iPhone ユーザの方はもうご存じかと思いますが、iOS 16 ではカスタマイズ機能が大幅にアップデートされました。ロック画面のカスタマイズから、集中モードや各種ウィジェットにいたるまで、利便性を大きく高める機能が拡充されています。
これらの新しい機能を最大限に活用するには、複数のロック画面を作成して、それぞれに異なる集中モードを設定するのがおすすめ。さらに、集中モードごとに異なるウィジェットを設定すれば、一日のさまざまなシーンで、その時に必要な情報だけを表示できます。そしてうれしいことに、Evernote にもロック画面ウィジェットが登場しました。
数か月前、Evernote はユーザの皆様がより簡単にアプリへアクセスし生産性を高められるよう、iOS のホーム画面ウィジェットをリリースしました。そして今回、ロック画面にもウィジェットを追加できるようにすることで、より一層使い勝手を向上したのです。
これにより、iPhone のロック画面から、いつでも Evernote にアイデアを記録したり、タスクリストを確認したり、新しいノートを作成したりできるようになりました。
あなたにぴったりのウィジェットは?
Evernote には、8 つのロック画面ウィジェットが用意されています。バータイプの長方形ウィジェットには、「最近使ったノートバー」と「タスクバー」が設定できます。ボタンタイプの円形ウィジェットには、「タスク」「新規ノート」「新規タスク」「文書スキャン」「検索」「アプリを開く」を設定できます。それぞれの概要は以下のとおりです。
最近使ったノートバー:このウィジェットを使用すると、ロック画面に最近使用したノートの題名を表示できます。ウィジェットをタップすると、そのノートが Evernote で開きます。
タスクバー:このウィジェットを使用すると、次に行うべき 3 つのタスクをロック画面に表示できます。ウィジェットのどこかをタップすると、Evernote アプリ内のタスクビューが開きます。※このウィジェットは Personal、Professional、Teams プランのお客様のみご利用いただけます。
新規ノートボタン:このボタンをタップすると、Evernote で新規ノートが開きます。
新規タスクボタン:このボタンをタップすると、新規タスクを作成できます。
文書スキャンボタン:このボタンをタップすると、新規カメラノートが開き、カメラで簡単に文書をキャプチャして保存できます。
検索ボタン:このボタンをタップすると、Evernote の検索機能が開き、必要な情報をすぐに探すことができます。
タスクボタン:このボタンには未完了のタスク数が表示され、タップするとタスクビューが開きます。
アプリを開くボタン:このボタンをタップすると、ロック画面からワンタップで Evernote をアプリを開けます。
集中モードごとにウィジェットをカスタマイズする
現在、iOS 16 に組み込まれているデフォルトの集中モードは 4 つ。「おやすみモード」「仕事」「睡眠」「パーソナル」です。どのモードもカスタマイズ可能で、好きなロック画面に設定できます。さらに「フィットネス」や「学校」など自分だけの集中モードを作成することも可能です。
個人的には、集中モードごとに対応するロック画面を用意することをおすすめします。そしてそれぞれに最低 1 つは、Evernote のロック画面ウィジェットを設定しましょう。いろいろ試してみて、自分にとって最適なウィジェットの組み合わせを見つけてみてください。参考までに、私のロック画面の設定をご紹介します。
デフォルトのロック画面:Apple のフィットネスアプリの数値(リングを閉じることを目標にしているので)、Evernote の「文書スキャン」ボタン、「アプリを開く」ボタンを表示しています。こうしておけば、Evernote のどの機能が必要な場合でも、画面をワンタップするだけで、さっとアプリを開けます。また、出先では文書スキャン機能をよく使うので、ウィジェットとして表示しておくと、とても便利です。

仕事モードのロック画面:私は Evernote の社員なので、すべての仕事は Evernote で行っています。仕事中に気分をリフレッシュするために、ちょっと散歩したりコーヒー休憩に出ることがありますが、その時も仕事のことを頭の片隅で考えています。ですので、「タスクバー」を表示して、休憩後に集中すべきことを確認できるようにしたり、「最近使ったノートバー」を表示することで、休憩前に取り組んでいた仕事をさっと見直せるようにしています。

睡眠モードのロック画面:私は寝るときに枕元にスマートフォンを置いています。寝室にスマートフォンを持ち込むのは睡眠のために良くないと言われますが、突然アイデアが浮かぶときもあるので、いつでも手元に置いておきたいのです。とはいえ、睡眠モードの画面は極力シンプルにするようにしています。「新規ノート」ボタンは、アイデアが浮かんだときに書き留めたり、寝る前のジャーナリングや夢日記を書くために表示しています。あとは、起きたときにやるべきことを確認できるように「新規タスク」ボタンを表示しています。

フィットネスモードのロック画面:ワークアウト中はなるべくオフラインになるようにしていて、ジムのスタジオ内にはスマートフォンは持ち込みません。でも、体を動かしていると思考が冴えたり、アイデアが浮かんだりすることが結構あるので、ジムに行くときはフィットネスモードにして、フィットネスアプリの数値とともに、「新規ノート」ボタンと「新規タスク」ボタンを表示しています。こうしておけば、ジムに行く途中やワークアウトが終わった後に、浮かんだアイデアを Evernote にさっと書き留められます。
皆さんもぜひ Evernote ウィジェットを利用して、デバイスのロック画面やホーム画面をカスタマイズしてみてください。自分にぴったりの組み合わせを見つけることで、集中力と生産性が高まり、より多くのアイデアを記録できるはずです。