生産性向上

「大掃除チェックリスト」を作るときに絶対にやってはいけないこと

自宅やオフィス、店舗など、普段自分が過ごす場所を、折に触れてきれいするのは、心身の健康にも良い影響を及ぼします。頻繁に掃除されているスペースは、清々しく衛生的で、病害虫なども寄せ付けません。また、整った空間では気分も集中力も高まります。つまり長期的な視点で見れば、身の回りを掃除して整理することは、時間とお金の節約、健全なワークライフバランス、そしてストレスに軽減につながるのです。

とはいえ、バタバタと大掃除を行ったのでは、重要な作業をやり忘れてしまうことにもなりかねません。そこでしっかりとチェックリスト作って取り組みましょう。今日は、大掃除のチェックリストを作る際に、よくやりがちな「間違い」をご紹介します。この 4 つの間違いを避けることで、清潔ですっきりと片付いた空間への第一歩が踏み出せるはずです。

間違い その 1: 日常的な家事を含める

大掃除は年に一度のタスクなので、チェックリストには普段掃除しない場所だけを含めましょう。毎日あるいは毎週の家事(掃除機かけや洗濯や食器洗いなど)を含めてしまうと、チェックリストが不必要に長くなってしまいます。代わりに、カーテンの洗濯や、ソファやカーペットのシャンプー、オーブンの汚れ落とし、照明器具の拭き掃除など、普段はやらない作業をリストアップします。また、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の裏側にあるコイルや吹き出し口のホコリを取ったり、床の拭き掃除をしたりするのもお忘れなく。

さらに、リストに含めたいのが不要なものを溜め込みやすい場所の確認です。多くの家には「何でも引き出し」があると思います。どこに仕舞えばよいかわからない雑多な小物を、とりあえず入れているあの引き出しです。この何でも引き出しと、救急箱、そしてツールボックスは、不要なものが溜まりやすい三大スペース。古くなったもの、期限切れのもの、使っていないもの、壊れたものなどがないかどうか確認しましょう。期限切れの薬や書けなくなったボールペン、その他使っていないものがあれば処分します。全部出してみて、要るものと要らないものを分類し、引き出しや箱の中をきれいに掃除したら、残ったものを整理して仕舞いましょう。

使いこなしのヒント: 普段の家事と区別するため、大掃除で行う作業は Evernote のタスクを使って、専用のリストを作りましょう。

間違い その 2: 子どもに手伝わせない

家事の手伝いをさせることで、子どもに責任感と達成感を教えられるだけでなく、大人にとっても大きな助けとなります。家事の基本を学び始めるのに早すぎるということはありません。冷蔵庫の食品の賞味期限を確認したり、調味料用の引き出しを掃除して調味料について学んだり。大掃除の時は、猫の手も借りたいほどですから、子どもたちの小さな手にも大いに活躍してもらいましょう。

子どもをやる気にさせるには、担当してもらうタスクを決めると良いでしょう。そのタスクが自分に任せられたと感じれば、責任感も高まり、しっかりと取り組んでくれるはずです。

もちろん、子どもが自分でできる作業を割り当てることが大切です。おもちゃ箱や本棚の掃除、工作に使う文具などの整頓、自分の机の片付けなどを頼みましょう。子ども部屋の巾木を拭いたり、サイズが合わなくなった洋服を整理したりすることもできるでしょう。子ども用の大掃除のチェックリストを作って渡し、終わったらチェックを入れてもらうようにするとやる気も高まります。

使いこなしのヒント: Evernote の家事分担表テンプレートを使って、自分たちだけのチェックリストを作りましょう。家族全員に共有すれば、協力して効率的に掃除できます。

間違い その3: 大がかりなリノベーションを含める

春はリノベーションにも最適の季節。気温も暖かくなりますし、年末年始の行事も一段落して家のことに取り組む時間ができるためです。しかし、リノベーションは大がかりなタスク。業者の選定から費用の見積もり、材料の購入、実際の改修作業まで、綿密な計画と進行管理が必要になります。

このように長期にわたる複雑なタスクを、大掃除のチェックリストに加えるのはやめましょう。大掃除のチェックリストには、あくまで自分たちで実行できる、大規模な設計や計画が不要なタスクだけを含めましょう。

使いこなしのヒント: 大掃除のタスクをまとめて管理するにはテンプレートが便利。そして、リノベーション用には別のテンプレートを用意してプロジェクトを管理しましょう。改修したい部分の写真や参考となるアイデアのスクリーンショットなど、Evernote ならさまざまな情報を一か所に集約できます。

間違い その4: すべて自分で行う

親はついつい、すべて自分たちでやろうとしてしまうもの。なんでも自分たちで抱えこまず、家族の助けを借りましょう。上の子なら出来るタスクや、下の子にもまかせられる作業はありませんか。家族総出で取り組めば、大掃除はそれだけ早く終わります。

子どもが自分の持ち物を整理する時間をカレンダーに記入しましょう。そしてその予定に Evernote のノートをリンクして、家族のメンバーが完了したタスクにチェックマークを入れられるようにします。フラグや絵文字を付けてタスクの優先順位をわかりやすく表示すれば、全員が楽しみながら効率的に作業できます。

たとえば、大掃除の最初の週は、全員が自分の本、雑誌、紙類を整理してはどうでしょう。取っておくもの、資源ゴミに出すもの、寄付するものに分類し、取っておくもの以外は、資源ゴミ用の箱と寄付用の箱に入れていきます。その翌週は服を、またその翌週は趣味のものやおもちゃ類をというように、テーマを決めて整理すると全員の作業が捗ります。

使いこなしのヒント: Evernote のタスクを使って、各タスクを家族のメンバーに割り当て、進捗を管理しましょう。

では、すべきことは?

春の大掃除のタスクが大きいものでも小さいものでも、カレンダーに予定を書き込んで、リマインダーを設定しましょう。そうすれば、「あとで時間ができたら」と先延ばしにすることもなく、速やかにリストを終わらせられます。「おもちゃの片付け」や「シャワーの蛇口の掃除」といった小さなタスクは、「ガレージを片付ける」といった大きなタスクに埋もれてしまいがちなので、しっかり書き出すことでやり残しも防げます。

大きな作業が終わったら、以下のような小さな(でも必要な)作業を忘れていないか、確認しましょう。

  • シャワーまわりの壁の掃除(シャワーヘッドに溜まった水垢はお酢を使うときれいに掃除できます)
  • 蛇口の掃除(蛇口の水垢はレモンで擦るとよく落ちます)
  • 電子レンジの外と中の掃除
  • グリル、トースター、コーヒーメーカー、ケトルの掃除
  • ペット関連の大掃除(おもちゃやベッド、ブランケットを洗濯し、水やフード用のボウルを普段よりしっかり洗いましょう)
  • 換気扇やシーリングファンの掃除
  • マットレスのローテーションとマットレスカバーの洗濯

準備ができたら実行あるのみ!

家中をくまなくきれいにする大掃除は、大変なプロジェクトに思えるかもしれません。でも、家族の手を借りたり、適切なツールで上手に管理すれば、毎年恒例の楽しい家族プロジェクトにすることができます。

Evernote で作成したチェックリストなら、やるべきタスク、完了したタスク、各タスクの担当者を家族全員が簡単把握できます。そのため、混乱が生じたり、先延ばしにしたり、不要な言い争いをしたりするのを避けられます。完了したタスクにはチェックマークを入れ、大掃除が終わった暁には、自分を含む全員にご褒美をあげて皆で達成感を味わいましょう。

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