使い方と事例 • 生産性向上

非常時に備えて今日からできるEvernoteの使い方

四季折々の美しい自然を持つ日本。一方で、その気候や地形などの特性により、外国に比べて台風や土砂災害、地震などの自然災害が発生しやすい国土でもあります。

もしものときの備えが大事だと言われますが、忙しい毎日の生活のなかでは、つい後回しになってしまいがち。「いつかやらなきゃ…」とは思いながら、なかなか手が付けられずにいるという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「いざ」というときに備えて、日常の生活のなかで今日からできる Evernote の活用のアイデアをご紹介します。

家族と情報を共有する

保険証や通帳・印鑑など、大切なものを家のどこにしまってあるか分かりますか?

もちろん、自分のものは把握していらっしゃるかと思いますが、では、「家族のもの」はどうでしょう。例えば管理を誰かに任せきりで、しまってある所を把握していない、ということはありませんか。

もしも管理している家族が急病になってしまったら…「診察券や保険証が見当たらない!」と慌ててしまっては大変です。
普段は使わないけれど、いざというときに必要なものだからこそ、ルールを決めておくことがポイント。「リビングのチェストの一番上の引き出し」のように置き場所を決めて、家族と情報を共有しておきましょう。

Evernote に置き場所をメモしておき、家族と共有しておくと便利です。

このように、日頃からお互いに「情報共有」しておくことは大切です。でも仕事だけでなくプライベートでまで情報共有と言われると、ちょっと敷居が高く感じてしまうかも知れません。

そんなときには、まず、簡単にできることから始めてみることがおすすめです。

例えば、Evernote を使って家でストックしている日用品のリストを家族と共有するのはいかがでしょう。

「日用品」のノートブックを作成して、家族と共有するよう設定します。洗剤やシャンプーなど、普段使っているもののブランドや、容量のサイズなどをメモ。
出かけている家族に「帰りにアレ、買ってきて」と頼むときにも、各々スマートフォンからすぐ確認ができるので、買い間違えがありません。

「日用品はいま、何が家に潤沢にあって、何が少ないのか」という情報が手元にあれば、緊急時に慌てて不要なものを買い込む心配もありません。

また、普段から「○○の減りが早い」という情報を把握しておくことで、緊急時などで生活パターンが多少変化した際も、無闇に何もかもを節約するのではなく消費ペースの配分を効率的に考えることができます。 

健康を管理する

自分や家族の健康を管理するためには、記録を取っておくことが大切。普段飲んでいる薬の情報や、前回病院にかかったときの様子などを残しておけば、いざというときにも安心です。

Evernote を使って、家族の健康管理ノートを作ってみましょう。先ほどと同様に、「健康管理」のノートブックを作り家族と共有します。

薬局で薬と一緒にもらう説明書を保存し、お医者様から聞いたことを一緒にメモしておけば、家族からお医者様へ説明しなければならないときにも役立ちます。

健康管理と言えば、毎年受診する「健康診断」。でも、結果表をきちんと保管して、いざ必要なときには取り出せるように保管しておくのは手間がかかります。

検診結果表を写真やスキャナで Evernote に保管しておけば、過去の診断結果も簡単に探すことができ、推移を確認することができるので、健康の維持に役立ちます。

もしも、自分や家族の誰かが入院することになったら…いざというときに慌てないよう、必要な持ち物のリストを作っておきましょう。

病院の Web サイトには、入院時に必要な手続きや持ち物が掲載されています。最寄りの病院のものを参考に、チェックリストを作っておくと便利です。

災害に備えて、データを安全に保存する

いつ起こるか分からない自然災害には、日頃から備えておくことが欠かせません。「防災」のノートブックを作り、家族と共有しておきましょう。

例えば「緊急連絡先」のノートを作り、家族の携帯電話、勤務先や上司の連絡先、学校の電話番号などを一緒にまとめておくと、非常時にもすばやく確認ができます。

また、国や自治体、医療機関などが出している対策情報をまとめておくのも便利。資料のデータをダウンロードして一緒に保存しておけば、すぐに内容を確認することができます。

災害発生時には、インターネットへの接続ができなかったり、回線が混雑して繋がりづらいことが想定されます。いざというときに「電波がなくて見られない…」ということにならないよう、備えておきましょう。

Evernote は、インターネットへ接続しているときにすべてのノートとノートブックをお使いの端末で同期するように設計されています。

Windows や Mac のデスクトップ版では、インターネットに接続しているときに Evernote にサインインすると同期が始まり、すべての情報が手元にダウンロードされます。一度ダウンロードしておけば、オフライン状態になってもノートを確認することができます。

iPhone や Android のモバイル版では、「オフラインノートブック」の機能を設定しておけばインターネットに接続していなくてもノートを確認することが可能。もし外出先で災害に遭っても、大切な情報をすぐに確認することができます。

持ち運びをするスマートフォンの場合、紛失や盗難に備えておくことも重要です。

モバイル版の Evernote で「パスコード」を設定すると、アプリを立ち上げるときにパスワードの入力を求めることが可能。パスコードの入力を一定回数間違えると自動的にログアウトされるので、大切な情報を守ることができます。

非常時への備えというと、なにか「特別な対策をしなければ…」と思ってしまいますが、普段の生活での「ちょっとした準備」の積み重ねが、いざというときには大きな違いになります。

家族の情報共有と、「もしも」のときの備えに、Evernote をぜひご活用ください。

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