2018/08/14

CEO ノートブック: Evernote ブランドが新しくなりました

私たちは、自分にとって一番大切なことに使える時間をもっと増やすべきです。

弊社では、そのために継続的に製品のデザインを更新し、お客様にとっての使い勝手や操作性を改善しています。また、Evernote がみなさんの暮らしのなかで果たせる役割についても常に考えています。今回のリニューアルでも、過去 10 年間で Evernote の役割が大きく変わったことを反映しました。 Evernote の当初のミッションである「すべてを記憶する」ことはこれまで以上に重要になっていますが、Evernote の役割はそれ以上のものへと進化しました。お客様が情報過多を克服し「本当に大切なことに集中する」お手伝いをすることが大切だとわかったのです。そこで、弊社で何かに取り組む際には、この新しい目標を意識するようになりました。年頭に発表いたしましたが、弊社では今年 3 つのことに取り組んでいます。積極的関与(Engage)、拡大(Extend)、そして探求(Explore)です。これについて 1 つずつお話させてください。

大切なことに積極的に関与する

Evernote はお客様が成功するためのツールであり、私たちはお客様の成功を支援することに全力を注いできました。みなさんが無駄を省いてスマートに働けるようにすること、ゴールに近づけるようにすることをお手伝いするのが私たちの目標です。そのため、弊社では主要製品を継続的に改善し、連携するパートナー企業も厳選しています。Apple、Slack、Salesforce、Microsoft といった素晴らしい企業と連携させていただき、製品のルック&フィールも洗練しました。こうした連携では、お客様が作業や思考プロセスを中断することなくアイデアに集中できるようにすることに重きを置いています。また今年は製品の機能面にも力を入れ、情報の検索、収集、共有に関して改善しました。

インパクトを拡大する

本当に大切なことに集中できたとき、素晴らしい成果が生まれます。生産性が高まり、バランスがとれ、さらには幸福度も上がります。アイデアがアクションにつながるようになります。さらにこうしたアイデアを共有すれば、他のメンバー、チーム、組織全体を豊かにするインパクトを与えることができます。Evernote は、国境や言葉を越え、多くの人々の生活を豊かにするお手伝いをしているのです。製品開発においても「共有」と「共同作業」という課題を念頭に置いています。現代の職場や組織は進化し続けており、成功するためには効果的な共同作業が不可欠です。そのため、弊社では最近 Evernote Business に「スペース」という機能を追加しました。スペースはチームの情報管理・共有を効率化する機能です。ただこれは、大きな取り組みの一部にすぎません。今後も、人々がシームレスに情報を共有し、全体像を把握し、チーム全員が足並みを揃え、集中して最高の仕事ができるようにするための製品を提供してまいります。

可能性を探求する

安心してアイデアや情報を作成、共有、検索できる場所があれば、人は自信を持って今より上を目指すことができます。何ができるかという可能性を探求する確固たる意思と自信を育むことこそ、Evernote の根底にある理念です。私たちが目指しているのはつまり、人々が瑣末なことに邪魔されずに大切なことに集中できるようにすることです。弊社では製品の使い方や情報の整理方法をお客様に強制することはありません。Evernote はお客様がご自分のニーズに合わせて自由にお使いいただけるツールです。なぜなら弊社では、ありのままの自分で、好きな方法で働く自由があるときに、人は最大限の力を発揮できると信じているからです。また、お客様がお好きな方法で仕事に取り組めるようにするため、他社のツールとの連携も積極的に行っています。さらに今後 12 ヶ月にわたり、この Evernote の価値観を反映した数々の機能強化を発表する予定ですので、楽しみにお待ちください。 弊社の存在意義は非常にシンプルです。人々が大切なことに集中するお手伝いをすること、これに尽きます。Evernote の事業のすべてにこの思いが反映されており、今後もこのお約束を果たせるよう全力で取り組んでまいります。今回ブランドをリニューアルするにあたり、これまでの歩みを振り返りました。弊社は「すべてを記憶する場所」を提供するために立ち上げられましたが、今後もこのミッションが変わることはありません。ただ時代が移り変わるにつれ「アイデアを形にする場所」そして「共同作業を行う場所」へのニーズが高まってきました。そして Evernote はこうしたお客様のニーズに応えるために製品を改善し、今回のブランドのリニューアルでもこの点を反映いたしました。またこのリニューアルは、弊社の将来に対する意欲とより良い世界に変えていけるという楽観主義を宣言するものでもあります。 Evernote CEO クリス・オニール

なお、この度のブランドリニューアルにあたり変更した Evernote のロゴマークに関する詳細につきましては、こちらのブログ記事をご覧ください。