お気に入りの Web サイトや気になったページを保存しておきたいとき、ブラウザに “ブックマーク” している方も多いことでしょう。
しかし、インターネットは手軽にたくさんの情報が手に入るので、「ブックマークがすぐいっぱいになってしまい、整理がたいへん」ということになりがちです。
そこで今回は、ブックマークのよくある 3 つの困りごとについて、Evernote の Web クリッパーを活用した解決法をご紹介します。
Web クリッパーの各機能については、以下の記事で詳しく解説しております。併せてお読みいただくと、より便利にご活用いただけます。
【Web クリッパーを使って情報を便利に保存】
1. 後から情報を探すときの困りごとを解決
困りごと
- ブックマークの数が増えると、見たい情報がどれだったか探しづらい
- ブックマークを開いてみないと、中身のコンテンツが分からない
- フォルダ分けして整理するのがたいへん
ブックマークは基本的に “ページのタイトル” と “URL” しか保存されないため、数が増えてくると整理がなかなかたいへんです。
「あの情報をブックマークしておいたはず…」ということは覚えているのに、どのブックマークだったのかが分からず、一つ一つ開いて探したご経験がある方も多いのではないでしょうか。
Web クリッパーを使うと
- コンテンツの中身を直接保存して、一覧から見ることができる
- 後から検索して探せるので、整理しなくても見つけられる
Evernote の Web クリッパーを使うと、Web ページのコンテンツをノートに直接保存することができます。ノートのページをめくるように中身が確認できるので、わざわざ元のページにアクセスして確認する必要がありません。

また、検索機能によって後から簡単に探せるので、フォルダ分けなどの整理をしなくても、お目当てのコンテンツをすぐに見つけることができます。

もちろん「キレイに整理して管理したい」という場合も、保存したコンテンツをまとめ直したり、ノートブックやタグなどを使ったりして、お好みに合わせて整理することが可能です。

2. 後で読みたい情報の困りごとを解決
困りごと
- 「後で続きを読みたい」と思って保存したとき、どこまで読んだのか分かりづらい
- コンテンツの一部分だけ指定して保存できない
- 「そもそも何が気になってブックマークしたのか」を後から思い出しづらい
長文の記事は「今は時間がないが、後でじっくり読みたい」と思うことがあります。
しかし、ブラウザのブックマークでは、中断した箇所に印を付けたり、記事の特定の部分を選んで保存したりすることができないため、どこまで読んだのか自分で覚えておかねばなりません。
また、ブックマークしておいたものの、「しばらく経って読んだら、何がきっかけで “後で読みたい” と思ったのか思い出せず、モヤモヤしてしまった」というご経験がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
Web クリッパーを使うと
- 保存するときに、一緒にメモを残しておくことができる
- コンテンツの気になった部分だけを保存することができる
Evernote の Web クリッパーでコンテンツを保存する際にはメモを一緒に付けることができます。
「どこまで読んだのか」をメモしておけば、後から読み直したときに中断した箇所がすぐに分かります。「何がきっかけで読みたいと思ったのか」「記事のどの部分に価値を感じたのか」をメモしておけば、時間が経ってから読み返すときに記事を見つけたときの “自分の想い” を思い出すことができます。

また、Web クリッパーを使うと、コンテンツの一部分を抜き出して保存することも可能ですので、長文の記事の中から印象に残った部分だけを保存しておくこともできます。

3. たくさんの情報を調べるときの困りごとを解決
困りごと
- たくさんの Web ページを調べていくうちにブックマークだらけになってしまう
- 「どのページから、何の情報を得られたのか」が管理しづらい
- ブックマークの管理が面倒で、ブラウザのタブをいくつも開きっぱなしで作業しがち
例えば、仕事でインターネットを使ったリサーチをするときなど、いくつもの Web サイトを横断して情報を調べることがあります。参考になりそうなページは、後でレポートをまとめる際に見返せるようブックマークしておくことが多いかと思います。
しかし、「部分的に参考になる」「今は参考になるか分からないが、後から見返すかもしれない」というものまで含めると、大量のページをブックマークしなければなりません。
また、どのサイトから何の情報を得られたのか、小まめにメモしておかないと後から参照元を探すのはたいへんです。
これらはブックマークでは管理がしづらいため、結局「ブラウザのタブを大量に開きっぱなしで調べ物をしている」という方も、いらっしゃるのではなないでしょうか。
Web クリッパーを使うと
- 参考にするか分からなくても「取りあえず保存」しておき、後で検索して見つけることができる
- 保存した情報を後から編集することができる
先ほどもご紹介したとおり、Web クリッパーを使って保存したコンテンツは簡単に検索できますので、「参考になるかどうか分からない」というものであっても、気軽にどんどん保存しておけます。
そして、保存した情報を後から編集できるというのも大きなポイントです。
いらない部分を消したり、後から情報を追加したりできるので、情報の保存〜編集〜まとめまでを、一箇所で行うことが可能です。

インターネットからの情報収集をもっと快適に
Evernote の Web クリッパーをご活用いただくと、インターネットからの情報収集がもっと快適になりますので、ぜひお試しください。
冒頭でもご紹介いたしましたが、Web クリッパーの各機能については、以下の記事で詳しく解説しております。併せてご参照ください。
【Web クリッパーを使って情報を便利に保存】
また、保存した情報を効率良く検索する方法や、そこからアイデアを生み出すためのヒントについては、過去のブログ記事もぜひご覧ください。
保存した情報を便利に引き出す方法 | Evernote 日本語版ブログ
アイデアはメモから生まれる | Evernote 日本語版ブログ