何か引っ越しについて疑問があっても、ここを見ればすべてわかるようになっていましたから」 ――サッと見つかれば、情報を探す時間も短縮できて”時短家事”につながりそうです。 本間「他にもプライベートでは、仕事のネタや原稿のアイデア、それに悩み事なんかも書いています。書くことですっきりするというのもあるし、何より Evernote を見ると、実は過去に同じようなことで悩んでいたりすることがわかって、ああ何とかなるんだって安心できるんですよ。メモも Evernote にスマートフォンから直接書くようになったし、家電の説明書も入れてます。とにかく紙類は圧倒的に減りました」 ――お話を伺って、Evernote は知的家事にもかなり役立つツールだとわかりました。 本間「そうなんです。困ったときの Evernote ですので、家事に悩んでいる人にぜひ使ってみてほしいですね」