Evernote のノートには、メモや写真、メール、Office 系ファイル、Web ページ、スキャンした書類、名刺、音声メモなど、何でも保存することができます。どれも自分が必要な情報として Evernote に入れたはずですが、長く使い続けるうちにノート数が 8,000、9,000、10,000・・・と大量に溜まってくると、探している情報をすぐに見つけるのが段々と難しくなる場合があります。情報を探すことに多くの時間を費やしているようでは、生産性向上という Evernote の本来の目的を達成できません。物理的なスペースと同じように、Evernote の中も定期的に整理してみてはいかがでしょうか?
不要なノートを見つける
作成して以来 1 回も閲覧していないノートや、情報が古くて使い道が無くなったノートもそれなりにあると思います。まずは不要だと思われるノートを探してみてから、今後も必要にならないと判断したものは削除しましょう。
「無題」のノートを検索
意外と多いのが、メモをとるために新規ノートを作成したけれども、その後はすっかり忘れてしまったパターンです。自分の Evernote アカウントで「無題」(または「untitled」)と検索してみてください。
古いノートから順番に確認
作成した日付が一番古いノートから順に確認すると、自分の記憶には無かった不要なノートがたくさん見つかるかもしれません。
- Mac の場合: ノートの表示オプションで [並べ替え] → [作成日] と [古い順] を選択してください。
- Windows の場合: ノートの表示オプションで [ノートの並べ替え] → [作成日] を選択してください。
高度な検索機能を利用する
Evernote では、ノートの属性から検索することも可能です。例えば、検索ボックスに以下のように入力してみてください。
入力する文字列 | 検索結果 |
source:web.clip | Web クリッパーで作成されたノート |
resource:application/pdf | PDF が含まれたノート |
source:mail.smtp | メール転送機能で作成されたノート |
その他の検索構文に関する詳細は、こちらのヘルプ記事をご参照ください。
重複するノートの発見
プレミアム版または Evernote Business をお使いの方は、関連ノートを自動表示するコンテキストという機能があります。この機能により、内容が重複しているノートが見つかることもあります。全く同じ内容のノートを発見した場合は、内容を確認したうえで、どちらかを削除しましょう。
もしもノートを誤って削除してしまったという場合でも、ご安心ください。自分の Evernote アカウントのゴミ箱から復元することができます。
ノートブック単位でバックアップをとる
ノートを完全に削除してしまうのは少し不安だという方は、バックアップ用データを Evernote の外に保管する方法もあります。もしかしたら自分のノートブックリストを確認した時に、名前を見ただけでは中身がわからない昔のノートブックがあるかもしれません。その場合は、中身を確認したうえでバックアップ保存するか削除するかを判断してください。
詳しい操作方法につきましては、こちらのヘルプ記事をご覧ください。
Evernote for Mac・Windows でノートブックの「エクスポート」を選択すると、ENEX ファイル(拡張子 .enex)が出力されます。このファイルをパソコン、外付けハードディスク、または Google ドライブや Dropbox のようなストレージサービスに保存すれば、元のノートブックは Evernote から削除してかまいません。ENEX ファイルをダブルクリックするだけで、後からいつでも Evernote アプリにノートブックごと復元できます。