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ふるさと納税に Evernote を活用

みなさんは、ふるさと納税を利用していますか? ふるさと納税とは、自分の好きな地域(都道府県・市区町村)を選んで寄付をすることができる制度。寄付金額に応じて税金控除が受けられるほか、お礼の品として地方の特産品がもらえたり、寄付金の使い道を指定して地域を応援したりすることができるのが魅力で、年々人気が高まっています。 私も数年前から利用しているのですが、意外と扱う情報が多く、毎年同じような作業が必要ということに気づきました。そこで Evernote での管理をスタート。これがとても良かったので、今回はその方法をご紹介したいと思います。 気になるお礼の品は Web クリッパーで保存 「ふるさと納税」で検索すると、いくつかウェブサイトが出てきます。お好きなサイトを選んで、応援したい地域やお礼の品を探してみましょう。気になる返礼品を見つけたら、Web クリッパーで Evernote に保存。お礼の品は本当にたくさんあるので、Evernote にまとめておくと見やすくなります。 寄附したい自治体が決まったら、サイト経由で手続きを行い、クレジットカードなどで支払いを行います。そのあと、「お支払い手続き完了」のページを Web クリッパーで保存。さらに、登録したメールアドレス宛にも手続き完了メールが届くので、そのメールも Evernote に転送(プレミアムの機能)しておきましょう。 なお、Web クリッパーで保存したページは編集が可能です。保存済みのお礼の品のページに「ボリュームがあって美味しかった」「写真と実物が少し違った」など届いた商品の感想を書いておくと、翌年以降の参考になるのでおすすめです。 自治体への申請書はスキャンして保存 ふるさと納税を行うときに利用したいのが、ワンストップ特例制度。これは、ふるさと納税先の自治体が 1 年間で 5 自治体以内であれば、確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除が受けられるという仕組みです。 寄附を申し込むと、各自治体から寄附金の受領証明書が届きます。私が寄附を申し込んだ自治体の場合、受領証明書の中にワンストップ特例制度の申請用紙が同封されていましたので、それに記入をして返送しました。そして書類が無事に受理されると、ワンストップ特例制度の申請書の受付書が郵送されてきますので、手続き完了です。 この一連の作業においても、自治体から届いたもの、自分で記入した用紙などはすべてドキュメントカメラでスキャンして Evernote に保存しておきます。こうしておくことで、万が一手続きに不備があったときも慌てずに済みます。また、ワンストップ特例制度の申請書のように、複数の自治体に同じような書類を提出する場合、すでに記入したものをすぐに参照し、活用することができます。 ふるさと納税に関するすべての情報を Evernote に保存しておくことで、「去年はどこに寄附したっけ?」「申請書はどうやって書いたんだっけ?」と、今年保存した情報を、翌年、翌々年と未来に有効活用することができます。今年ふるさと納税をするという方は、ぜひ使い方を参考にしてみてください!

社会人 1 年目のみなさんに――役立つ 3 つのアドバイスと Evernote 活用法

もうすぐ新生活をスタートさせるみなさんを応援する、新生活応援ブログを掲載中。今回は新社会人のみなさんにお伝えしたい 3 つのアドバイスと、Evernote の活用法です。 — 厳しい就職活動を終え、この 4 月から晴れて社会人になったみなさん、ご入社おめでとうございます!社会人になると、仕事の進め方から立ち居振る舞い、人との接し方など、新しく学ぶことがとても多いですよね。私も、社会人になりたての頃は、仕事を進めていく中で、あるいはミスして怒られたときなどに、上司や先輩から数多くのアドバイスをもらいました。 そこで今回は、私自身の経験から、新社会人のみなさんにお伝えしたい「本当に役に立った 3 つのアドバイス」と、「今日から使える Evernote の 3 つの使い方」をご紹介したいと思います! 1. 白紙の状態で相談しない 社会人 1 年目だからといって、先輩がずっと側にいて教えてくれるなんていうことはないですよね。「このメールにはどう返信したら良いんだろう?」「報告書ってどう書けば良いんだろう?」など、困る場面も出てくると思います。そんなときにやりがちなのが「これ、どうすれば良いですか?」と、判断をすべて先輩・上司任せにしてしまう相談のパターン。 答えを求めることは簡単ですが、大切なのは、まず自分なりに考えてみること。その上で、「私はこう考えたのですが、どう思いますか?」と相談すれば、先輩や上司もきっと快くアドバイスをくれると思います。さらに、早い時期から自分で考える癖をつけることで、仕事上のさまざまな問題に対処する力がつくはずです。 2. すべての人のアドバイスを 100% 聞かない 社会人になって仕事を教えてくれる人は、必ずしも一人とは限りません。アドバイス自体はありがたいものですが、私はかつて、「あの先輩とこの先輩では、言っていることが違う。どっちのアドバイスに従えばいいのかな?」と悩んだことがありました。 そんなときに言われたのが、「100% 正しい人・やり方なんてないから、自分で判断して、色んな人の良いところを吸収していけば良いんだよ。」というもの。もちろん、この仕事はこの順序でやらないとダメ!この取引先にはこう対応しないとダメ!などの社内ルールはあると思います。でも、それ以外の部分は「自分流のやり方を少しずつ確立していく」ということを考えてみても良いかもしれません。 3. 雑用や面倒な仕事をちゃんとやる 配属して間もないうちは、電話対応や資料のコピー、書類・名簿の整理、歓送迎会の幹事など、雑用や面倒な仕事を任されることが多いと思います。なんで私ばっかり!こんなことするために入社したんじゃない!と思うと、何か頼まれる度にイライラしてしまいますよね。 そんなときは「すべての仕事には意味がある」と考えるようにしてみてください。時が経つと、最初は雑用としか思えなかったものが、実は、会社の業務や社内外の人を知るのに役立ったり、商談をうまく進めるのに必要なことだったんだと分かったりします。そして、雑用と思えることをきちんとこなしていれば、上司や先輩も「お、そろそろ他の仕事を任せても良いかな?」と思ってくれるはずです。 今日から使える Evernote の 3 つの使い方 では最後に、新社会人のみなさんにおすすめの Evernote の 3 つの使い方をご紹介したいと思います。どれも基本の使い方ではありますが、習慣化することで、社会人としてのレベルアップに役立つはずです。 チェックリスト 社会人になると、急にやることが増えるもの。仕事でもプライベートでも、「あ、これ忘れてた!」ということがないように ToDo リストを作るのがおすすめ。最初のうちは 1 つ 1 つのタスクを細かく書いておく方が、抜け漏れがなくて安心です。パソコンやスマートフォンからこまめに確認して、終わったものにはチェックを入れておきましょう。また、期限付きのタスクがある場合は、リマインダーを設定しておくこともできます。 テキストメモ 先輩や上司からのアドバイス、失敗から学んだこと、日々感じたことなどは、忘れないようメモしておくと良いと思います。手帳や紙のノートに書く場合は、ドキュメントカメラでメモ撮って保存。Evernote に入れておくと無くす心配がありませんし、いつでもどこでも見返すことができます。そうして残したメモは、自分が先輩の立場になったときも生かせるかもしれませんね。 記事のクリップ 社会人としてのスキルを磨くのに、ネットの記事からヒントが得られることもあります。たとえば、仕事を効率化する方法や仕事に取り組む姿勢など、「これ良いな」と思う記事は、Evernote に保存しておきましょう。Web クリッパーを使えば、電車の中でもカフェでも、情報との出会いの瞬間を逃すことなく、簡単に記録しておくことができます。 いかがでしたでしょうか。もっと Evernote の色々な使い方を知りたい!と思われた方は、ユーザさんのインタビュー記事をぜひご覧ください。この記事が、より充実した社会人生活を過ごすためのヒントになれば幸いです!

テンプレートで自分好みに着せ替え――ブロガー・とみーさんに聞く使い方

Evernote の使い方は人それぞれ。真っ白いノートだからこそ、どんなふうにでも使えるのが長所ですが、一方で初心者の方は「どんなふうに始めたらいいのかわからない」と悩まれる方もいらっしゃるようです。 そういった方におすすめなのが、他のユーザなどが作成した Evernote のノートテンプレートを使ってみる方法。ブログ「第0版 PCとインテリアが好きなアラサー独女の雑多なブログ」ではブロガーのとみーさんが作成されたおしゃれでかわいいテンプレートが取り揃えられています。 長野県在住の OL であるとみーさんは、なぜ Evernote のノートテンプレートを作ろうと思われたのでしょうか。また、とみーさんご自身はどのように Evernote を活用されているのでしょうか。お話を伺いました。 どのデバイスからも使えて保存容量無制限なのが魅力 ――まずはとみーさんが Evernote をお使いになったきっかけから教えてください。 とみー:もう結構前のことですが、あるまとめサイトに「おすすめソフト」の一つとして載っていたことが知ったきっかけです。気になって調べてみたら、メモ帳でもあり、画像やウェブページも保存できるということで、これはいろいろなことに使えそうだなと思って始めました。 ――どんなところに惹かれたのでしょうか。 とみー:一番の魅力は、どのデバイスからでも使えるということでした。当時学生だったのですが、自宅だけじゃなく学校の PC からでも使えるので、いちいちデータを USB メモリに入れて持ち歩かなくていいのがよかったですね。 ただ、最初はそこまで使いこなせなくて、卒業研究や日々のメモなどを保存していたくらいでした。しっかり使うようになったのは、ここ 1 年くらいです。ミニマリズムに目覚めて、書類を減らしたいと思ったのです。取扱説明書などをスキャンして保管しておく場所が必要になったので、保存容量が実質無制限の Evernote が向いていると思いました。 Evernote テンプレートを作った理由と思い ――とみーさんは、とても素敵なテンプレートをブログで公開されていますよね。そもそもなぜ Evernote のテンプレートを作ろうと思ったのですか? とみー:Evernoteってシンプルですよね。それが良い点でもあるのですが、自分らしさを出したかったり、気分によって着せ替えするようなイメージで色分けができたらな、と思い作成しました。 色があると、どのノートを開いているのか瞬時に判断できるメリットもあります。当初は自分のために作ったのですが、共有リンクという機能があることを知り、ブログを通じて皆さんに配布できたら便利じゃないかと考えて配布することにしました。 ――「見出し」や「災害備蓄品リスト」、「レシピブック」といった実用的なテンプレートから、「おつきあいノート」「3 行日記」のような、とみーさんならではのユニークなテンプレートまで多彩ですね。 とみー:ありがとうございます。いつも「どういうテンプレートがあったら便利かな」と考えながら作っています。 とみーさん作成のテンプレート一覧はこちら 自宅にあるものをデータベース化して生活の効率化を実感 ――ところで、とみーさんご自身は、普段 Evernote をどのように活用されているのでしょう。 とみー:スキャンをメインにして使っています。小さな紙でもたまっていくとかさばりますし、それをスキャンして Evernote に保存することで、紙は必要なくなり情報をスマートに保管できます。 レシピサイトのレシピを自己流にアレンジして、それを保存したりもしています。「この前作った料理、おいしかったからまた作ろう」と思ったときに、その都度レシピを探す手間が省けます。味も家庭によって違うことがあるので、自分なりの配合を見極めながら Evernote に保存して日々の料理に活用してます。 他に保存しているものとしては、お薬手帳、救急箱の中身、給与明細、年賀状、取扱説明書、Web ページなどです。 Web クリッパーを使って昔、mixi で書いていた日記や、かわいい画像のまとめサイトなんかを保存しています。ブラウザブックマークでもいいのですが、膨大な量になるし、検索もできないので Evernote が向いていますね。 それから、救急箱を見える化しておくと、同じ薬を買ってしまうことがなくなるのでおすすめです。調味料や洋服なども今後は見える化していきたいですね。給与明細は、時間がたったときに見返して、初任給からこれだけ上がったぞ!とテンションを上げるために保管しています(笑)。 ――ご自宅にあるものがかなりデータベース化されそうですね。 とみー:社会人になってから在庫管理の仕事に携わっているので、自宅もつねに在庫管理したいというのはあるかもしれません(笑)。 ――Evernote を使ってみてよかったこと、効果を実感されることはありますか? とみー:まず、ものが減りました。紙類はスキャンすれば捨てられますし、先ほど言ったように救急箱の中身がわかるので、外出先でも常備薬があるかを確認することができ、「あの薬まだあったかな、とりあえず買って帰ろう」ということがなくなりました。 また、Evernote に入れたマイレシピをローテーションで回すようにすることで作業効率が上がり、料理を作る速度が上がったと思います。毎日仕事もあるのでなかなか時間がとれないのですが、そんな中でも弁当や夕飯などが効率よく作れるようになったと実感しています。 ――今後、やってみたい Evernote の使い方はありますか? とみー:写真のテンプレートを作って、アルバムみたいに使えたらと思っています。1 年ごとにアルバムに写真をまとめて、友人と共有できたらいいですね。

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Evernote Business で、先生、生徒、保護者をつないで生産性を高める

業種・職種を問わず導入が進んでいる Evernote Business。実は学校でもご活用いただいています。沖縄尚学高校・付属中学校で教鞭をとる上野浩司先生は、ご自身だけでなく生徒さんとも Evernote Business を活用して生産性を高めているのだとか。学校という場で Evernote Business がどのように役立っているのか、お話を伺いました。 Evernote を使い始めたのは、シリコンバレーで知り合った人が皆使っていたから ——学校で Evernote Business を使っていただいているとのことですが、上野先生ご自身はそれ以前から Evernote ユーザでしたか? 上野:ええ、かなり前から個人で Evernote を使っていました。それを職場でも使いたいと考えて、1 年ほど前から Evernote Business に切り替えたのです。 ——Evernote を知ったきっかけは? 上野:Evernote を使い始めたきっかけは、生徒を引率してシリコンバレーに行ったとき、向こうで知り合った人たちが皆使っていたからなんです。 ——それは修学旅行か何かで? 上野:いえ、アイアーン沖尚(iEARN Okisho)という部活動の一環です。アイアーンは世界最大の教育ネットワークで、国際協働学習を支援するプログラムを提供しています。本来は授業の中でやりたいのですが、教育課程は厳しく決まっており、日本ではなかなか授業に組み込むことができません。それで、部活動として、国際交流とともに被災地支援活動などを行っているのです。過去にアイアーンの生徒たちとは 30 ヶ国ほどまわり、アイアーンの世界大会に参加するなど、様々な体験的な活動をしてきました。シリコンバレーツアーもその活動の一つです。 ——なるほど。そしてシリコンバレーで Evernote に出会われたのですね。 上野:Evernote 自体は知っていましたが、それまでは登録だけしてほとんど使っていなかったのです。使ってみるととても便利で、どんどんはまってしまい、Evernote のイベントやユーザ会を回ったり、たくさん本を読んで学んだりしました。 忘れがちな「生徒の良かった探し」を Evernote Business で共有したい ——そして Evernote を職場にも導入していただいたわけですが、どんな使い方を想定されていたのでしょうか。 上野:学校には先生同士で共有したいデータがたくさんあります。たとえば「教育ネタ」や「生徒の良かった探し」ですね。 ——生徒さんの良かった探し? 上野:そう、学級担任は通知表や三者面談で、生徒のいい情報を保護者に伝えたいと考えています。でも、担任が自分のクラスの生徒を全部見ることはできません。「英語の苦手な生徒が、理科の時間にはこんなにがんばっている」ということは、理科の先生しか知らない。そういう情報を担任に伝えることがとても大事です。たとえば「○○さんが今日、すごくいいアイデアを出した」とか「○○さんが廊下でこんな風に友だちを手伝っていた」とかですね。しかし、こういう話は口頭で伝える程度で終わることがほとんど。担任も全て覚えているわけではない。そこでクラスごとにノートブックを作って共有しておき、そこに生徒の良かったことを気づいた先生がどんどん入れておくわけです。学期末にここを開けば、生徒のちょっといい話がある。その情報が、通知票や三者面談などにも反映できると思います。 ——なるほど、生徒さん一人ひとりの情報を頭で覚えておくのは大変ですよね。 上野:それから保護者との共有も提案していきたいと思っています。たとえば学校からのプリントを担任がスマホで撮影して、保護者との共有ノートに入れておくといった使い方です。一応、PDF で保存したものを学校の専用サイトにアップしてはいるのですが、保護者がそれを見るにはいちいち ID とパスワードが必要ですし、スマートフォンにもまだ対応していないんです。それは手間なので、Evernote を使っていただけるといいなと。 ——学校は保護者あてのプリント類が多いですからね。 上野:そうですね。たとえば給食のメニューなどは便利だと思います。保護者の方は、給食のメニューを見てから夕飯の買い物をされることが多いんです。Evernote なら、スーパーにいても手軽に確認できますからね。 時間割や届け出の書類、答案用紙……入れるものは様々 ——Evernote Business について、先生方の反響はいかがでしょう。 上野:積極的な共有まではまだ行っていなくて、今は個人レベルで使ってもらっている状態です。これから講習などを通して、共有することの良さを一緒に学んでもらおうと思っています。 ——上野先生個人としてはどんな使い方を? 上野:助かっているのは時間割の確認ですね。時間割には A と B の 2

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Evernote で変わる農業のスタイル – 新進気鋭の農業人が目指す農家とは

皆さんは「農業」に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。「自然」とか「肥料」とか……おそらく IT や IoT といったデジタルな言葉とはかけ離れた印象でしょう。もちろん、農業は自然を相手にしたアナログな産業です。しかし、それと同時に急速な IT 化が進んでいる業界でもあるのです。変革の中心を担っているのは、現在 20 〜 30 代を迎える新たな農業の担い手たち。中には Evernote をはじめとするクラウドサービスを使いこなしている人もいます。今回はそんな新進気鋭の農業人であり、埼玉県で農家を目指し研修に励む、加藤雅也さんにお話を伺いました。 健康に興味を持ったことで農業の道へ ――本日はありがとうございます。まずは加藤さんが農家を志すことになったきっかけから教えていただけますか。加藤さんはそもそも農家のご出身なのですか? 加藤:いえ、まったく違います(笑)。ごく普通の会社員の家庭なんですよ。 ――えっ、ではどうして農業の道を? 加藤:私は生まれたときからアトピーや喘息があり、薬ではなかなか改善しなかったので治療法をずっと探していました。そのとき食べ物が大事であると書かれた本に出会ったんです。実際、食べ物を自然栽培(無農薬無肥料)のものに変えたら、徐々に体の変化が感じられるようになりました。そこで思ったのが、「自分がアトピーとして生まれてきたのは、なにか意味があるのでは?」ということです。「自分と同じようにアトピーで苦しんでいる人たちの役に立つ」という役割が与えられているような気がして、無農薬や無添加、有機栽培の食べ物をもっと広めたいと思いました。 ――なるほど。そこから農家を志したわけですね。 加藤:体が楽になってからたくさんの農家さんを訪問して生産現場で勉強させていただきましたが、いきなり農家になることを考えたわけではありませんでした。最初は漠然と「食べ物に関わる仕事をしよう」ということで、小売の販売職に就きました。ただ、やってみると、もっと根本的に野菜を作るところから関わりたいという思いが芽生えてきたんです。そこで今年の 2 月から本格的に農家を目指し、無肥料自然栽培農家の明石農園で研修をスタートしたのです。 ――現在は研修中なのですね。独立されるのはいつ頃の予定ですか? 加藤:希望としては来年の 2 月くらいを予定しています。実家の近く、埼玉県日高市で畑を借りて、農業を始める予定です。 ――畑はレンタルなのですね。 加藤:I ターンなどで農家を目指す方も多いですが、そういう場合も地元の農家さんや地主さんから畑を借りて農業を始めるケースが多いようですね。 ――ご実家は会社員なのですよね。農家を目指すことへの反応はいかがでしたか? 加藤:特に反対されるということはなかったですね。両親からも「やりたいことをやればいい」と言ってもらえています。 ――それは嬉しい言葉ですね。ちなみに加藤さんが目指す農家とはどんなものですか? 加藤:野菜農家ですね。無農薬・無化学肥料であることもそうですが、少量多品目で作っていきたいと考えています。一般的な販売ルートではなく、個人宅配を中心にして直接お客様にお届けしたいですね。 「一年に一度しか必要としないけれど、一年に一度は必ず必要になる知識」が多い農業と Evernote の相性は抜群 ――なるほど。少量多品目ですと大規模農家の大量生産のようなコストダウンは難しそうですが、その分、中間コストが少ない直販をメインにすることで利益も上げられそうですね。さて、ここからは加藤さんが農家をやっていく上でお考えの IT 活用法について伺っていきたいと思います。現在、Evernote をお使いいただいているのですよね。 加藤:はい。今はまだ研修中ですが、すでに Evernote はなくてはならないツールになっています。 ――具体的にどんな使い方をされているのでしょうか。農業というと、こうした IT 系のサービスを特に必要としていないイメージもありますが……。 加藤:そんなことはないですよ。メモとしても毎日のように使います。たとえばこのノートには将来、独立したときに栽培したい野菜をメモしていますし、他にも植える間隔や発芽の適温などは野菜ごとに異なっていて覚えることがたくさんあるんです。もし Evernote がなければ普通に紙にメモしてファイリングして持ち歩いていると思いますが、それでは後から目的の情報を探すのが大変です。何しろ紙は検索できませんからね。 ――たしかに野菜の育て方などをすべて覚えておくのは大変そうですね。 加藤:基本的に農業は「一年に一度しか必要としないけれど、一年に一度は必ず必要になる知識」というのが多いんです。毎日使う知識なら覚えていられるのですが、年に一度しか使わない知識をすべて記憶しておくのは大変です。そこで Evernote です。検索で目的のノウハウをすぐに引っ張り出せますし、端末を問わず使えるので畑に出たときもスマートフォンでサッと確認できます。 ――Evernote がなければ、ノウハウをメモしたファイルを畑まで持ち運ぶことになりますよね。 加藤:畑が自宅からすぐ近くとは限らないので、メモしたファイルを忘れるたびに取りに帰るのは効率が悪いんです。その点でも Evernote はとても助かります。 農家がやっていることを広く消費者に伝えたい。Evernote はそのためのツール ――他にはどんなことを? 加藤:農園ではまだまだ書類などで紙を使うことが多いので、それは Evernote のカメラで撮影して取り込んでいます。それから Web クリッパーを使った Web ページの保存。仕事に関係するページはもちろんですが、それに限らず見ていいなと思ったページはすぐにクリップしています。僕はブログも毎日書いているので、そのネタを Evernote に入れていますね。

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Evernote ユーザの必需品: Web クリッパーとは?

Evernote ユーザに大人気の「Web クリッパー」は、閲覧中の Web ページをそのまま Evernote にノートとして保存できる、ブラウザ拡張機能です。面白いサイトや参考になるニュース記事など、あなたが注目した情報をいつでも参照できる状態で保管しておけます。 (例: Web クリッパーを Google Chrome で起動した場合) ↓ (例: 保存したページを Evernote for Mac で閲覧した場合) あらゆるコンテンツを保存 Web ページだけではありません。一般公開されている論文や取扱説明書などの PDF を直接保存したり、Gmail ユーザならメールを添付ファイル込みでスレッドごと保存できるので大変便利です。 (例: Gmail のスレッドを保存する場合) ブックマークとの違い Web ページを覚えておくためにブラウザのブックマーク機能を使う人は多いと思いますが、ブックマークは数が増えると管理がとても困難になり、検索することもできません。また、以前にブックマーク保存したページを閲覧しようとしたら、ページ自体がもう存在しなかったり、掲載内容が上書きされていたり、といった場合もあります。 Web クリッパーを使えば、仮にそのページが存在しなくなっていても、自分の Evernote アカウントに残っているので安心です。 お使いのブラウザに対応した Web クリッパーを入手 » (注: Internet Explorer 版の場合は、Evernote for Windows と一緒にインストールされます。) 注釈機能、広告の非表示など 広告などを隠して記事を読みやすくする「簡易版の記事」モード、閲覧中のページに注釈を加えられる「スクリーンショット」モードなど、用途に合わせた使い方ができるのも Web クリッパーの魅力です。 (例:「スクリーンショット」モードで注釈を描き込んで保存・共有する場合) 人気サイトを専用フォーマットで保存 さらに、Amazon や YouTube、LinkedIn など一部の人気サイトでは、それぞれ専用のフォーマットが用意されています。自分が必要な情報のみを選択し、きれいなレイアウトで Evernote に保存できます。 (例: Amazon で商品のページを保存する場合) Web を検索した時に Evernote のノートも表示 Web クリッパーの隠れた人気機能として、Google・Yahoo!・Bing などの検索エンジンで検索を実行した際に、そのキーワードに関連する Evernote

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TechWave 編集長・増田真樹さん流―取材・執筆・編集に活用する方法

9 月 2 日、メディア関係者の方々に向けて記事執筆や編集作業における Evernote の実践的な活用方法をご紹介するセミナー「Evernote スキルアップセミナー」を開催しました。 セミナーでは Softnic / TechWave 編集長である増田真樹さんをお招きし、実際の編集現場で用いられている使い方やコツなどをお話しいただきました。 本記事では、イベントの模様を写真と共にレポートします。 増田真樹さんは 1990 年頃からライターとしてのキャリアをスタート。その後、ブログサービスのココログや So-net ブログの前身となるサービスを立ち上げるなど、IT 業界の最前線で活躍されてきました。増田さんが編集長を務める TechWave は 5 年前に誕生した IT 系のメディアであり、特にメディアとリアルの連携を重視してイベントの開催などにも力を入れてこられました。 面倒な作業を抜いて、最終的に情報を記録するのにふさわしい Evernote そんな増田さんが Evernote に出会ったのは、35 歳のとき。当初はアカウントを作成しただけで使ってはいなかったそうですが、プライベートでのある出来事をきっかけに Evernote を「情報を記録するツール」として使い始めたといいます。 また、東日本大震災もきっかけの一つでした。震災当時、増田さんの自宅は本棚が倒れるなどの被害を受け、復旧不可能な状態になってしまったのだとか。そうした経験から増田さんはスキャナを購入し、資料や過去に執筆した雑誌などをスキャンすることに。そこで情報を記録するツールとして選ばれたのが Evernote でした。 「Evernote は面倒な作業を抜いて、最終的に情報を記録するのにふさわしいと思いました」(増田さん) 増田さんは Evernote を「安心して記録させられるプラットフォーム」だと評価します。メディアでの仕事におけるメリットには次のようなものがあるといいます。 情報を溜めておくことで、何かについて調べる時間が圧倒的に速くなり、隙間時間を活用して資料を読むという仕事のスタイルが生まれた。 TechWave は速報のスピードにこだわっており、情報を検索すると関連ノートが表示されるコンテキスト機能も大きな役割を果たしている。 チームでノートブックを共有するようになって、Evernote はさらに重要なツールに。過去にどういうことを書いたのかという記録やメモを記事と一緒に残しておけるので、複数人で仕事をする場合でも「知らなかった」という伝達ミスがなくなった。 記事を書く前にあらかじめ雛形となる予定稿を作成するが、これを共有しておくことで、チームメンバーがどういうストーリーで記事を書こうとしているのかを知ることができる。 また、新人のライターさんにも Evernote を共有することで、一人で抱えていた作業を複数人で行えるようになったり、他の人のノートを見ることで取材のやり方をイメージしやすくなるなどの効果もあったといいます。 様々な用途に活用 増田さんは他にも、Evernote を様々な用途に活用されています。 取材先で手渡される紙の資料はすべてスキャンして Evernote に保存。名刺は音声ファイルなどと一緒のノートに入れることで整理。メールで届くプレスリリースはそのまま Evernote に転送。添付ファイルがそのまま保存されるところがポイント。 ウェブクリップでは資料性のあるものを特にクリップ。基本的には公式サイトをクリップするが、保存しておく価値があれば個人ブログでもクリップする。手がけているサイトやパートナーメディアの記事もクリップ。そうすることでコンテキストの対象となり、他の情報に紐付いてくれる。 インタビューでは Evernote アプリで直接録音。タイトルに日付が入るため、管理も楽になり、ICレコーダーは持ち運ばなくなった。録音品質も満足。 「情報の型を決めずに、一番速く情報化できるのが Evernote のいいところ」 スピードを重視することと、文字認識の精度が優れていることから、増田さんは「人名」「プロダクト名」「会社名」以外のタグ付けはほとんど行わないそうです。ただし、情報のケアはやはり必要で、たとえば手書き文字など認識が不安な場合は、タイトルだけは入力しておくといった工夫をされています。 原稿そのものは他のソフトを使われるそうですが、そのための情報収集と整理を担うのが Evernote。予定稿を書く際は、まず箇条書きでリードとプロットを作り、Evernote に入っている資料を参照しながら考えを整理するのが増田さんのやり方です。 Evernote

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Web クリッパーで人気サイトをきれいにクリップ保存

インターネットで調べごとをするのは、私たちが日常的に行っているルーチン作業の一つです。しかしながら、見つけた情報を保存するのは意外と簡単ではありません。ブックマークも便利ですが、Web ページの数が増えると管理が難しくなり、検索もできません。Evernote が最初に Web クリッパーを作った理由はここにあります。本日のアップデートにより、この Web クリッパーがさらに便利になりました。 Web クリッパーをダウンロード >> Web クリッパーのコンセプトは単純です。Web で参考になるページを見つけたら、クリップする。それが Evernote に保存され、検索可能なノートとしてずっと保管しておくことができます。分かりやすい仕組みですが、いつでも、いつまでも読めるという安心感が Web クリッパーの人気の大きな要因になりました。 今回は、Chrome、Safari および Opera 用の Web クリッパーがさらに使いやすくなっています。クリッパーをアップデート後、ブラウザを再起動してください。 お気に入りのサイトをそのまま保存 Web クリッパーはあらゆるサイトに対応していますが、その中でも多くの人に閲覧されている Amazon・Gmail・LinkedIn・YouTube のサイトでより使いやすくなりました。これらのサイトには特別のフォーマットが適用され、必要な部分のみを選択することができます。そして、シンプルできれいなノートとして Evernote に保存されます。Gmail の場合は、メールに添付されたファイルも一緒に保存できるので便利です。 注釈を添えて、簡単に共有 保存したクリップを誰かに共有したい時は、Web クリッパーから直接共有することが可能です。さらに、コメントや矢印などの注釈機能を使えば、相手に確認してほしい箇所を分かりやすく伝えることができます。 たくさんクリップすることのメリット Web クリッパーを起動した時の画面から、保存先のノートブックや追加するタグを選択できます。なお、たくさん保存すればするほど、Web クリッパーが候補として提示する保存先の精度が高まっていきます。どんどん活用して、Web クリッパーを「賢く」してください。 オンラインの情報をよりスマートに保存できる、新しい Web クリッパー。これに一度慣れると、ブックマークには戻れなくなるかも知れません。 Web クリッパーを今すぐ入手する >> ※ 本記事は 英語版ブログ記事 の翻訳です。

Pinterest コミュニティマネージャーが語る、情報の記録と活用の方法とは

ピンボードに留めていくような感覚でお気に入りの写真をクリップできるサービス「Pinterest」。日本法人のコミュニティマネージャーとして忙しい日々を送る大石結花さんは、Evernote を初期から使っているヘビーユーザーなのだといいます。日常生活や仕事で、どんな使い方をされているのかを伺いました。 氏名:大石 結花(おおいし ゆか) サイト:Pinterest ブログ:Blossomlink Twitter:@0oyukao0 「ライフログを保存して、たまに見返してニヤニヤします(笑)」 ――かなり初期の頃からお使いいただいていると伺いました。 大石:2008 年 10 月から使っているので、まだ日本語版が出る前ですね。何で知ったのかは忘れましたが、写真の中のテキストを検索できるのに感動したことを覚えています。何で検索できるの!?未来だ!って思いました(笑)。 ――(笑)。OCR 機能は便利ですよね。現在はどんな使い方を? 大石:私はライフログマニアなので、Twitter や Instagram のログを書き出してくれる IFTTT やツイエバなどのサービスを使って、Evernote に保存しています。たまに見返してニヤニヤしています(笑)。 ――後から見返すことも多いのですか? 大石:そうですね。けっこう見るかも。Evernote 内をよく検索するのですが、そのときにキーワードで Twitter のログが引っかかることが多いんですね。ああ、こんなことあったなって思い出すきっかけになったり、以前に何を考えていたのかを知ることで新しい発見が得られたりしています。 ――Twitter と Instagram 以外ではどんなライフログを? 大石:「HeyDay」という写真と位置情報を結びつけてくれるアプリがあるのですが、それを使っています。たとえば行ったレストランとか、忘れてしまうんですよね。あの人と行ったあの場所のレストランってなんて名前だったっけ……みたいな。そんなときに、このアプリで記録しておくと、人や日にちなど、色々な情報から検索できるので便利なんですよ。ライフログのノートには、自分で簡単な日記を付け加えたりもしています。 ――思い出すための鍵となるキーワードがまとめて記録できるアプリは Evernote との相性も良いですね。 大石:他にはネットショッピングしたときに EC サイトをウェブクリッパーを使って保存しています。これも後から確認したくなるからですね。ネットでポチポチ買っていると、つい値段を忘れてどれくらい使ったのかわからなくなるじゃないですか。そんなときに後から見返してけっこう高かったりすると、大切に使おうって思えたりします(笑)。 ――なるほど(笑)。ちなみにクリップするのは購入の完了ページではなく、商品ページですか? 大石:そうです。ファッション系のブログもやっていて、そこで自分のコーディネートを紹介したりするんですね。そのときに EC サイトにリンクを張るので、そのために商品ページの方をクリップしておきたいというのも理由です。他にはブログのアイデアを書いたり、好きな DIY のアイデアを入れたり、行きたいレストランを食べログからクリップしたりしています。ウェブクリッパーだと記事だけを保存できるのがいいですよね。 ――紙の電子化などもされていますか? 大石:やりますが、あえてそれだけやるというよりは、何かのついでにスキャンして、さらについでに Evernote に入れておくか、くらいの感覚ですね。 「仕事ではテンプレートを保存して、時間短縮しています」 ――お仕事ではいかがでしょう。 大石:仕事では主にテンプレートを保存していますね。たとえばオフィスにお客さんを案内するとき、住所や行き方の説明などは毎回同じです。テンプレートを作っておいて Evernote に入れておけば、それをコピペしてメールに貼り付けるだけでいいので、時間短縮になります。テンプレートという意味では、自分用のマニュアルとしても使っています。Pinterest 日本法人はまだ少人数なので、私もいろいろな仕事をやっています。Photoshop や InDesign なども使う必要があり、やり方を習ったので、それを Evernote にメモしています。また、Pinterest のロゴの赤がパントーンのどの色なのか、といったブランドのガイドラインなど、とにかく必要なものをすべて入れていますね。 ――以前は DeNA に勤務されていたんですよね。 大石:ソーシャルゲームのプロデューサーをやっていました。もちろん、その頃から Evernote は使っていて、検証端末の ID や、ゲームのリリース手順などを自分用に保存していました。先ほど言ったように、検索で思わぬ出会いがありますからね。 ――共有機能などは?

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「大切なのは時間に投資すること」――実業家・本田直之さんに聞く時間活用術

会社経営や講演、書籍の執筆など精力的に仕事をこなす傍ら、一年の半分をハワイで過ごし、サーフィンやトライアスロンなど趣味にも全力で取り組む実業家の本田直之さん。まさにスーパーマンという言葉がぴったりの本田さんにとって、Evernote は仕事でもプライベートでもなくてはならないツールだといいます。Evernote を活用した仕事術について取材しました。 氏名:本田直之(ほんだ なおゆき) サイト:レバレッジコンサルティング Facebook:Facebook ページ Twitter:@naohawaii 「情報は整理整頓することではなく、記録して活かすことが目的」 ――本田さんが Evernote と出会ったのはいつだったのでしょうか。 本田「もう覚えていないけど、かなり昔から使っています。たぶん、人からおすすめされて使い始めたんだと思います。最初はサーフィンの記事や飲んでいた薬を写真に撮って保存していたみたいですね。ただ、最初は Evernote の何が便利なのかよくわからなかったんですよ」 ――どのあたりで Evernote が便利だと感じるように? 本田「ノートの数が増えてきてからですね。入れれば入れるだけ便利になっていって、今はもうなくては生きていけなくなっています。Evernote は、ある程度使わないと本質がわからないツールだと思いますよ」 ――どういったところを気に入っていますか? 本田「情報を単に入れておけばいいところですね。僕は整理するのが好きじゃない人間なんですよ。整理するために丁寧にフォルダを分けるとか、面倒でできません。それに、忘れっぽい人間でもあるので、余計なことを記憶したくないんです。頭の中は重要なことだけ覚えておきたいから、それ以外の使うかどうかわからない情報は Evernote に入れています」 ――具体的にどんな情報を Evernote に入れてらっしゃるのでしょうか。 本田「仕事もプライベートも関係なく、ぜんぶ突っ込んでいます。レストランの情報や新刊のアイデア、ビジネスのアイデア、旅情報、読んだ本のメモ、トライアスロンやワインの情報、ウェブの記事のクリップ……などですね。おすすめレストランの情報はよく人に質問されることが多いので、あらかじめリストを作っておいて Evernote に入れています。質問されたら、これをコピーして送るだけですね。あとは紙の電子化もするのですが、スキャナは使いません。昔はやっていたのですが、その場で iPhone で写真を撮った方が早いですからね。綺麗に整理整頓することが目的ではなく、記録しておくことが目的ですから」 ――たしかに最近の機種ですとスマートフォンのカメラでも十分綺麗に撮れますから、後で読み返すのにも問題ありませんよね。 本田「そうですね。もちろん、綺麗に整理するのが好きな人はそれでいいと思います。ただ、大事なのは情報を生かすこと。Evernote に入れた情報も頻繁に見直すというわけではないのですが、機会があれば見ますし、必要な情報はタグと検索からサッと見つけることができます。Evernote を使う前は、たとえば雑誌の記事なんかも切ってクリアファイルに入れてとっていました。でも、そんなのあとから見ないんですよね。探す労力もかかるし、持ち歩けず、結局は入れるだけ入れて捨ててしまう。それって情報が生きていないんですよ。Evernote に入れているものがすべて生きてくるわけではないけど、100 のうち 1 つだけでも使えるかもしれない。それが重要なんです」 「すべてを効率化するのでなく、やらなくていいことを徹底的に省く」 ――とっておいた情報を後から探しやすいのは紙にはないメリットですよね。そうすると、本田さんはもう紙にはあまりメリットを感じていないのでしょうか? 本田「紙のメリットはないですね。手帳も持ちませんし、仮に紙で何か渡されても、その場で写真を撮って返してしまいます。紙といえば、名刺も無駄だと感じています。今は Facebook もあるし、必要な人は Facebook でつながっておけばいいだけ。ちなみに、いただいた名刺は『Eight』というサービスを使って電子化しています」 ――本当に徹底されていますね。 本田「整理する時間が無駄だと感じているからですね。デジタルであれば整理する必要もないですし、効率化することができます。Evernote はその意味で非常に助かるツールです。使っていない人は、もったいないことをしていると思いますね」 ――そうやって効率化を図っているからこそ、本田さんは人よりも時間を有効に活用できているわけですね。 本田「誤解してほしくないのは、すべてを効率化したいわけじゃないということです。たとえば、人間関係を築く時間に効率化は関係ありません。大切なのは、やらなくていいことや無駄を徹底的に省くことなんです」 ――やらなくていいことというと? 本田「それこそ、ファイルを管理したり、切り抜いた紙を整理するといった時間ですね。時間はみんな平等にあるんですよ。違うのは、それをどう使うかだけ。もちろん、時間の使い方を誰でも今すぐ変えられるわけではないですし、Evernote を始めたからといって急に改善することもありません。Evernote を使ってみたり、使い方を勉強したりすることは、いわば時間への投資なんですよ。投資しない限りリターンはありませんからね」 「アイデアが思い浮かぶのは、考えようとしていない時」 ――なるほど。ところで本田さんはどういったときにビジネスのアイデアなどを思いつかれるのですか? あまり机に向かって頭をひねるイメージはありませんが……。 本田「考えようとしていない時、ですね。考えようとして浮かんでくるものはあまりありません。ポップアップして出てきます。走っているときにでも浮かびますよ。そういうときはすぐにその場でメモします」 ――走りながらですか? 本田「走りながらです。ただ、これについては Evernote ではなく、より起動が速い iPhone の標準メモアプリを使いますね。食事をしているときにレストランの感想を書くのもそう。そうやって書きためたものは後でリライトしたりして、Evernote に入れるようにしています」

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