生産性向上

マンネリから抜け出し、ひらめきを得る方法

素晴らしいアイデアは時に思いも寄らないところからやってきます。難しい問題に何日も向き合っているのにまったく終わりが見えないかと思えば、ふとした時にパッと解決策が降りてきたという経験は誰しもあるのでのはないでしょうか。

ただ、毎日デスクに座ったきりで同じプロジェクトに取り組んでいたのでは、こうしたひらめきの瞬間はなかなか訪れてくれません。集中することはもちろん大切ですが、集中しすぎると一種の視野狭窄が起こり新しいアイデアに目を向けられなくなります (英語記事)。そうなると、自分の仕事が単調でつまらないもののように感じてしまうでしょう。

締め切りが迫っていたり、同僚から進捗報告を急かされたりしている状況では、ついつい目の前の仕事だけに没頭して周囲をシャットアウトしたくなるものです。そこで今日は、どんなときにもオープンな状態を保ち、インスピレーションを得られるようにする方法をご紹介します。どれもシンプルな方法で、時間を有効活用する「タイムハック」付きなので、忙しい日常のなかにも取り入れていただけると思います。

1. 新しいものを迎え入れる

心理学者のトッド・スラッシュ氏とアンドリュー・エリオット氏によると、人は新しい経験に対してオープンになっているときに最もインスピレーションを得やすいそうです (英語記事)。つまり、抱えている問題から離れるだけでなく、意図的に普段のルーティンの外へ飛び出すことで、思考がクリアになり新しいアイデアへの道が開けるのです。

仕事から離れる時間を意識的にとることで、新しい考えが浮かびやすくなります。精神的にリラックスした状態で、頭に浮かんだことを自由に日記やジャーナルに書き出してみましょう。まったく関係のないようなことでもかまいません。誰かに読ませるものではないので、体裁を気にしたり自分を抑圧したりする必要はないのです。

もっとアクティブな方法でインスピレーションを得たい方は、散歩に出て、気になったものを写真に撮ってみましょう。Evernote を使えば写真と感想を同じ場所に保存しておけるので、プロジェクトで行き詰まったときや、違うアイデアが欲しいときに見返すのも簡単です。

保存した写真や書き出したアイデアは、取り組んでいる仕事とまったく関係ないかもしれません。ただ、日頃から小さなことに目を向ける練習を意識的にしておくと、新鮮な目で物事を考えられるようになり、日々のさまざまな面でインスピレーションを得やすくなります。

  • タイムハック: 小さなタスクに分ける

ジャーナルを書く時間を作るには、Behance により開発されたアクションメソッドが便利です (英語記事)

アクションメソッドでは、終わらせるべきプロジェクトを「アクションステップ」と呼ばれる小さなタスクに分けます。たとえば、プレゼンテーションを作成しなければならないとしたら、アクションステップは「概要を決める」「必要な画像を用意する」「導入部を書く」などに分けられます。

そして、各アクションステップを完了するごとに 5〜15 分の休憩を取ります。これにより、1 日に数回の休憩が取れることになるでしょう。そのうちの少なくとも 1 回をジャーナリングの時間に当てましょう。

2. 異なる視点から見る

仕事関係のことをしようとしてスマートフォンを手にしたのに、SNS をチェックして小一時間過ごしてしまった、なんてことはありませんか?

しかし、実はそれも悪いことばかりではありません。

テキサス A&M 大学の心理学者たちによると、人は、自分と同じ分野で成功している人の仕事をみることで、最も強くインスピレーションを得られるそうです (英語記事)。大切なのは、自分と他人を比較することではありません。自分と同じ分野で、異なる視点から生まれた質の高いコンテンツに触れることです。

そのためには、SNS のタイムラインも意識的に見るようにしてみましょう。普段 SNS を見ている時間のうち、どのくらいの時間をセレブリティの meme(ミーム)や可愛い動物の画像を見ることに費やしていますか? SNS でも自分の仕事に関係のある人や関心事をフォローして、違った視点を取り入れてみましょう。たとえば自分がいる業界の歴史やスキルを発信している人を探してみると面白いかもしれません。

アカウントのタイムラインに流れてくるフィードを意識的に選別しましょう。そうすれば、次回 SNS をチェックしたときには、仕事に関係のある革新的なアイデアに触れることができるでしょう。こうすることで、休憩中に楽しく SNS を見ながら、インスピレーションを得られる可能性が高まります。アイデアが浮かびそうなものに出会ったら Evernote に保存しておきましょう。Evernote ならコンピュータでも、モバイル端末でも、簡単にコンテンツを保存できます。

  • タイムハック: 25 分ごとに 5 分休憩する

普段から日に何度か休憩をして SNS をチェックしている人は、上記のアイデアを今すぐ取り入れられます。なんらかの枠組みが必要な人は、ポモドーロ・テクニックを試してみましょう (英語記事)。このシンプルなテクニックはEvernote ブログでも以前に紹介しました。

ポモドーロ・テクニックでは、タイマーを 25 分に設定して仕事に取り組みます。タイマーが鳴ったら 5 分間の休憩を取ります。休憩が終わったら、またタイマーを 25 分に設定して仕事をします。これを繰り返すだけです。

3. プレッシャーがない状態で練習する

スラッシュ氏とエリオット氏によれば、人はスキルを習得したときに最良のアイデアが生まれやすいそうです。言い換えれば、達成したいことに関するスキルを身に付けることで、インスピレーションを得る道筋をつけることができます。

これは、仕事のプロジェクトをなんとか押し進めて、インスピレーションを絞り出すということではありません。自分のスキルや仕事を磨くことで、インスピレーションが得やすくなるということです。

たとえば、あなたがビジュアルデザイナーだとして、イラストで行き詰まっているとします。その場合、イラストに重点を置いた作品を個人的に作ってみるといいかもしれません。あるいは、あなたがマネージャーでチームのモチベーションをどう高めればよいか悩んでいるのであれば、モチベーションに関する心理学について読んでみるのが役立つでしょう。時間がない場合は家事や運転をしながらオーディオブックを聞くのも一案です。

仕事のプレッシャーから離れたところで、意識的に練習する時間をとることで、間違いを恐れることなくスキルを身に付けられます。

  • タイムハック: 自分のための時間をスケジュールに書き込む

スキル向上に取り組む時間を作るためには、毎週頭にカレンダーをチェックして、少なくとも 30 分間の自由時間を予定表に書き込んでしまいましょう。そうすれば、同僚もその時間はあなたが捕まらないことがわかりますし、あなたも誰にも邪魔されずに仕事関連のスキルを磨くことができます。

4. インスピレーションが訪れたら歓迎する

インスピレーションに対してオープンでいるためには、扉を閉ざさないことです。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、別のことをしている最中に素晴らしいアイデアが浮かんだときのことを思い出してみてください。レジに並んでいるときにプレゼンテーションの完璧な導入部が閃いたり、夜中に経理データの分析に対する説明を思いついたりしたことはありませんか?

そして多くの場合、そうしたアイデアはそのまま消え去ってしまいます (英語記事)。一日がやるべきことで埋まっていて常に忙しくしていると、インスピレーションが降りてきても即座にそれを受け取ることができないのです。

これを防ぐためには、思いがけない時に湧いてくる素晴らしいアイデアを記録できるようなツールを常に手元に用意しておきましょう。利用している端末のすべてに Evernote アカウントを入れて同期し、ショートカットを作成しておけば、インスピレーションが訪れたときにすぐに記録できます。仕事の時間以外はデジタルに触れたくないという人は、メモ帳を持ち歩いたり、自宅のさまざまな場所にメモ帳を置いたりおきましょう。自分に一番合った方法を選んでください。

  • タイムハック: 「断る力」の大切さ

何かしている最中でもアイデアを記録できるよう、スケジュールに少し余裕をつくりましょう。そのためには、重要でないことは思い切って断りましょう。そうすることで自分のために時間が作れます。これは「言うは易く行なうは難し」ですが、飛び込みの仕事やぎりぎりになって送られてきた会議の招待状に、いつもいつもイエスという必要はないのです。

人から頼まれたことになかなかノーと言えない方は、できない(I can’t)これからはしない(I won’t)ではなく、しないことにしている(I don’t)という表現を使うようにしてみてください。しないことにしているという表現のほうが明確な意思を反映しており、他の人にも受け入れられやすいことが調査でも明らかになっています (英語記事)

たとえば、同僚から 10 分後に始まる電話会議に参加してほしいと頼まれたら、「集中して仕事をすると決めている時間は緊急の案件でないかぎり予定を変更しないことにしているので、一日の最後に時間をとって会議内容について確認する」と答えましょう。はっきりと意思表示すれば、案外すんなりと受け入れてもらえることでしょう。

インスピレーションが訪れる瞬間は自分でコントロールできませんが、新しい経験に対して自分をオープンに保つことや、異なる視点を積極的に取り入れることならできます。そして、継続的に自分のスキルを磨いていれば、アイデアの女神がきっと足繁く訪れてくれるはずです。

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