首都圏では、平均で片道 1 時間かかっているという通勤時間。単なる「移動」として過ごしてしまいがちですが、「1 日のなかで、まとまって何かできる時間がある」というのは、実は貴重なことかも知れません。
そこで今回は、通勤時間を使って、1 日の生産性を上げるためのヒントをご紹介します。
インプット編
読書する
通勤時間の過ごし方として、もっともポピュラーなのが読書ではないでしょうか。おすすめは、図書館を活用することです。
多くの図書館では「その市区町村にある企業に通勤している人」も利用登録が可能。会社帰りに立ち寄って本を借りる、といったことができます。
動画講座を見る
スマートフォンで手軽に見られる動画講座は、スキマ時間の活用に最適です。
趣味から実用まで幅広いコンテンツが揃う「Schoo」、プログラミング言語やデザインツールの講座が充実した「Udemy」、経営戦略やマーケティングなどビジネススキルを体系的に学べる「グロービス学び放題」など、月額定額で見放題のもの、1 講座だけ単体で気軽に受けられるもの等があるので、自分のスタイルに合わせて選んでみましょう。
あらかじめ、自宅の Wi-Fi 環境で動画を端末にダウンロードしておけば、移動中でも快適に見ることができます。
レビュー編
一日を振り返って、日記を付ける
毎日を忙しく過ごしていると、立ち止まって何かを考える時間はなかなかないもの。帰りの電車でその日を振り返って、日記を付けてみましょう。
おすすめは Evernote に日記のテンプレートを作っておくこと。同じ形式で記録を残していけば、振り返りもしやすくなります。過去の日記を見返したときに、なにか新しい気付きを得られるかも知れません。
今日やるべきタスクを書き出して整理する
往きの電車で「今日やるべきタスク」を書き出してみましょう。
Evernote なら、チェックリストを作るのも簡単。スマートフォンからメモしたものは PC からも確認できるので、会社に着いてすぐにタスクに取り組むことができ、一日のスタートダッシュを切ることができます。
前項の「振り返りの日記」と併せるのもおすすめです。前日の進捗状況や気付きをもとにタスクを書き出してみることで、その日に取り組むべきことを明確にできます。
アウトプット編
「個人」が主役となり、「個人」が発信することが当たり前になった現代。通勤時間を「クリエイティブなアウトプットの時間」にしてみてはいかがでしょうか。
特別なことはなくても、仕事や生活の中で日々感じることはあるはず。それらを発信することで、新しい発見があるかも知れません。
例えば「ブログ」なら、移動中に Evernote のスマートフォンアプリで下書きをしておき、家に着いたら PC で清書してアップするといったこともスムーズにできます。
本格的なブログを始めるのは敷居が高いと感じたら、「note」や「Medium」といった、ミニブログサービスもおすすめです。難しい設定も必要なく、スマートフォンのアプリから SNS に投稿するような感覚で記事を投稿・公開することができます。
「postach.io」というミニブログサービスなら、Evernote と連携することで、ノートにタグ付けるだけでそのままブログとして公開することもできます。
スキマ時間をうまく活用することが、日々の生産性を上げることにつながります。通勤時間の活用方法を、ぜひお試しください。