学生時代に貯金するのは大変ですが、社会人になってからもそれほど簡単ではありません。事実、ほぼすべての所得層のアメリカ人が、貯蓄するのが難しいと感じています (英語記事)。でも、悲観することはありません。高い授業料や買い物の誘惑に立ち向かい、学生のうちから貯蓄して将来に備えましょう。今回は学生時代に貯蓄する方法を 6 つご紹介します。難しく考えずにぜひ試してみてください。
1. 目標を決める
銀行口座の残高をチェックして、思っていたより低い金額だったとき・・・控えめに言っても気分が沈みますよね。でも、そうした状況に陥るのを避けることは可能です。
ずばり、使う額の目標を決め、それ以上は使わないことです。
目標を達成するベストな方法は予算を立てること。そうすることで、どれだけのお金が入ってきて、どれだけのお金がが必要なのか、そして自分が実際にどのくらい使っているのかを可視化できます。Evernote の便利なテンプレートを使えば、空欄を記入するだけでお金の流れを見える化できます。まずは、必要な出費を差し引いた後にどれだけの金額が残るか把握しましょう。それができたら、毎週の出費目標を設定します。それ以上は使わないという額を決めるわけですが、無理しすぎてもいけません。現実的な目標にすることがポイントです。
ヒント: 月ごとに出費を記録している場合でも、週ごとの目標を立てることをおすすめします。そうすることで、自分の財務状況を確認する機会が増え、出費傾向や節約できそうな部分が把握しやすくなります。
2. 成果を可視化する
毎週、自分の財務状況を見直し、目標よりも少ない額しか使わずにすんだ場合は、残金を貯蓄預金口座に入れましょう。最近多くの銀行はオンラインアプリに対応しているので、アプリを使えば簡単です。 こうすることで、自分の成果を目に見える形で記録することができます。また、壁にかけたカレンダーにチェックマークをつけたり、ラップトップに小さなシールを貼ったり、Evernote の習慣トラッカーテンプレートを使ったりするのもお勧めです。
そうすれば、カレンダーやラップトップ、習慣トラッカーを見るたびに、自分の成果を実感できます。これは、小さなことのように思えますが、節約行為をゲーム化することで、意欲が湧き良い気分になれるので (英語記事)継続しやすくなり貯蓄が捗ります。
3. 安く(または無料で)教科書を手に入れる
学生時代にお金のかかることの一つが教科書代です。大学生協の書籍コーナーに行く前に、図書館に足を向けてみましょう。他の学生たちより早く行動し、必要な書籍をできるだけ早く借りられるようにします。授業で使用する書籍を、受講する生徒のためにキャンパスの図書館で取り置きしている教授もいます(その旨がシラバスに書かれていないか確認しましょう)。また地域の図書館も確認してみましょう。最近はオンラインで蔵書が確認できます。
また、紙媒体の書籍でなければならないのか、電子書籍でもよいのか、シラバスで確認します。電子書籍でもよければ安く (英語記事)手に入れることができます。多くの図書館がさまざまな電子書籍リーダー (英語記事)に対応しているので、電子版を借りることも可能です。
もちろん、紙媒体を購入するしか選択肢のない書籍もあるでしょう。その場合、中古を買うことで節約できます。大学生協には新品の書籍だけでなく、中古の書籍を安く売っているところも少なくありません。また、自分が購入した書籍を買い戻してもらえるかも確認しましょう。
4. 学生割引を活用する
学生を対象とした割引は数多くあります。ただ、気をつけて使う必要があるでしょう。人気ゲーム機が 5% オフだからと購入しても、その後ゲームタイトルに使うお金を考えればそれほど節約にはなりません。ただ、どうしても必要なものを購入するときに学生割引を利用できれば、大きな節約になります。学割の商品を見かけたら「定価だったとしても買わなければならない必需品だろうか」と自分に問いかけましょう。必需品なのであれば、学割で買う価値があります。
また、必要なものをキャンパスの近隣のお店で買うときは、学割がないか聞いてみましょう。オンラインで買い物する時も同じで、学割がないか確認しましょう。The Simple Dollar (英語記事) と College Info Geek (英語記事)には、学割が使えるオンラインショップのリストが記載されています。
ヒント: 現在、Evernote ベーシックプランをご利用の方は、もしくはこれから登録しようとご検討中の方は、お得な学生割引をご利用ください!
5. 自動で節約する
奨学金、アルバイト代、家族からの仕送りなど、大きな額が銀行口座に振り込まれたとき、誘惑に負けずに一部を貯蓄にまわすのはなかなか大変です。そこで、自分がそのお金を手にする前に貯蓄にまわしてしまいましょう。
多くの銀行は、入金の一部を自動的に貯蓄預金口座に移動するサービスを提供しています。また、節約アプリ (英語記事)を、銀行口座やカードと連携させて、自動でおつり貯金をするのもお勧めです。たとえば、325 円のコーヒーをカード払いで買ったとしたら、アプリが自動的に端数をまるめて 330 円とし、差額の 5 円を貯金にまわしてくれます。こうした自動貯金のシステムをうまく使えば、自分では何もせずにいつのまにか貯金ができます。
ヒント: それでも十分に貯金できないと感じたら、まるめる端数を大きくすることもできます(例: 325 円を 400 円にまるめて 75 円貯金にまわす、あるいは 500 円にまるめて 175 円貯金にまわす)。ただ少ない端数でも驚くほど貯金できるので、まずは試してみてください。
6. 自炊する
学生時代はついつい外食しがちなものです。勉強が忙しくて自炊する時間が取りにくかったり、友人と楽しく外食するのが習慣になっていたり。しかし、Money Under 30 (英語サイト)によると、レストランで 13 ドルする食事は、家で作れば 4ドルですむそうです。これは大きな節約です。では、時間の制約があるなかで、インスタントラーメンや冷凍食品ばかりに頼らずに自炊するにはどうすればよいのでしょう。
忙しくて自炊する時間がとれないという方は、週に 1 日か 2 日、自炊する日を決めて、シンプルなレシピ (英語記事)を何食分かまとめて作ることをお勧めします。これらを保存容器に小分けにして冷蔵庫に保管しましょう(ルームメイトがいる場合は容器に自分の名前を書くのをお忘れなく!)。そうすれば、数日間は時間をかけず簡単に食事ができますし、何食分も節約できます。
友人との付き合いを減らしたくない場合は、友人と一緒に料理して食べるのもお勧めです。友人がなかなかその気になってくれないときは、人気のレシピ (英語記事) をマスターして友人にごちそうしてあげましょう。そうすれば、友人の「家ごはん」の魅力に気づき、定期的に一緒に家ごはんを作れるようになるかもしれません。
上記のいずれかの方法で学生時代に貯金ができたら、その貯金を頑張って維持しましょう。また、可能であれば次の方法も試しましょう。何かで節約できたときには、定価だったらいくら払っていたかを計算して、差額を貯蓄預金口座に貯金します。これを定期的に行うことで、貯蓄が増え、未来の自分に感謝されるはずです。