使い方と事例

日本法人ビジネスアカウントディレクター積田英明はどのように活用しているのか。

これまで Evernote 日本語ブログでは、たくさんのユーザーの方に Evernote の活用方法を伺ってきました。では、そんな Evernote 日本法人で働く社員自身は、どんな風に Evernote を使っているのでしょうか。今回はビジネスアカウントディレクター・積田 英明の活用法をご紹介します。

「毎回のトレーニングを Evernote に記録しています」

――積田さんは Evernote Business に携わっておられますが、ご自身ではどのように Evernote を使われているのでしょう。

積田「私はそれほど特殊な使い方はしていないんですよ。仕事でもプライベートでも使っていますが、まずどちらからお話しましょうか。」

――それではぜひプライベートから。

積田「わかりました。プライベートでの大きな使い方は運動の記録をつけることです。私は運動、特に筋トレが好きなので、どこでどれだけ筋トレをしたかというワークアウトログを Evernote に記録しているのです」

――ノートを拝見すると日付と共に「Bench 10 70」や「Abdominal 30 57.5」といった表記がずらっと並んでいますね。

積田「その日に行った筋トレの記録ですね。以前はもっと丁寧に書いていたのですが、自分がわかればいいので、だんだんシンプルな書き方になってきました。「Bench 10 70」ですと、70kg のベンチプレスを 10 回ということです」

――記録するのは筋トレが終わった後ですか?

積田「トレーニングでは合間にインターバルの時間を空けるので、その間にサクッとスマートフォンでメモしています。そのとき使うのは FastEver というアプリです。私は普段からこればかり使っていて、メモをとるときにはあまり Evernote アプリを立ち上げません」

――筋トレではやはり記録することが重要なのですか?

積田「そうですね。これ、トレーニングしている人なら共感していただけるかと思うのですが、記録をつけることは重要です。自分の成長を感じることもできますし、筋トレしている他の人とノートを見せ合って、こういうトレーニングしていますといったように情報交換したりできますからね」

――「プロテイン」というノートも気になるのですが……。

積田「これは、今自分が飲んでいるプロテインの種類やメーカーをメモしているノートですね。購入するときにいつも何を飲んでいるか毎回忘れてしまうので、記録しています。」

――なるほど。ちなみに筋トレの記録をするための専用アプリもあると思いますが、なぜ Evernote を使っているのですか?

積田「専用アプリでは記録した情報を検索できないものも多いですし、Evernote で一元管理することで情報が散らばらないようにしています。Evernote にはとにかくいろいろな情報を入れているので、ここを見に行けば必要な情報が出てきます。安心して忘れることができるのが最大の恩恵だと感じています」

――自分自身の体の写真を撮って記録したり?

積田「それはやっていませんね」

「健康診断の結果を記録しておいたことで助かりました」

――その他の使い方はいかがでしょう。

積田「同様に、いちいち覚えていられないものを記録しています。たとえばサーフィンの板などは長さや幅、厚さなど細かい数字がたくさんあって覚えきれないので、写真付きで記録しています。他にもジーンズのウエストの数字や、コンタクトレンズの情報、健康診断の結果など何でもです」

――健康診断の結果ですか?
積田「妻と共有しています。実際に記録しておいたことで助かったことがありました。引っ越したばかりの頃、行きつけの病院が変わったのですが、そのとき妻が盲腸の疑いで病院に運ばれたんです。盲腸かどうかを判断するためには白血球の値を参考情報として見るのですが、その人によって正常値が違うのです。ここで Evernote に入れておいた健康診断の結果が役立ちました」

――紙のまま保存しておいたら、そういうとっさのときに出てきませんよね。「ちょっと家に帰って探してみます」なんてことに。

積田「そうなんです。他にも妻とはいろいろな情報を Evernote で共有しています。たとえば先日、妻と旅行をしたのですが、私が忙しくてなかなかスケジュールを組むことができなかったんですね。そこで二人でノートブックを共有し、行きたいところやホテル、渡航先の情報などをお互いに編集して書き込んでいきました。そのままだと雑多なノートが増えるので、各ノートへのリンクを張ったマスタースケジュールノートを一つ作り、目次として活用しました」

――これなら二人で話せないときでも計画を立てられますね。

積田「ただ、やっぱり顔と顔を合わせてコミュニケーションするのがベストですから、このやり方に頼るのはおすすめしませんけどね(笑)」

――奥さんといえば、ご本人のお写真も Evernote に入れてらっしゃるのですね。

積田「ええ。二人で外食したときなどは食事の写真を撮って記録しているのですが、そのとき、料理だけでなく、妻も一緒に撮ることにしています。食事の写真を撮る方は多いのですが、皆さん食事だけですよね。家族なども一緒に撮るともっと思い出に残りますよ」

やるべきことを「すぐやる」「後でやる」に分類してタスク管理

――それはいいですね! ところでお忙しいという話が出ましたが、お仕事での Evernote の使い方も教えていただけますか。

積田「私はデフォルトのノートブックを inbox と命名して、まずそこにすべての情報を放り込むようにしています。それを後から「すぐやらないといけないもの」「後でやるもの」に分類。GTD(Getting Things Done、ゲッティング・シングス・ダン)というスタックを作り、その中に「Work すぐ」「Work いつか」「Private すぐ」「Private いつか」というノートブックに振り分けていきます。「すぐ」のノートブックは定期的に見直し、終わったものから「完了」ノートブックに移していきます」

――積田さんは出張も多いですよね。

積田「そうですね。出張では準備リストを作り、忘れてはいけない持ち物をチェック項目にして確認しています。パスポートや現地のお金、耳かき、耳栓、体を洗うタオル……細かいものばかりですが、忘れるとけっこうなストレスになるんです。それから飛行機移動だと二次元バーコードが使えますよね。それを Evernote に記録しておき、スマホ画面をかざすようにしています」

――出張が多い積田さんならではの効率化ですね。参考になる方も多いと思います。ありがとうございました!

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