Evernote では、更新内容をしっかり可視化することが重要だと考えています。そうすることで、皆様は常に最新のリリースに何が含まれているかを把握し活用することができます。しかし、過去数年に比べて大幅にリリース頻度が上がった今、見逃してしまった更新内容もあるかもしれません。
そこで今回は、ここ数ヶ月に行われた大きな変更について振り返ってみたいと思います。人気の高かった機能の復活や新機能の実装などが行われ、皆様が情報過多に疲弊することなく毎日をスムーズにこなせるよう、Evernote は継続的に進化し続けています。
新機能
ToDo のトラッキングからスケジュールの管理まで、新機能を使って毎日を計画的に過ごして、生産性を高めましょう。
「タスク」で効率的に ToDo 管理
新しい「タスク」を使えば、ノートと ToDo リストを別々に管理する必要がありません。ノート内にタスクを作成し、フラグや締め切り、リマインダーを設定できます。実行しなければならないタスクと必要な関連情報を同じ場所で管理できるので、締め切りを逃してしまったり必要な情報が見つからなくて困ったりすることもありません。
弊社 CEO のイアン・スモールが述べているとおり、「タスク」は情報とアクションをつなげることで、日々やるべきことを管理しやすくし、「記憶する」と「実現する」の両方をサポートします。
ホーム画面で順調な一日のスタートを
ホーム画面は、2021 年 1 月に Evernote Mac・Windows および Evernote Web でリリースされて以来、ユーザの皆様から大好評をいただいています。

ホーム画面には、その時に最も必要な情報がまとめて表示されるので、優先事項に集中しやすくなります。また、ホーム画面は最近アップデートされ、さらに利便性が高まりました。
- Evernote for iOS および Evernote for Android でもご利用いただけるようになりました。一日をスマートフォンから始める人もラップトップから始める人も、順調なスタートを切ることができます。
- Evernote for Mac と Evernote for Windows で、スクラッチパッドの内容をノートに変換するショートカットがご利用可能になりました。Mac では ⌘ + Option + N、Windows では Ctrl + Shift + N をご使用ください。
モバイル端末の新規作成ボタンがカスタマイズ可能に
Evernote for iOS・Android で新規作成ボタンをカスタマイズできるようになりました。カスタマイズすることで、よく使うアクションをさらに素早く操作できるようになります。7 つの異なるボタンスタイルからご自分に最適なものをお選びください。それぞれのスタイルには異なるオプションと設定が用意されているので、タップまたはスワイプするだけで必要な情報を保存できます。
ボタンに割り当てられるアクションの数はボタンスタイルによって異なります。以下は割り当て可能なアクションの一覧です。
- 添付ファイル – オペレーティングシステムのファイルピッカーを開きます。
- 音声 – 空白のノートを新規作成し、直ちに録音を開始します。
- カメラ – Evernote でカメラを開きます。
- ノート – 空白のノートを新規作成します。
- スキャン – Evernote でカメラを開きます。
- スケッチ – スケッチエディタを開きます。
- タスク – 空白のタスクエディタを開きます。
- タスクノート – ノート本文に空白のタスクが挿入された新規ノートを作成します。
- テンプレート – Evernote テンプレートギャラリーを開きます。
ご注意: 一部のオプションは、Evernote プレミアムまたは Evernote Business プランへの登録が必要です。ベーシックプランのお客様は 14 日間無料でこの機能をお試しいただけます。
入力ミスもカバー
タイプミスをしない人はいません。また会議の出席者の名前が、Connor さんだったか、O’Connor さんだったか、それとも oconnor さんと記入したのか思い出せないこともあるでしょう。Evernote のスマートな検索機能なら、入力した検索語句にタイプミスがあったり、ノートの記載内容と完全に一致していなくても、該当する語句を結果に表示してくれます。読心術のようなこの機能を Evernote では「ソフト検索」と呼んでいます。
人気機能の復活
こうした新しい機能の数々により、Evernote でできることは格段に増えました。一方で長年にわたり皆様から愛され、復活が望まれていた機能もあります。大変お待たせしてしまいましたが、皆様からのお声を反映し、人気の高かった機能を復活させました。
デスクトップ版:
- インポートフォルダ: Evernote for Windowsをご利用の方には馴染みがある機能ですが、さらに今後は Mac でもご利用可能になりました。コンピュータ上のフォルダを Evernote 用のインポートフォルダに指定することで、そのフォルダに入れたファイルはすべて自動的に Evernote に追加されます。
- クイックスイッチャー: Mac では ⌘+J、Windows では Ctrl+Q で、Evernote のどこにいても、ノート、ノートブック、タグを検索(またはノート、ノートブック、タグへ移動)ができます。
- エクスポートオプション: ノートを ENEX ファイル、単一ページの HTML ファイル、あるいは複数ページの HTML ファイルとしてエクスポートできます。
- 追加のコンテキストメニュー: 左側のサイドバーで各ヘッダーを右クリックすると、追加の操作オプションが表示されます。
モバイル版:
- 検索フィルタ: ノートビューから検索フィルタを適用できるようになりました。
- PDF 検索: iOS デバイスで、 PDF 内の文字検索ができるようになりました。
Evernote Business のお客様のみ:
- 公開ノートブック: ノートブックを公開すると、同じ組織のユーザが誰でも参加できるので、ユーザ一人ひとりに共有する手間が省けます。
- 共有ノート内の検索: 検索機能で、自分が作成したノート内だけでなく、他のユーザから共有されたノート内も検索可能になりました。
上記は、最近行われた変更の一部に過ぎません。詳しくは過去のリリースノートをご覧ください。また最新の機能や改善をご利用いただくには、Evernote の最新バージョンにアップデートしてください。
数々の新機能が忙しい毎日をスムーズにするお役に立てば幸いです。また今後も定期的にアップデートをリリースし、Evernote の当初からのミッションである「すべてを記憶する」を基盤に、皆様が「好きなことを実現」することをサポートしてまいります。