「あの人、どこで会ったっけ?」とならないために、Webマーケターが実践する人脈管理術

Webマーケターであり、キャリアカウンセラーであり、人気ブロガーでもあり、そして肉エバンジェリストというユニークな肩書でも活躍する筒井智子さん。いくつもの顔を持つ多才な筒井さんにとって、仕事やプライベートに欠かせないツールが Evernote なのだとか。いったいどんな使い方をされているのでしょうか。お話をうかがいました。 氏名:筒井 智子(つつい ともこ) ブログ:踊るOL。 / マナビシェア ブログ記事を保存しておき、更新版を書くときのためにメモを残しています ――筒井さんは本当にさまざまな活動をされていますよね。特にブログ「踊るOL。」はかなり長く運営されているそうですね。 筒井:2004 年からなので、もう 10 年以上になりますね。一時期、毎日更新にこだわっていたこともあり、記事数は 2,800 を超えました。 ――記事のネタには困らないのですか? 筒井:ネタに困ったことはないですね。Evernote に一応、ネタ集め用のノートみたいなのは作ってあるのですが、それを見返して書くことはほとんどありません。ブログのネタは読んだ本や行ったセミナーや食べた肉について書いていて、未アップの下書きは 200 記事分くらいあるんですよ。 ――それはすごいですね! では Evernote はどのようにブログでお使いなのでしょう? 筒井:自分の記事を RSS フィードで吐き出して、自動的にアウトプット用のノートブックにバックアップしています。ツールは IFTTT を使っています。そうやって保存した過去の記事をたまに読み返して、メモを残しておくんですよ。 ――メモというと? 筒井:アクセスの多かった記事などは、内容を最新版に更新して改めて書くことがあるんです。そのために、どういう風に書きなおすかを考えておいて、チェックボックスをつけてリマインダを設定しておきます。少し寝かせてみて、リマインダが上がってきたら、そのときもう一回考えます。やっぱり書かなくていいかなと思ったらチェックボックスを消すこともあります。……でも最近は過去の記事を読み返して、文章の稚拙さにうわーっ! って悶絶することが多いですけどね(笑)。 ――(笑)。ブログでは書評と肉のお店のレポートが多いですよね。たとえばおいしいお店に行ったときなどは写真や感想を Evernote にメモしたりされますか? 筒井:お店の写真については、撮ると Flickr にアップされるようにしています。感想は特にメモしたりしないですね。肉の写真を見れば思い出しますから。一応、メニューや値段なんかはブログの書く前に調べたりはしますけど。 ――写真を見れば思い出すというのはすごいですね。 筒井:おかげさまで最近は焼肉店のメニュー開発のお仕事をいただいたり、ステーキをテーマにした映画の試写会に呼んでいただいたりすることもあります(笑)。 読書はメディアマーカーと Evernote のタグで綿密に管理 ――書評に関してはいかがでしょう。 筒井:実は Evernote で一番使っているのが、書評のための読書管理なんです。Evernote がないと書評は書けないといっても過言ではないですね。私は読んだ本を管理するのにメディアマーカーというウェブサービスを使っていて、これを Evernote と連携させています。メディアマーカーで書籍を登録すると、Evernote に自動でノートが作成されるんです。どのノートブックに入れるのかや、画像の添付、タグ付けなどもメディアマーカー側で都度設定できますから、最初からタグを付けた状態で Evernote に保存できるのです。 ――それは便利ですね。Evernote に入れた後は? 筒井:私は読むときに付箋を貼って、どんなふうにブログにまとめるかを考えるんです。そこで抜き書きした内容を Evernote のノートに付け加えます。手元に本がなくても、Evernote を読めば大事なことはわかるようにしています。 ――タグはどんな基準でつけているのでしょうか。 筒井:「読了」や「未読」「献本」「ブログアップ済」といったタグをつけて、そのノートに入れた本がどういう状態にあるかをわかるようにしています。たとえば「読了」がついていて、なおかつ「ブログアップ済」がついていないノートなら、読み終わっているんだけど、まだブログにはアップしていない状態ということです。これは検索するときに役立ちます。先ほどの例でいうと、「読了」というタグでノートを検索し、さらに「ブログアップ済」でマイナス検索すると、読了していてブログに未アップの本がずらっと出てくるわけです。もちろんブログにアップした後は、「Blogアップ済」のタグをつけます。 「あの人、どこで会ったっけ?」とならないために、Evernote で人脈を管理 ――なるほど! これなら書籍の状況がひと目でわかりますね。ほかにはどんなところで Evernote を使われますか? 筒井:私はWebマーケターとして働いており、仕事柄たくさんの人にお会いします。そこで名刺を Evernote で管理しているのですが、さらに頭文字のタグでも分類しています。たとえば鈴木さんなら「さ(=さ行)」のタグをつけておくのです。こうしておくと、各頭文字から始まる人を個別に検索できます。また、仕事でよく関わる人や仲の良い人については名前でもタグをつけています。鈴木さんなら「鈴木」というタグですね。こうすると、鈴木さんに関するノートをノートブックを横断して検索できるのです。 ――横断というと? 筒井:たとえば鈴木さんから献本を受けたとします。その本は書評用のノートブックに入れるわけですが、一方で鈴木さんの名刺は人脈用のノートブックに入れてあります。その両方に「鈴木」というタグをつけておけば、鈴木さんに関する情報が両方のノートブックから一気に検索できるわけです。 ――ノートブックとタグの明確な使い分けですね。とても参考になります。名刺のノートには名刺を入れているだけですか?

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