新生活への期待と不安
春を迎え、新しい環境で仕事をスタートする方も多くいらっしゃると思います。自分で掲げた新たな目標、新たな仕事の役割、共に歩む新たなチームメンバー。そこには期待とともに、多少の不安も織り混ざります。
未知の領域にチャレンジするときには、今までの経験を活かすだけでなく、新たに学び直さねばならないことも多く出てきます。
研修など、会社が教育の機会を与えてくれることもありますが、業務を行いながら「主体的に」学んでいくことを求められる場面も多いのではないでしょうか。
人生 100 年時代と言われる現代。一つの組織・職種だけで仕事のキャリアが完結すること少なくなりました。人生のなかで、何度かの「学び直し」をすることは、現代人にとっては必須と言えるかも知れません。
そこで今回は、新しい仕事での「学び直し」に役立つノート作りをご紹介します。
仕事の「型」を学ぶ
新しい仕事の第一歩は、その仕事の「型」を学ぶところから始まります。
上司や先輩から教わったことを自分の手帳にメモしている方も多いと思いますが、Evernote を使って、より効率良く学びを深めましょう。
Evernote は、PC からもスマートフォンからもメモを取ることができ、後から検索して探すことも簡単です。スマートフォンからは、簡単な操作ですばやくメモを取ることが可能です。(iOS 版、Android 版)

メモを取るのに、紙とペンの方が便利なシーンも多くあります。ポストイットや、配布された書類などに書いたメモは、スマートフォンアプリのカメラ機能を使って保存しておくと便利です。

例えば、上司へ月次で提出するレポートの作成のように「繰り返し行う業務」の場合、チェックリスト を使って手順をメモしておけば、それに従って業務を進めることができるので、ルーティン・ワークをスピードアップすることができます。

Mac や Windows のデスクトップ版の Evernote では画像に文字や矢印などの「注釈」を入れることができます。業務で使うアプリケーションのスクリーンショットを撮影しておき、画像に注釈で手順を書いておけば、操作マニュアルを作ることも簡単です。

アンテナを張り、情報への感度を高める
業界や業種の最新のトレンドを知ることは、大切な学びの一つです。
メールマガジンやニュースアプリ、SNS など、現代はさまざまな情報ソースがあります。流れてくる情報にただ触れるだけでなく、ストックして「いつでも振り返る」ことができるようにすると、学びがより一層深まります。
メールマガジンでストックしたいものがあったときは、転送用メールアドレスを使った保存が便利。届いたメールを転送するだけで、 Evernote に直接保存することができます。 (メールによる保存は、Evernote プレミアム、Evernote Business の機能となります。)

Web で気になる情報を見つけたときは、Web クリッパーを使えばキレイに保存することができます。ブックマークとは違い、サイトの画像やテキストがそのままノートに保存されるので、後から見返したときにリンク切れで見れなくなってしまうこともありません。

いくつもの Web サイトから情報収集しているときは、RSS リーダーを活用しましょう。登録したサイトの更新情報が自動的に配信されるので、「自分専用のニュースアプリ」を作ることができます。
feedly という RSS リーダーは、Evernote との連携機能があるので、配信された情報を簡単に Evernote へ取り込むことができます。 (Evernote との連携機能は、feedly の有料版の機能となります。)

SNS の情報をストックしたいときは、IFTTT や Zapier といった 連携アプリケーションを使うと効率化できます。
例えば「Twitter でいいね!したツイートを、自動的にEvernote に保存する」といったことが、プログラムを書かなくても簡単に設定することができます。

「学び」は未来への第一歩
期待とともに多少の不安が湧いてくるのは、新しい一歩を踏み出しているからに他なりません。
変化の激しい現代は先が見通しづらいと言われますが、だからこそ、何歳になっても学び続けることが大切ではないかと思います。
皆さまの「学び」と、そして「新たな一歩」のために、Evernote がお役に立てましたら幸いです。