「世界一周は選ばれた人のものじゃない」TABIPPOの前田塁さんに聞く旅の魅力

学生時代に世界一周の旅を成し遂げ、帰国後は仲間と共に世界一周団体「TABIPPO」を立ち上げた前田塁さん。5 月末からダンスユニット NUMBERS と共に、現在二度目の世界一周旅行中の前田さんにとって、Evernote は生活に欠かせない相棒だといいます。世界一周旅行の魅力や今後の目標などについて話を伺いました。 氏名:前田塁(まえだ るい) ブログ:Work Life Chaos | トラベルクリエイターのブログ サイト:TABIPPO 世界一周のきっかけはニューヨークへの交換留学 ——前田さんが仲間の皆さんと立ち上げた世界一周団体「TABIPPO」が、4 月 10 日に株式会社になりましたね。 前田「はい。おかげさまで世界一周団体 TABIPPO の法人登記を完了し、株式会社となりました。実は 4 年前の 4 月 10 日は TABIPPO を立ち上げてから初めてのイベントを行った日なんです。そう思うと感慨深いですね」 ——そもそも TABIPPO とはどんな団体なのでしょうか。 前田「TABIPPOは 世界一周を経験したメンバーで構成された団体です。ひとりでも多くの若者が旅をする文化を作るために活動しています。よくどうやって収益を上げているのかと聞かれるのですが、書籍を出したり、イベントを開催したり、旅行代理店や航空会社と一緒に若者が旅をしたくなるような仕掛けを作ったりすることで収益を上げています」 ——前田さんがそもそも TABIPPO を設立したきっかけについて教えていただけますか。 前田「少し話がさかのぼるのですが、僕は三重県出身で大学入学で上京してきたんです。最初は楽しかったのですが、東京暮らしにもだんだん慣れてきてしまって、この先ずっと東京にいるのかなぁと思い始めました。それで、その答えを海外に求めたんです。今思えばかわいいもんですよね(笑)。ロンドンや香港、ニューヨークといった世界の大都市なら東京よりももっとすごいんじゃないかと思って、いろいろ悩んだ結果、ニューヨークに留学することにしました」 ——なぜニューヨークを? 前田「何の根拠もなく選びました(笑)。結局、交換留学の形でニューヨークに 9 ヶ月間滞在したのですが、住んだら住んだで、また慣れてしまって、自分の世界が小さくなるような気がしたんです。そこで、帰国する際にニューヨークから反対周りに帰ってくることにしました。それが世界一周をするきっかけでしたね」 ——ちなみに「世界一周」ですが、何をもって一周とするのでしょう? 前田「いわゆる世界一周業界(?)的には、太平洋と大西洋を横断し、なおかつ一筆書きのルートで帰ってくることが世界一周の定義とされています。つまり、日本に一時帰国しないということですね。ただ僕としてはそこは何でもいいと思っていて、とにかく地球を片方の方向に進み続けて戻ってくれば、それは世界一周だろうと」 世界一周を通じて、周りの世界の広さに気づけた。 ——世界一周の魅力について教えてください。 前田「昨日までの常識が今日通じない、やっと覚えた常識が明日には通じなくなる。そんな風に毎日心を揺さぶられるのが世界をまわる醍醐味だと思います。同じ場所に 1 年間とか住む留学の場合は、その社会の常識にどんどん深く入っていくのが魅力なので、まったく別の良さがありますね。また、旅先でいろいろな人と出会い別れる”ハローグッバイ”も大きな魅力だと思います」 ——世界を巡ったことで価値観は変わりましたか? 前田「それが、価値観そのものは変わらなかったんです。ただ、自分が狭いと勝手に決めていた世界は思ったより広かったんだということに気付かされました。というのも、僕たちは自分の将来や進路を自分で選んでいるつもりでも、実際はある程度の選択肢から選ばされているわけですよね。だから今までは勝手に狭く感じていたのですが、世界を旅したことでまったく違う人々の世界に触れ、周りの世界の広さに気づくことができた。これは成果だったと思います。それに、一周して戻ってこれたことで、根拠のない自信も身につきました(笑)」 ——帰国されて、それから TABIPPO を設立された? 前田「帰国後は大手インフラ企業に一度就職した後、広告代理店に転職しました。そのとき、後に TABIPPO の代表となる清水が新事業を立ち上げるからと誘ってくれたのがきっかけでした」 ——なるほど。世界一周で役立ったツールやアプリなどはありましたか? 前田「出会った人とのコミュニケーション用に Facebook と、当時はまだ流行り始めたばかりだった Twitter ですね。最近では Evernote が旅行に欠かせないツールになっています」 ——Evernote をどのように活用されているのでしょう。 前田「日本にいるときは、たとえば海外の絶景の写真などをウェブで見つけたときにクリップしていますね。また世界一周に出るときって日本の部屋は引き払ったりするため、置いていく荷物もなるべく少なくしたいので、Evernote に入るものはすべてそちらに入れています。たとえば思い出の品なんかは写真を撮って Evernote

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