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大人になってから学校で勉強することの意義 – Evernote で効果的な学習が可能に

大人になってから大学院や資格スクールなどに通い、勉強する人が増えています。その目的は、数十年という職業人生を、戦い抜く力を身につけるため。社会の変化のスピードが速い現代では、学生時代の学びだけで一生を戦い抜くことはできません。就職してからも常に学び続ける必要があるのです。 翻訳会社で営業を担当している藤森融和さんも、その一人。経営学を学ぶためにグロービス経営大学院を単科生として受講していました。その際に役立ったのが Evernote だといいます。大人になってからの勉強、そして仕事やプライベートに Evernote をどう生かしているのか。藤森さんに伺いました。 マネージャーとしての挫折経験からグロービス経営大学院へ ーーまず藤森さんがグロービス経営大学院で学ぼうと思われたきっかけを教えてください。 藤森:当時手がけていたプロジェクトがうまくいっていなかったからです。実は、もともとは経営学を学ぶことになるなんて思ってもいませんでした。私はどちらかと言えば、体力勝負の営業マンだったので。でも、たまたま今の会社ではそういう人間が珍しくて、「藤森はなんだか変なヤツだ、今までと違うことをやるヤツだ」みたいなイメージが着いて。それで、社内で何かのプロジェクトが立ち上がると、関わらせてもらうことが多くなったんです。直近では 2 つのプロジェクトで、マネージャーに抜擢していただきました。一つは公共事業に関わるプロジェクト、もう一つは社内の業務改革に関わるプロジェクト。どちらもまったく新しいチャレンジでした。しかし、マネージャーとしてはどちらもうまくいかなくて、悩んでいたのです。 ーー具体的にどううまくいかなかったのですか? 藤森:経営者と現場の間に立つことになるのですが、経営者が言ったことの意図や背景がちゃんと理解できない。他方、現場から飛んでくる要望はうまくさばけないし、動いてもらえるような指示も出せない……八方塞がりの状態でした。ビジネス書やセミナーで学んでいたつもりだったのに…ショックでしたね。新しいプロジェクトだから、社内にノウハウや手本とするモデルもありませんでした。これは独学では限界だ、リーダーシップやマネジメントを体系的に学ぶ必要があると思い、グロービス経営大学院へ通おうとしていたのですが……そんな矢先、それまでの無理がたたって体調を崩してしまったのです。3 ヶ月間休職することになり、結果的にはその時間を使ってグロービス経営大学院で学ぶことになりました。 ーー体調を崩す前から学校に通うことは決めていたのですね。 藤森:ええ。当然通わない選択肢もありましたが、お医者さまとも相談して、社会復帰のリハビリにもなるし良いでしょう、ということだったので。 ーー3 ヶ月間、どんなことを学ばれたのでしょう。 藤森:短期間なので専門的な科目は受講しておらず、経営学の共通言語となる、基礎的な知識や考え方を学びました。授業は 3 ヶ月でひと区切りのカリキュラムなので、一旦受講は終了して、仕事復帰を優先することにしました。 ーー仕事をしながら通う選択肢も? 藤森:はい。本当は大学院の本科進学を目指して、そのようにしたかったですね。しかし、まずは仕事を優先して日常生活を取り戻すことが大事だと思いましたし、単科生として取得した単位は 5 年間有効だったので、今は進学を目指すタイミングではないと、決断しました。 ーー大学院には藤森さんと同じ世代の方が多いのでしょうか。 藤森:そうですね。やはり 30 〜 40 代が多かったです。企業の中で言えば、色々な責任を背負うようになってくる世代で、悩みにも共通点が多いんですよ。同じ悩みを持つ仲間ができたのはよかったですね。私の悩みを聞いてみんな共感はしてくれても、誰も同情はしてくれないんです(笑)。でもそれが逆によかったですね。ちなみに休職のことは、打ち明けたとしても皆さん変わらず接してくださったり、似たような経験を持った方もいらっしゃったりして。それで本当に救われました。 ノートの整理は後回しで、とにかく放り込む ーー同じ目的を持つ仲間ができるのは学校に通うメリットですよね。そんなグロービス経営大学院での学びに Evernote を役立てていただいたと伺いました。 藤森:はい。もともと Evernote は大好きで使っているのですが、勉強でも大いに役立ちました。メインの使い方としては、たとえば「クリティカル・シンキング」、「マーケティング」、「ファイナンス」などというように授業ごとにノートブックを作り、そこにテキストや授業中のメモ、参考資料などを保存して、復習できるようにしていたことです。子どもの頃、算数や国語のノートを一冊ずつとっていたと思いますが、まさにああいったイメージですね。ネットから参考になりそうなページをウェブクリップしたり、宿題のノートも Evernote で作成していました。Word や PDF で作成したものをそのまま入れられるのが便利です。 ーー授業のノートは直接 Evernote に? 藤森:私はまず手書きでメモをとって、後から Evernote に保存することが多かったですね。授業は座って聞いているだけでなく、先生と生徒・生徒同士が活発に発言し合うスタイルだったので、サッとメモをとったり、図を描いたりするのに、紙の方が何かと便利なことが多くて。 ーーその場合はスキャナやアプリを使って保存されるのですか? 藤森:Evernote の Scannable を使っています。起動が早くて便利です。クラスメイトとディスカッションしたホワイトボードなどもカメラで撮影して入れていますし、グループワークを一緒にした人と交換した名刺も保存しています。カメラはかなり使っていますね。自宅では、書類をまとめて保存するために ScanSnap も使っています。 ーー保存したノートを拝見すると……タイトルに日付を入れてらっしゃるのですね。ノートブックやタグも、ルールを決めているのでしょうか。 藤森:Evernote を使い始めて 6 年くらいですが、実は未だに、さ迷い歩いています(笑)。以前は、ジャンルごとに細かくノートブックを作っていました。ところが、分類に迷って整理がなかなか進まず、整理が進まないので Evernote に情報を入れることを躊躇する…という有様で。プライベートではまったく活用できていない時期もありました。吹っ切れたのは、セミナーでアンバサダーさんのお話を聞いてからですね。「とりあえず突っ込め、話はそれからだ」みたいなお話で。Evernote のプロがそういうなら…と気持ちが楽になりました。 ーーなるほど。迷っているより、始めた方がいい、と。 藤森:アナログしかなかった時代は、情報を効率よく管理するにはそれなりのメソッドが必要だったんだと思います。コツコツとマメに整理できる人にしかできないことで、私にはとても無理でした。しかし今は、IT の力を借りて誰でも情報を管理できるようになってきました。特に Evernote は、検索機能が強力だから、取りあえず放り込んでおけば後から何とかなる。ノートブックやタグも、いつでも柔軟に変えることができる。私みたいに整理に挫折した人間でも受け入れてくれる、その懐の深さが好きですね。今は、ノートブックはなるべくシンプルにして、タグで管理をする方向に行こうかな、と思っています。 ーー授業を振り返って復習するときも

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日本法人マーケティング担当・上野 美香はどのように活用しているのか。

これまで Evernote 日本語ブログでは、たくさんのユーザーの方に Evernote の活用方法を伺ってきました。では、そんな Evernote 日本法人で働く社員自身は、どんな風に Evernote を使っているのでしょうか。今回はマーケティング・広報担当の上野 美香の活用法をご紹介します。 「議事録、取材メモからグルメ情報まで――使い方は多岐にわたります」 ――上野さんが Evernote を使い始めたのはいつ頃からでしょうか。 上野「2009 年くらいですね。Evernote に入社する前から使っていました。ブロガーさんが絶賛していたので使ってみたら、なるほど便利だなと。ブックマークしなくてもいいんだというのが驚きでしたね」 ――最初はどんな使い方を? 上野「最初に作ったのはメモっぽいノートと、ウェブクリッピングでしたね。Evernote 以前から私はお店の外観などを撮って、レストランの自分用データベースを作っていたんですよ。最初は PDA の Palm を使っていたのですが、その後オンラインブックマークを使うようになり、それから Evernote へ移行しました。Evernote は数週間くらい使って便利さを実感し、すぐにプレミアムにしましたね」 ――ウェブクリッピングに関してはいかがでしょう。 上野「デザイン系のウェブサイトが好きで、綺麗なデザインを特集しているページを見つけるとクリッピングしています。あとはワインや日本酒のラベルも撮って入れていました。後から検索しようと思っても、名前を忘れてしまうんですよね。ラベルを撮っておけば探すのも簡単です。それから、仕事でのクリッピングですね。マーケティングに役立つ記事などをクリッピングしていました」 ――Evernote に入社されてから、使い方は変わりましたか? 上野「メモやウェブクリッピングに関しては同じように使っています。入社後に変わったことといえば、やはり仕事に使う機会が圧倒的に増えたことでしょうか。私が入社したとき、Evernote の日本オフィスはまだ新しく、社員も2人だけだったんです。そのため、ユーザーイベントやメディア、パートナー企業など、いろいろな方と関わる機会が多くて、プロジェクトに関するメモやタスクの記録、名刺を保存したノートがどんどん増えていきました。また、Evernote が掲載された雑誌やウェブの記事などはノートブックを作って保存しています。本社と共有しているノートブックもあるのですが、フィルのこれまでのプレゼン資料や取締役会の資料なども入っていて全社員が参照でき、風通しが良い会社だなと感じました」 ――マーケティングというと仕事の内容は多岐にわたりますよね。Evernote の使い方もバラエティに富んだものになりそうです。 上野「そうですね。たとえば日本での会議はもちろん、米国スタッフを含めた Skype での会議の議事録をとって共有するのにも使っています。Skitch を使って画像や図面にコメントを直接書き込むこともありますね。また、広報業務ではフィルが取材を受けることが多いので、そういう場合はスマホの Evernote で取材内容を録音して、さらにその場で取材記録もノートにとって共有しています。文字のメモだけだと理解がずれてしまうこともあるので、音声録音は後からニュアンスの確認用に使います。また、サービスをリリースした後は SNS などで一般の方の反応を検索して、まとめてクリッピングしています。これはフィードバック用のノートブックを作って、他のスタッフと共有しています」 「形になる前のアイデアを共有できるのが Evernote Business の魅力」 ――かなり共有して使われているようですが、現在は Evernote Business がありますよね。 上野「そうなんです。以前からメンバーと共有することが多かったので、Evernote Business を使うようになって非常に便利になりました」 ――具体的にどこが便利になりましたか? 上野「それまでの共有ノートブックは個人が作っていたので、権限設定などが作成者に依存していました。メンバーを追加したいときにノートブックの作成者が権限設定するまで待ちになって時間がかかったり、社員が増えてきたこともあって、社内で共有する情報が増えて手間が増えたり煩雑さが出てきました。Evernote Business を使うようになってからは、ビジネスノートブックを作成するだけで自動的に会社のメンバーが見られる状態にすることができるので、問題が解消されました。」 ――現在は社内でどんな運用をしていますか? 上野「本当に何でも入れています。たとえば大きなイベントを開催する場合は、そのイベント用に1つビジネスノートブックを作り、どういうイベントにしたいかというイメージ(写真や画像)から入れていきます。いわば”妄想ノート”ですね。イメージに近い別のイベントの記事をクリッピングしたり、できたら面白そうなアイデアやロゴ案を仮で作って入れたりします。そうやって皆で企画出しをするのは楽しいですね。いろんな案を共有していくことで、どうやって内容を揉んでいったのか、後から見たときに流れがわかりやすいというメリットもあります。 勢いで作っちゃいましたという遊びの部分も入れやすいのが、Evernote Business の良いところだと思います。もし Evernote Business がなかったら、メールや定例ミーティングなどでやりとりすることになると思うのですが、メールで企画案を送るとなると、しっかり作りこんだものを送ろうとしてしまいますよね。ミーティングでも同じです。Evernote Business であれば、形になる前のアイデアが並びますから、後から見直したり、雑談で話が広がるきっかけにもなるんです。先日開催した Evernote

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研究から美容、海外ドラマまで。”検索世代”はどのように情報を管理するのか

同志社大学の博士課程にて、国際労働について研究中の手塚沙織さん。京都と海外を往復しながら論文を執筆する手塚さんは、情報と知識の収集・整理に独自のやり方を用いて効率化しています。仕事と趣味の両方で役立っているという Evernote の活用法を伺いました。 氏名:手塚沙織(てづか さおり) 起業家に薦められて名刺管理のために Evernote を始めた ——まずは手塚さんのお仕事から伺いたいと思います。 手塚「今は同志社大学の博士課程で学生兼メンターをやっています。研究分野は各国の知識労働者の国際労働について。エンジニアや起業家、医者や研究者といった人々が移民政策にどう影響されているのか、どういう影響を与えているのか。また、移民送出国が彼らに対してどのような影響を与えているのかという 3 つの柱を立てて研究を進めています」 ——海外にも頻繁に行かれていますよね。 手塚「そうですね。シリコンバレーに滞在しています。現地ではインタビューやコミュニティ、イベントなどに参加して、知識労働者の観察を行っています。Evernote も初期の段階から存じ上げていますよ」 ——それではかなり昔から Evernote をお使いに? 手塚「そうですね。最初はシリコンバレーでインド人の起業家に薦められたんですよ。これで名刺を保存したら便利だよって。それでダウンロードしたのが初めてでしたね。最初に見たときは、この象さんカワイイって思ったくらいの印象でしたけど(笑)」 ——現在も名刺の管理を? 手塚「それももちろんですが、今は新聞記事を集めるのに使っています。たとえばニューヨーク・タイムズとか BBC とかワシントン・ポストなんかをウェブで読んで、気になる記事をどんどん入れていますね。これができるようになったことで、かなり便利になったんですよ。もう Evernote がなくなったらやっていけません」 検索できないということが考えられない世代 ——Evernote のどこが便利だと感じていますか。 手塚「検索ですね。論文を書く際に保存しておいた記事を参照するのですが、そのとき単語で検索すれば関連する記事が出てくるのがすばらしく便利です。何より、写真なども含め、ウェブページをそのまま日付とリンク先も一緒に保存できるのがいいですね。ネットのニュース記事って、後から見ようとしても課金しないと見られなくなったりするじゃないですか。そうでなくても、いつまでもサイトが残っているかどうかもわかりません。ですから、必要だと思ったら片っ端から保存しています。Evernote は魔法のスクラップブックなんですよ」 ——保存した記事はタグで整理されるのでしょうか。 手塚「保存時にはタグはつけたりつけなかったりです。つけなかったノートに関しては、後日キーワードで検索して出てきたときにタグづけしていきます。最初からつけて保存することもあるので、そのときによって色々ですね」 ——やはり検索が一番の活用ポイントになっているのですね。 手塚「そうですね。私は検索世代なので、検索できないというのが考えられないです(笑)。たとえば Google で検索しても、新しい記事が優先的に出てきますよね。古い記事は埋もれてしまうことが多いし、自分が過去に見た記事かどうかもわからない。Evernote なら自分が一度は選んだ記事が入っているわけですから、いわば好きな本を書庫につめこんで、そこに司書がいる感じ。検索精度はかなり高くなります。20 世紀は大量生産・大量消費の時代でしたが、今は細分化する個人のニーズに合わせた商品が増えてきています。検索も同じで、Google や Yahoo! ではできなかった個人への最適化が Evernote ならできるのです」 情報は記録が目的ではなく、未来に活かすために保存 ——お仕事以外ではどんな使い方を? 手塚「趣味だと美容関連のノートには『美レシピ』というタグを使っています。これには『メイク』とか『ダイエット』とか『アンチエイジング』などのタグがつくものが含まれていて、ほしいメイク用品などのページを保存したノートです。買うとき名前を忘れていても、パッケージの写真があるとスマホですぐ確認できて便利だと思います」 ——買った記録などはつけていませんか? 手塚「つけないですね。というか、いわゆる記録の類は Evernote には入れていません。気になったコスメ記事とかダイエット記事とか、将来ほしいものやすぐ役立ちそうな情報ばかりですね」 ——他にはどうでしょう? 手塚「私は海外ドラマが好きなんですが、見ているときにわからなかった英単語や表現を保存しています。単語集みたいなものでしょうか。Evernote のノートを画面左に出しながら、右で海外ドラマを再生させて見ることで、英語の勉強をしています」 ——写真などは保存しないのでしょうか。 手塚「写真は iPhoto で管理していますね。Google+ や Facebook に入れてシェアすることもあります。他にもファイルのバックアップには Dropbox、論文管理は Papers を使っています」 ——ソフトを分けるのはなぜでしょうか。 手塚「Evernote の検索精度を上げるためですね。私は Evernote を検索して活用するので、そのときのノイズはできるだけ減らしたいのです。だから、Evernote に入れるものと、入れるとノイズになるものを、大枠で分けてソフトを使い分けているのです」 ——ただ、仕事以外にも趣味のコスメ情報などは入れているわけですよね。その部分の使い分けは?

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「Evernoteを使うと一人でブレストができます」――川添祐樹さんの活用術

ビジネスにおける Evernote の活用法といえば、名刺管理や議事録の保存といった記録としての使い方がポピュラーです。しかし、使い道次第ではさらにクリエティブにも使えるのが Evernote の奥の深さ。今回は、次世代の人材育成やコンサルティングを手がけるナレッジネットワーク株式会社に勤務する川添祐樹さんに、ビジネスシーンにおける Evernote の利用法について伺いました。 氏名:川添祐樹(かわぞえ ゆうき) 所属:ナレッジネットワーク株式会社 Facebook:http://www.facebook.com/kawazoezoe   「Evernoteを使い始めたのは、分散する情報を一元管理したかったから」  ――まずは川添さんのお仕事について教えてください。 川添「ナレッジネットワーク株式会社で、人材育成をベースにソーシャルメディアやクラウドなどあらゆる手法を用いてトータルに営業活動をお手伝いする仕事をしています。Evernote の講習会も過去に10回ほど開催しています」 ――Evernote との出会いはいつ頃? 川添「3年前くらいからでしょうか。最初は無料版を使っていたのですが、使い方としてはアイデアをメモする程度でしたね」 ――現在は多彩な使われ方をされているとのことですが、どういった経緯でそこに至ったのでしょう。 川添「私は当時、会社員をしながらNPO活動もしていて、仕事を二つ持っているような状況だったんです。すると、どうしても情報が分散してしまうんですよ。それを一元管理したいという課題意識から、Evernoteに情報を集積するようになり、何でも入れておくようになりました」 ――具体的にはどのような使い方を? 川添「名刺管理や、仕事で使えそうなウェブの記事のクリップ、後はお客様を訪問する際の訪問メモですね。今すぐは必要でないけどいつか必要になるものや、面白いなと直感的に思ったものはすぐさま入れるクセがついています。また、今は法人営業をしていまして、SkitchやPenultimateも使っています」 ――デバイスは何をお使いですか? 川添「WindowsとiPhone、それに営業先ではiPadですね。仕事柄、ウェブサイトのプロデュースなどもするのですが、打ち合わせの際にお客様のウェブサイトのキャプチャを取り、それをSkitchで開いてスタイラスペンで直接書き込んでいきます。終わったらEvernoteに取り込んで、そのままお客様宛てにメールを送って共有したりしています」 ――議事録としての使い方ですね。 川添「そうですね。これまでだと、打ち合わせした内容を帰社してからテキストでまとめ直さなければならなかったのですが、その場でビジュアルで共有した方が絶対に速いですからね。弊社がお客様に対して伝えたいことの一つに”経営活動をスピーディーに”ということがあるのですが、お客様にも形式張ったやり方よりもすぐに共有した方が情報が新鮮だと仰っていただけています。ツールを使って時間短縮することで生み出されるものがありますから」   「EverShakerを使うと一人でブレストができます」   ――Evernoteに入れた情報を後から引き出すことはありますか? 川添「最近よく使うのが、EverShakerというアプリです。これはEvernoteの中に蓄積されている情報を検索キーワードに紐づけてシャッフルして表示してくれるアプリです。たとえば通勤などの隙間時間に、ポスターや広告などで目についたキーワードをEverShakerに入れてみるんです。そうすると思いもよらぬノートが出てきたりして、そこから新しい企画が生まれることもあります。今までだと人を集めてブレストしていたところが、EverShakerなら一人でブレストできてしまうわけです。落語の三題噺みたいなものですね」 ――なるほど。これまでの情報の蓄積があるからこそ、そういったクリエティブな使い方ができるわけですね。 川添「他には、企画立案のアウトラインもEvernoteを使って行なっています。たとえばプレゼンの内容を3つの大きな流れで構成するとします。その際、ノート内に1、2、3と見出しをつけて、それぞれの内容に必要な情報を各ノートからコピペし、さらに追記しながらざっくりアウトラインを作ります。それをパワーポイント等に落としこんで仕上げるわけです」 ――必要な情報をEvernoteで一元管理していると、アウトラインの作成もスピーディーですよね。ノートブックとタグの使い分けはどのようにされていますか? 川添「タグはクライアント訪問の際に使っています。お客様にお伝えしたいニュースや企画内容を日頃からEvernoteに入れているのですが、それぞれは各ノートブックに分散して保存しているんですね。それを一時的にまとめるのにタグを使います。たとえば11月27日に訪問する際に必要な情報には『*1127』というタグをつけておくわけです。アスタリスクを使うのは、タグの一番上に表示させるためです。こうすることで、訪問日に必要な情報が浮き上がってくるのです。訪問が終了して役割を終えたら、そのタグは解除します。イメージとしては各事業部からメンバーを集めて、プロジェクトチームを組むような感じですね。ノートブックが事業部、タグはプロジェクトチームです」 ――わかりやすく明確な使い分けですね。 川添「それと、ノートの内容の重要度を表すのにもタグを使います。★と☆と※という記号で情報の価値付けをしていますね」   「検索で思わぬ情報が出てくることも。それが仕事のアイデアにもつながります」   ――最後に、プライベートでの使い方も教えていただけますか? 川添「プライベートですと、妻のアカウントとノートブックを共有していて、ライフログや買い物リストなどを共有していますね。休日に子どもとスーパーに行ったりするときに、これまでは妻に買い物リストをメモで渡されていたのですが、それをEvernoteでリスト化すると便利です」 ――紙の節約にもなりますね。 川添「面白かったのは、たまたま”エクレア”というキーワードで検索したときに、昔ファミリーマートで買った男性向けスイーツ『俺のエクレア』のパッケージが出てきたんですよ。筆のようなフォントで縦書きされたパッケージだったのですが、それがEvernoteのOCRでちゃんと認識されたんです(笑)。先ほどEverShakerの話をしましたが、ビジネスとプライベートを分けて管理しているつもりでも、ふとしたときに両者が有機的に結びつくのが面白いし、仕事のアイデアにもつながりますね」 ――ありがとうございました。