使い方と事例

おうち時間を充実させる Evernote の使い方

「梅雨」や「秋の長雨」というと、すっきりしない天気が続いてなかなか外に出かけられず、鬱陶しく感じてしまうことがあります。
しかし、恵の雨は山々や農作物に潤いをもたらす大切なもの。ひと雨ごとに「新しい四季の訪れ」を感じられる、季節の風物詩でもあります。
自宅で過ごす時間が長くなる季節も、ちょっとの工夫で楽しくできるかも。今回の記事では「おうち時間」を充実させるための Evernote の活用法のヒントをお届けします。

おうち時間で「何気ない日常と向き合う」

忙しい日常生活では、食事を効率よく済ませるために、準備や後片付けが楽なファストフードを利用するシーンも多くあります。
今はいろいろなテイクアウトやデリバリー、インスタントフードがあり、それらはとても便利ですが、たまには少しゆったりとおうち時間を使って、「スローフード」を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
スローフードとは、1986年にイタリアで提唱された食事方法で、季節の食材や地域の産物を使い、自分たちの食と生活をしっかりと見つめ直し、生活に豊かさを持とうという考え方。
すべての食事をスローフードにするのはたいへんですが、季節のものを取り入れたひと品を添えるだけでも、食卓がにぎやかになります。
まずは、Evernote の Web クリッパーの機能を使って、レシピを紹介している Web サイトを保存しておきましょう。

Web クリッパーで「簡易版の記事」を選択すれば、必要な情報だけがコンパクトに Evernote に保存されます。

Web クリッパーでは、保存する範囲(クリップの方式)を選ぶことができます。「簡易版の記事」や「選択範囲」を使うと、ページ上の必要な部分だけを便利に保存できます。
保存したレシピを Evernote のスマートフォンアプリから確認すれば、お買い物のときにも便利。
実際に作ってみたら、保存したレシピと一緒に、自分で作った写真や食べてみた感想をメモしておくのもおすすめ。ノートブックにまとめておけば、自分だけの「スローフードレシピ集」の完成です。

自分で作った料理も写真や文字で一緒に保存できるのが Evernote の利点でもあります。

食事は本来、「人」が生きていくためになくてはならないもの。食事に限らず、普段は何気なく過ぎ去ってしまう「日常」と丁寧に向き合うために、おうち時間を活用してみてはいかがでしょうか。
なお、Evernote で作るレシピ集については、こちらのインタビュー記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

おうち時間で「思い出を振り返る」

スマートフォンの登場で、日常のなかで写真や動画を撮る機会はとても多くなりました。その一方で「撮ったきりで、あまり見返したり整理できていない」ということも起こりがちです。
忙しい毎日のなかで過ぎ去って行ってしまう「思い出」を、おうち時間を使って振り返ってみませんか。Evernote なら、スマートフォンの写真を使って簡単に「思い出ノート作り」ができます。
まずは、スマートフォンで撮影した写真の中から、アルバムにしたいものを何枚か選びましょう。共有ボタンから Evernote のアイコンをタップし、写真を保存します。

端末のギャラリーで写真を選択したあと「共有」から Evernote を選びます。

先ほどの写真が保存されたノートを開きます。その思い出を表すタイトルを、ノートに付けましょう。
ノートの本文に、いつ・誰と・どんなときにこの写真を撮ったのかを書き込んでいきます。観光地の場合は、地図でその場所を検索してスクリーンショットを一緒に保存したり、インターネットでその場所の歴史について調べてみるのも面白いでしょう。

ブログ記事の編集をするように、Evernote に写真を保存した後で文章を加えたり URL を加えることもできます。

このように、数枚の写真に後から情報を付け加えていくだけで「思い出ノート」が完成。ノートの共有機能を使えば、友人や家族と共有することもできます。
旅行だけでなく、料理の写真にレストランの場所や一緒に食事した人をメモしたり、子どもがくれた手紙や工作の写真にそのときの気持ちを添えて保存したりするのもおすすめ。
写真だけでは見返すことがなかなかありませんが、思い出ノートを作って振り返ってみることで、そこから新しい発見が生まれるかも知れません。

おうち時間で「人生観を養う」

「読みたい本はたくさんあるのに、普段はなかなか読書時間を取れない」
おうち時間で「積ん読」を解消したいと思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ただ読むだけでなく、Evernote を使って本からの学びを「読書ノート」として残してみましょう。
やり方は簡単。タイトルや著者とともに、その本を読んで自分が感じたことを、一緒にノートへメモします。例えばビジネス書なら「自分の仕事にどう活かせるのか」という観点でメモを残しておきます。

矢印や四角も実は Evernote 上の操作で画像に挿入できます。

こうすることで、本を読んだだけで終わらせずに、実践する際の参考資料として役立てることができます。
もし、ゆっくりと読書時間を取れるなら、「普段はあまり読まない本」を読んでみるのも、人生観を養うのに役に立つかも知れません。
例えば「青空文庫」に収録されている名著や古典と呼ばれる本には、現代にも通ずる本質的な部分を捉えた作品が数多くあります。

今よりも成長したい、よりよく生きたいと思うほど、ビジネス書などの「ハウツー」にばかり目が行きがちです。しかし、変化の激しい現代だからこそ、より人間としての本質的な部分について考え、「人生観」を養っていくこともまた、大切かも知れません。
Evernote を使った「読書管理の方法」や「読書ノートの作り方」については、過去のブログ記事もぜひご覧ください。
Evernote で簡単にできる読書管理術 | Evernote 日本語版ブログ
ビジネス書に効く Evernote を活用した「明日の仕事に活かす」ための読書術 | Evernote 日本語版ブログ

ふと立ち止まって振り返ってみると、いつもは慌ただしく過ぎ去ってしまう「日常」が、とても大切で、かけがえのないものだと気が付くことがあります。
なかなか外へ出かけることができない長雨の季節ですが、何気なく過ごしていた日常と向き合い、振り返ることができる貴重な時間なのかも知れません。
充実したおうち時間を過ごすために、Evernote をぜひご活用ください。

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