この記事はビーアイピー株式会社による寄稿です。
ビーアイピー株式会社 Evernote 認定コンサルタントの望月 整です。ビジネスで活用する Evernote と題して、実際に私がどのように Evernote を活用してビジネスに役立てているのかご紹介したいと思います。
Evernote が得意とするのはデスク周りの煩雑な書類やちょっとしたメモを全て電子化して簡単に検索できることですが、それだけでは商談を進められないですよね。そのために弊社では SFA(営業支援システム)では世界 No.1 シェアを誇る Salesforce というクラウドサービスと Evernote を連携させて利用しています。
では、その Salesforce と Evernote Busiess 両方を利用してどのように商談を進めるのか説明したいと思います。
なぜ Salesforce という営業支援システムを利用するのか?
Salesforce では顧客情報、そしてその顧客に紐づいた商談の管理を行うために、いつ・誰に・何を、という情報を記入して、商談の流れや顧客との過去の情報のやり取りを見える化して管理しています。
具体的な例をあげてみましょう。私が担当する A 社での商談が発生したとします。私はその商談を管理するため、Salesforce 上の商談情報に現在「提案中」というフェーズで、いつ受注予定なのか、次のステップとしていつ訪問するのかといった情報を入力します。これらを私の上長がチェックすることで、きちんと商談が進んでいるのか、情報が可視化されるわけです。
営業支援システムと Evernote を連携させるとどうなる?
Salesforce を使った場合、商談管理という点では大変優れているのですが、実際に商談の情報を残すという意味ではまだ不完全です。
では何が不完全なのでしょうか?例えば、実際にその A 社の商談で私が訪問した際に、担当者とどんな話をしたのか、またどんな提案書を出したのかなど、その場でメモとして残した情報や資料、担当者の名刺がきちんとその商談に紐づいていないと、商談の管理ができていると言えませんよね。折角その場で作成した打合せメモや送った資料をどこに保存したのか忘れてしまい、探し回った経験があるのではないでしょうか?
そこで Salesforce と Everenote Business の連携が重要になってきます。
Salesforce と Everenote Business を連携させると、顧客や商談情報を入力する Salesforce 上の画面に Everenote の画面が表示されます。Salesforce 上で管理されている商談情報に Evernote で記録した打合せのメモや提案書のデータ、名刺情報を紐づけることができるようになります。
連携させるメリットとは?
では、私が実際の商談でどのように活用しているかをご説明します。商談時に担当者に了承を得た上で Evernote の音声メモ機能を立ち上げ、打合せの音声を記録します。商談後、録音した音声を基に Evernote 上で議事録ノートを作成し、顧客と情報を共有します。
共有時に提案書などのデータがある場合は、議事録ノートに添付するだけで、当日打ち合わせた内容、資料を一つのノートに全てまとめて管理する事が可能です。
その後、そのノートを Salesforce の商談情報と紐づけること(ワンクリックで簡単にリンクします)で、商談を管理する Salesforce 上に、その商談で何を打ち合わせたのか、どんな資料を使用したのかがひと目で分かる様になります。こうする事で Evernote で管理する情報と Salesforce で管理する商談情報を連携させた効率の良い情報管理が可能になります。
最近、この Salesforce と Everenote Business との連携機能に関してのお問い合わせを多数いただきます。ご連絡いただければデモなどもさせていただきますので、お気軽にお問合せください!