もうすぐ社会人になるみなさん、また、大学に合格して学生生活を始めるみなさん、そして、4 月から新しい職場に転勤になるみなさん。4 月は多くの人にとって新しい節目を迎える時期といっても過言ではないと思います。
そんな新生活シーズンを、Evernote を使ってもっと効率的にしてみませんか?
これまで Evernote を使ったことがない、使ったことはあるが挫折してしまった、という方でも大丈夫。実際の活用例、便利な機能を 4 月までの間、集中的にご紹介していきます。
第 1 回目の今日は、引越しでの活用法です。
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この春、進学や就職で新生活が始まるというみなさん、おめでとうございます!これからどんな経験をするんだろう、どんな人と出会うんだろうと考えると、ワクワクしてきますよね!その一方で、環境の変化に不安はつきもの。たとえば、煩雑な作業が多く、ストレスになりがちな引越し。今回は、引越しにまつわる不安やストレスを減らすために、Evernote を活用する方法をお伝えします。
1. 物件探し
引越しを決めたら、多くの方がまず不動産サイトに希望条件を入力して、物件の絞り込みをすると思います。気になる物件に出会ったら、Web クリッパーを使って Evernote にページをどんどん保存していきましょう。Web クリッパーを使うと、ページ内のリンクも生きたまま保存されます。そのため、「この物件にお問い合わせ」や「メールでお問い合わせ」をクリックし、そこから問い合わせをするといったことも可能です。
お使いのブラウザに対応した Web クリッパーを入手 »
(注: Internet Explorer 版の場合は、Evernote for Windows と一緒にインストールされます。)
不動産屋さんに行くと、候補となる物件の情報は紙でもらうことが多いですよね。こうした紙の情報は、なくさないうちにドキュメントカメラで撮影して、Evernote に保存しておくのがおすすめ。Evernote は、写真や画像の中に書いてある文字も検索対象になるので、あとから地名や駅名などで探したいときに便利です。
また、追加の物件情報が、後日メールで送られてくるということもあると思います。そんなときは、メールをそのまま Evernote に転送。メールに添付された PDF ファイルも一緒に保存できるんですよ。さらに、メール件名に「@引越し」と @ マークとノートブック名を入力すると、指定したノートブックにそのまま転送することも可能です。
2. 下準備・内見
物件が決まったら、次は引越しまでにやることを整理。先日公開したこちらのテンプレートをカスタマイズして、やることをリストアップしてみましょう。
入居前の内見では、床やカーテン、クローゼットなど、主要な部分の寸法を測っておくのを忘れずに。図面にそのまま書き込む、寸法だけメモしておくのも良いのですが、あとで見たときにイメージしづらいですよね。そこでおすすめは、現地で撮った写真に直接寸法を描き込むこと。Evernote の注釈機能を使うと、一目で分かりやすい形で記録しておくことができます。
そして、内見が終わったら家電や家具の購入を検討し始めると思います。今の家から何を運び出すか、新しく何を買うか、リストにまとめておくと良いでしょう。
購入すると決まったら、商品探し。ネットでも店頭でも、「これ気になる」というものを見つけたら、Web クリッパーや Evernote のカメラ機能を使って、保存しておきましょう。こうしておくと商品の比較も簡単ですし、たとえば「この前ネットで見たあの家電を買おう」と思ったとき、保存済みのノートからすぐに購入できます。もし買いたいものを Amazon で探す場合は、特別なフォーマットで保存が可能です。チェックボックスの選択・非選択で、保存したい項目を指定して、保存してみてください。
3. 荷造り・引越し当日〜
さて、いよいよ引越しの日が近づいてきました。荷ほどきのときに「あれ、どこにしまったっけ?」と探し回る時間はできるだけなくしたいもの。そこで、ダンボールに番号を振って、その番号を付けたノートに箱の中身を書き出しておくという方法があります。この方法は、引越しのときだけでなく、家のものを整理・整頓するときにも使えるので、ぜひ試してみてください。
そのほか、以下のものを Evernote に入れておくとあとで役立つと思います。
- 家などの契約書
- 引越しの見積もりや領収書
- 購入品のレシート、注文確認メール
- 家電などの取り扱い説明書
- 引越し先のゴミ出し表
引越しは一大プロジェクト。仕事や日常生活と並行して進めるために、省ける手間はできるだけ省きたいですよね。今回ご紹介したヒントが、少しでもみなさんの引越しに伴う不安やストレス軽減に役立つとうれしいです!