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会社員から政府公認観光ガイドへ – 日々の仕事や生活を Evernote がサポート

イタリアで政府公認フィレンツェ観光ガイドとして活躍されている加藤まり子さん。大学卒業後、大手外資系企業に勤務されていた加藤さんですが、「自分は本当は何がしたかったのか」と考えるようになり、それまでのキャリアを捨ててフィレンツェへと移住したユニークな経歴の持ち主です。 イタリアには縁もゆかりもなかったという加藤さんですが、学芸員や全米ヨガアライアンス認定ティーチャートレーニングなどの資格を生かして独立。2016 年に政府公認フィレンツェ観光ガイドの資格を取得し、現在は、フィレンツェを拠点に活動されています。 そんな加藤さんにとって、仕事・勉強ともに欠かせないというツールが Evernote です。加藤さんの日々の生活に Evernote がどう役立っているのかを伺いました。 氏名:加藤まり子 ブログ:フィレンツェ公認観光ガイド 加藤まり子 15 年間の会社員生活を経て、フィレンツェへ ――本日はよろしくお願いいたします。加藤さんはもともと日本で会社員をされていたのですよね。 加藤:はい。大学卒業後、システム・インテグレータ会社と外資系製薬企業に勤務していました。ただ、社会人生活が 15 年たったところで、ふと自分は本当は何がしたかったのかと考えまして、2014 年 9 月にイタリア、フィレンツェに移住したのです。なぜフィレンツェだったのかというと、もともと社会人学生として通っていた大学で 1400 年代フィレンツェを中心とした美術史にすっかり魅せられていたからです。 ――フィレンツェ観光ガイドとはどのようなお仕事なのでしょうか? 加藤:フィレンツェの町の歴史や美術館で美術史の説明をするのが主な仕事です。その都市の情報はもちろん、フィレンツェは芸術の都でもあるので、美術や芸術に関する知識も必要です。イタリアでは資格がないとできないんですよ。 情報の集約とアイデアのまとめに Evernote を活用 ――そのお仕事で Evernote を役立てていただいているとか。Evernote はいつ頃からお使いなのでしょう。 加藤:2008 年から使用しています。社会人学生として 2 回目の大学生をしていたとき、通勤時間に資料を見ることができるクラウドサービスを探していて Evernote を使い始めました。現在はプレミアムプランを契約していて、いろいろと活用させていただいています。 ――端末は何をお使いですか? 加藤:iPhone と Mac です。 ――お仕事ではどのように使われるのでしょうか。 加藤:お客様の観光ガイドをするための資料をまとめるのに使っています。フィレンツェなので美術系の情報が多いですね。たとえば一つの絵画について調べたら、写真、メモ、ウェブの URL などを一つのノートにまとめておくのです。 日本のことを知りたいという現地の方も多くて、そういう場合は日本についてまとめたノートをプレゼンテーションモードにして説明したりしています。プレゼンテーションモードは格式張っていないところが好きですね。ちょっとしたプレゼンに使いやすいですし、スマホなどでもサッと準備することができますから。 それから、ツアー行程のアイデアを組んでいくのにも使っています。一日目はどこで何を食べて、何をして、どこに寄って……といったように、写真やイラスト、テキストで旅行のアイデアをまとめています。 ――ライターとしてイタリアの情報を発信するお仕事もされていますよね。 加藤:書き物の仕事ではオンラインで書いて納品するのですが、文書を保存しておくのと、文字数カウントの機能を使うために Evernote で書くようにしています。ブログや日記も書いているのですが、そちらも Evernote でドラフトを書いてからアップしています。 また、ウェブの情報でアイデアにつながりそうなものは Chrome のウェブクリッパー機能でクリップしています。思いついたアイデアもノートに保存していて、関連性が高いノートは後でマージするようにしていますね。 授業の内容を一つのノートに ――昨年、フィレンツェ観光ガイドの資格取得のため学校に通われていたということですが、そちらでも Evernote を? 加藤:使っていましたよ。学校で渡される資料は PDF なので、そのまま Evernote に保存していました。そのほか、授業を聞きながら書いたメモや先生の話を録音したファイルも 同じノートにまとめていました。卒業論文のための参考資料も、Evernote に集約していましたね。 授業のノートは友だちにシェアすることもありました。そのときは公開リンク機能を使っていましたね。 ――Evernote のどんなところを気に入っていただいていますか?

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継続して文章を書くには – コラムニスト・ダヨリンさんの執筆環境を公開!

トレンドコラムニストとして、日本経済新聞や Nikkei STYLE、朝日新聞出版の dot. といった様々な媒体で執筆するダヨリン(ヨダエリ)さん。音楽をはじめとしたポップカルチャーやライフスタイルなどのトレンド全般から、男女の心理、IT 活用まで幅広い話題について親しみやすい文章で綴られるコラムには大勢のファンがいます。ブロガーとしても情報を発信されるなど、精力的に執筆活動を行うダヨリンさんですが、なぜこれほどまでに継続して文章を書き続けられるのでしょうか。 「ブログの日」である本日 2/6 (月)に、Evernote を愛用されているというダヨリンさんに伺った「文章を書き続けるコツ」をお届けします。 編集の学校やウェブのコミュニティから物書きの道へ ――本日はよろしくお願いいたします。多くの媒体で連載を持たれているダヨリンさんですが、そもそもどのようにしてフリーランスのコラムニストとして活躍されるようになったのでしょうか。 ダヨリン:大学卒業後、PR 会社に入社しました。もともと「書く」仕事に就きたかったこともあり、1 年半で会社を辞めて、ライターと編集者の養成学校に通い始めることにしました。それをきっかけに少しずつ文章を書く仕事をいただくようになったんです。 オンラインでも活動していました。インターネット以前、パソコン通信の時代に今でいう掲示板とか SNS みたいなコミュニティにハマりまして、そこで書き込みをしていたところ、ウェブのプロデューサーの方が声をかけてくださり、ウェブ関係のお仕事をいただくようになったのです。 また、友人から恋愛相談を受けることが多かったのですが、ケータイサイトのプロデューサーをしていた友人から「このスキルはもったいないよ」と言われて、ダヨリンの恋愛相談室というコーナーをケータイサイトで始めました。 ――一方でご自身のブログも精力的に執筆されています。 ダヨリン:実は私、父の仕事の関係で小学生のときにドイツで暮らし始めたんです。その頃から本格的に日記をつけるようになったのですが、98 年頃からはそれを日記サービスを利用してウェブ上に公開するようになりました。そこからブログに移行して、今も続けています。日記歴は 30 年以上です(笑)。 ダヨリンさんブログ:café dayorin Evernote は紙のノートと同じ感覚 ――継続的に文章を書き続けることのコツをぜひ伺いたいところですが、まずはダヨリンさんが執筆用のツールとしてお使いだという Evernote の活用法についてお聞かせください。 ダヨリン:Evernote は 2010 年から使っています。現在の大きな使い方としては、ブログや仕事の原稿執筆用のネタ帳です。昔からメモ魔で、紙のメモと並行して、ちょっとしたメモはテキストファイルで PC のフォルダに保存していました。今はそれが Evernote になっています。たとえば友人の話を聞きながらメモをとり、移動中や帰宅後に補足を書き込みます。そのメモをもとにコラムを書くというパターンは多いですね。下記のメモも、最終的に男性向け恋愛コラムになりました。 Evernote はいちいちファイルを開かなくてもいいし、「どのフォルダに保存しよう?」と考える必要もありません。マルチデバイス対応なので、PC とスマホで同じデータがすぐに見られるのも気に入っています。私にとっては Evernote は紙のノートと同じ感覚ですね。 ――日記もそうですが、何でも書き残されるのですね。 ダヨリン:自分の感覚は信じていますが、自分の記憶力は信じていないんです(笑)。とにかく Evernote にさえ入れておけば何があっても安心できます。 Evernote は自分の頭の中の Google 検索 ――仕事やブログのメモ以外ですと、どういったものを入れていますか? ダヨリン:Web クリッパーはよく使います。それから、アメブロの有料プランを使っているのですが、読者の方からいただいたメッセージを Evernote に保存しています。アメブロのメッセージは検索機能がなく、探したいとき少し手間がかかるので。 その他ですと、Twitter を保存するのにも Evernote を使っています。ツイートの「その他の方法でツイートを共有」を選ぶと、メールでツイートを共有することができるんですよね。そこに Evernote の転送用メールアドレスを入力して、気になるツイートを保存しています。 洋服のコーディネートも保存しています。自分的にこれはよかったなと思うコーデがあったら、どれとどれを合わせたかというのを Evernote にメモで日付と一緒に入れておくんです。「コーデ」というキーワードをつけておけば後から検索も簡単です。 ――ノートブックやタグで整理されているわけではないのですね。 ダヨリン:整理が面倒なのでノートブックやタグは使いません。とにかく後から探しやすいことが大事なので、検索用のキーワードを自分でノート内につけておけばそれで OK なんです。

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「あの人、どこで会ったっけ?」とならないために、Webマーケターが実践する人脈管理術

Webマーケターであり、キャリアカウンセラーであり、人気ブロガーでもあり、そして肉エバンジェリストというユニークな肩書でも活躍する筒井智子さん。いくつもの顔を持つ多才な筒井さんにとって、仕事やプライベートに欠かせないツールが Evernote なのだとか。いったいどんな使い方をされているのでしょうか。お話をうかがいました。 氏名:筒井 智子(つつい ともこ) ブログ:踊るOL。 / マナビシェア ブログ記事を保存しておき、更新版を書くときのためにメモを残しています ――筒井さんは本当にさまざまな活動をされていますよね。特にブログ「踊るOL。」はかなり長く運営されているそうですね。 筒井:2004 年からなので、もう 10 年以上になりますね。一時期、毎日更新にこだわっていたこともあり、記事数は 2,800 を超えました。 ――記事のネタには困らないのですか? 筒井:ネタに困ったことはないですね。Evernote に一応、ネタ集め用のノートみたいなのは作ってあるのですが、それを見返して書くことはほとんどありません。ブログのネタは読んだ本や行ったセミナーや食べた肉について書いていて、未アップの下書きは 200 記事分くらいあるんですよ。 ――それはすごいですね! では Evernote はどのようにブログでお使いなのでしょう? 筒井:自分の記事を RSS フィードで吐き出して、自動的にアウトプット用のノートブックにバックアップしています。ツールは IFTTT を使っています。そうやって保存した過去の記事をたまに読み返して、メモを残しておくんですよ。 ――メモというと? 筒井:アクセスの多かった記事などは、内容を最新版に更新して改めて書くことがあるんです。そのために、どういう風に書きなおすかを考えておいて、チェックボックスをつけてリマインダを設定しておきます。少し寝かせてみて、リマインダが上がってきたら、そのときもう一回考えます。やっぱり書かなくていいかなと思ったらチェックボックスを消すこともあります。……でも最近は過去の記事を読み返して、文章の稚拙さにうわーっ! って悶絶することが多いですけどね(笑)。 ――(笑)。ブログでは書評と肉のお店のレポートが多いですよね。たとえばおいしいお店に行ったときなどは写真や感想を Evernote にメモしたりされますか? 筒井:お店の写真については、撮ると Flickr にアップされるようにしています。感想は特にメモしたりしないですね。肉の写真を見れば思い出しますから。一応、メニューや値段なんかはブログの書く前に調べたりはしますけど。 ――写真を見れば思い出すというのはすごいですね。 筒井:おかげさまで最近は焼肉店のメニュー開発のお仕事をいただいたり、ステーキをテーマにした映画の試写会に呼んでいただいたりすることもあります(笑)。 読書はメディアマーカーと Evernote のタグで綿密に管理 ――書評に関してはいかがでしょう。 筒井:実は Evernote で一番使っているのが、書評のための読書管理なんです。Evernote がないと書評は書けないといっても過言ではないですね。私は読んだ本を管理するのにメディアマーカーというウェブサービスを使っていて、これを Evernote と連携させています。メディアマーカーで書籍を登録すると、Evernote に自動でノートが作成されるんです。どのノートブックに入れるのかや、画像の添付、タグ付けなどもメディアマーカー側で都度設定できますから、最初からタグを付けた状態で Evernote に保存できるのです。 ――それは便利ですね。Evernote に入れた後は? 筒井:私は読むときに付箋を貼って、どんなふうにブログにまとめるかを考えるんです。そこで抜き書きした内容を Evernote のノートに付け加えます。手元に本がなくても、Evernote を読めば大事なことはわかるようにしています。 ――タグはどんな基準でつけているのでしょうか。 筒井:「読了」や「未読」「献本」「ブログアップ済」といったタグをつけて、そのノートに入れた本がどういう状態にあるかをわかるようにしています。たとえば「読了」がついていて、なおかつ「ブログアップ済」がついていないノートなら、読み終わっているんだけど、まだブログにはアップしていない状態ということです。これは検索するときに役立ちます。先ほどの例でいうと、「読了」というタグでノートを検索し、さらに「ブログアップ済」でマイナス検索すると、読了していてブログに未アップの本がずらっと出てくるわけです。もちろんブログにアップした後は、「Blogアップ済」のタグをつけます。 「あの人、どこで会ったっけ?」とならないために、Evernote で人脈を管理 ――なるほど! これなら書籍の状況がひと目でわかりますね。ほかにはどんなところで Evernote を使われますか? 筒井:私はWebマーケターとして働いており、仕事柄たくさんの人にお会いします。そこで名刺を Evernote で管理しているのですが、さらに頭文字のタグでも分類しています。たとえば鈴木さんなら「さ(=さ行)」のタグをつけておくのです。こうしておくと、各頭文字から始まる人を個別に検索できます。また、仕事でよく関わる人や仲の良い人については名前でもタグをつけています。鈴木さんなら「鈴木」というタグですね。こうすると、鈴木さんに関するノートをノートブックを横断して検索できるのです。 ――横断というと? 筒井:たとえば鈴木さんから献本を受けたとします。その本は書評用のノートブックに入れるわけですが、一方で鈴木さんの名刺は人脈用のノートブックに入れてあります。その両方に「鈴木」というタグをつけておけば、鈴木さんに関する情報が両方のノートブックから一気に検索できるわけです。 ――ノートブックとタグの明確な使い分けですね。とても参考になります。名刺のノートには名刺を入れているだけですか?

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物書き・倉下忠憲さんのデジタルとアナログを融合した知的生産術

『Evernote「超」仕事術』をはじめとする多数の書籍の他、ブログ、有料メルマガなど、”物書き”として精力的に執筆活動を行う倉下忠憲さん。Evernote 知的生産アンバサダーでもある倉下さんの日々尽きることのないアイデアは、いったいどのようにして生み出されているのでしょうか。デジタルとアナログを融合した倉下さん独自の知的生産術について伺いました。 氏名:倉下忠憲(くらした ただのり) サイト:R-style サイト:シゴタノ! Facebook: @rashitaportal ノート数が膨大になるとログの相転移が起きる。 ——本日はお忙しいところありがとうございます。まず倉下さんのお仕事について教えてください。物書きということで様々な文章を執筆されていますよね。 倉下「はい。ブログ「R-style」を毎日更新している他に、毎週発行の有料メルマガと、書籍の執筆などを行っています。内容は仕事術やライフハック、知的生産に関するものが多いですね」 ——まさにその知的生産についてお伺いしたいと思っていました。倉下さんは膨大な文章を執筆されていますが、書く内容やアイデアはどのようにして生み出されているのでしょうか。 倉下「私の場合、アイデアは Evernote から生まれています。一番多いのはネタ帳的な使い方ですね。ちょっとしたアイデアを放り込んだり、そうやってストックしておいたネタを引っ張りだして書籍の原稿執筆に使ったりと、短期的なアウトプットから長期的なアウトプットまですべて Evernote を使って行っています。PCを開いている間、Evernote はつねに開きっぱなしで、いわば2番目のOSという存在です。ないと仕事が回りません」 ——ネタを放り込むというと、メモをとったりウェブページをクリップしたり? 倉下「メモとウェブクリップが半々くらいでしょうか。数としてはウェブクリップの方が多いと思います。現在は、だいたいウェブクリップのノート数が12,000くらいで、アイデアを入れておく「アイデアノート」が3,500くらいですね。タグづけすることもありますが、大雑把に放り込んでおいて検索に頼ることが多いです。そうすると偶然引っかかったノートから何かひらめいたりもするんですよ」 ——過去に自分が入れておいたノートが検索で偶然出てきて、そこから何かひらめくということですか。 倉下「そうですね。ただ、この方法はノート数が10,000あたりを超えてこないと本当の面白さが見えてこないと思います。ノート数が膨大になって、何を保存したか自分でもわからないくらいになると、蓄積していたログの相転移が起きて、自分が思っている以上の価値が出てくるんです」 すべてを Evernote に集約するメリット。 ——それでもブログ、メルマガ、書籍と3つのメディアをハイペースで執筆するのはかなり大変なのではないかと思います。特にブログは毎日書かれていますよね。 倉下「ブログのネタは、思いついたものや参考になる元ネタをつねに Evernote にストックしています。さらに、自分が書いたブログ記事もアーカイブとして保存しているんですよ。こうすると、検索したときに関連ノートで過去に書いた記事とアイデアが結びつく可能性があるので。有料メルマガも同じで、過去に書いた記事をすべて保存しています。それに、有料メルマガは連載ものが多いため、先週や先々週の記事を参照する必要がありますから、保存しておくと楽なんですよね。細かいところでは、有料メルマガのテンプレートも Evernote に保存しておいて、それをコピペしてエディタで記事を書くなど効率化しています」 ——なるほど。書籍の執筆に関してはいかがですか? 倉下「書籍の場合もやはり、コアとなるアイデアをストックしています。また、書いている原稿も保存していますし、戻ってきたゲラの PDF も保存してあります。書籍の場合は長期のプロジェクトになることが多いので、タスク管理も Evernote で行っていますね。タスク管理に関しては専用ツールの方が便利だと思うので万人にオススメはしませんが、せっかくチェックボックスがあるので、簡易的な管理なら Evernote で十分なんです」 ——すべての作業を Evernote に集約しているわけですね。他にも様々なツールがあるかと思いますが、Evernote にまとめることのメリットは何かありますか? 倉下「なんといっても、探す場所が一箇所でいいということですね。タスクも資料も原稿もすべて Evernote に入っている状態なので、他のツールに探しに行く必要がありません。あとは、私は自宅かカフェで仕事をするのですが、Evernote か Dropbox にさえアクセスできれば原稿が書けるというのは助かりますね」 ——では、具体的にノートブックの使い分けについて教えてください。 倉下「まず、保存したノートは inbox ノートブックに入ります。これはいわゆる受信箱ですね。ここから、タスク管理に関することは「セルフマネジメント」に、アイデアは「アイデアストッカー」にといった感じに振り分けていきます。「アイデアストッカー」はさらに、「シンクノート」「アイデアノート」「使用済みアイデア」という3つのノートブックのスタックになっています」 ——それぞれどのような違いがあるのでしょう。 倉下「通常の断片的なアイデアは「アイデアノート」に入ります。それがもう少し時間が経って使えるものに進化したら「シンクノート」に移動します。逆に使い終わったアイデアは消すのではなく、「使用済みアイデア」に入れておきます。こういうことができるのが Evernote の面白いところですよね。普通は使い終わったものは消すと思いますが、もしかしたら今後また別のアイデアと関連するかもしれない。自分の Evernote ノートをランダムに表示できる EverShaker なんていうアプリもあります」 デジタルとアナログにはそれぞれの良さがある。 ——アイデアを Evernote から探し出す方法についてはよくわかりました。では、そうやって取り出した断片的なアイデアを、倉下さんはどのようにして”使えるアイデア”へと育てていくのでしょうか。 倉下「これは発想法の話になるのですが、たとえば何かしらのテーマで本を書くことになったとします。そうすると、私はまず自分の Evernote を検索します。検索対象は「アイデアノート」と、ウェブクリップを保存している「スクラップ」ノートブックです。本のキーワードで引っかかったノートは「進行中プロジェクト」ノートブックに移動して、そこから思いつくことを少しずつ増やしていき、本の形に育てていきます。また、そもそもテーマ自体がふわっとしていて具体性がないときは、アナログなやり方を併用します」 ——アナログなやり方というと? 倉下「アイデアトリガーカードですね。「逆から考える」とか「拡大する」とか「俯瞰する」とか、そういった視点を動かすようなキーワードが書かれた紙を持っておいて、ぼんやりとしたテーマを、そうした視点の切り替えで考えるのです。もう一つのやり方はマインドマップです。この場合は、Evernote

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