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デジタルレシピ研究家・花岡貴子さんに聞く情報整理法

デジタルレシピ研究家として活動しながら、競馬評論家やライター、ファイナンシャルプランナーとしてもマルチに活躍する花岡貴子さん。これまでに Evernote に関する書籍を多数執筆されているヘビーユーザーでもある花岡さんに、情報を整理する方法について伺いました。 氏名:花岡 貴子(はなおか たかこ) ブログ:ねぇブロ Twitter:@hanaco1231 「Evernote は第二の脳であり優秀な備忘録として使っています」 ――Evernote との出会いは覚えていますか? 花岡:もう随分前のことなので忘れてしまいました。私は新しいウェブサービスが出てくると必ず試すのですが、そのほとんどはすぐに使わなくなってしまいます。ですから、あまり大切なデータなどは入れずに放置すること前提で使い始めることが多いのです。でも Evernote は最初からわりとしっかり使っていましたね。 ――それはなぜでしょう? 花岡:検索機能が充実していること、マルチデバイスで使えること。この2点が気に入って、長く使えると思ったからです。ドコモの携帯電話についてきた、無料でプレミアムを使えるキャンペーンのこともあって、すぐアップグレードして使い始めました。 ――Evernote のどういったところが優れていると感じていますか? 花岡:プレミアム会員だと月間のアップロード容量が 1GB とかなり大きく、データを一元化できることですね。特に便利だと思う機能はインポートフォルダ。こんなに便利なものは他にありません。人とファイルを共有するのに Dropbox を使うのですが、Dropbox の中にインポートフォルダを作ってそこに入れると一気に両方に保存することができて便利なんです。ただ、Evernote と Dropbox は明確に使い方が異なります。Dropbox はあくまでもファイルを保存するため。Evernote は第二の脳であり優秀な備忘録として使っています。 「Evernote は”思い出す”ということに特化したスペシャリスト」 ――Evernote にどんなものを入れるのでしょうか? 花岡:たとえば年賀状や贈答の記録です。誰に何をあげたのかという情報は管理しきれなくて、結局記念写真を撮って終わりということもありますよね。Evernote に情報を入れておけば、名前を入れて検索するだけで全部引っぱり出すことができます。年賀状は専用ソフトも使いますが、こちらは印刷のためだけに割り切って使っています。よくEvernote は使い道が色々あってジェネラリストだと思われがちですが、私はそうではなく、Evernote は”思い出す”ということに特化したスペシャリストだと考えています。 ――Evernote がスペシャリストだという考え方は面白いですね。 花岡:そう考えると、Evernote に何を入れればいいかは自ずと決まります。「後から思い出したいもの」を入れればいいのです。特に使い始めが重要で、今までにたまっているデータを全部入れてしまう作業をしておくと、後から楽になります。 ――実際にそうした経験はありますか? 花岡:先日、8 年ぶりに競馬の仕事でフランスに行ったのですが、そのときに役立ったのが、Evernote に入れておいた昔の資料でした。地下鉄の地図や馬券の買い方など、8 年前に作った資料を PDF で保存しておいたのです。もちろん、8 年前に Evernote はありませんから、それ以前の資料とまとめて Evernote を使い始めたときに入れておいたのです。最初にがんばって入れておいてよかった! と思いました。 「一つのノートは短期間に完成させるべきで、熟成させるものではない」 ――8 年前の資料なんてどこに保存したかも忘れてしまいそうですよね。他にもお仕事で活用されていますか? 花岡:仕事で使う決め事などを入れていますね。ファイナンシャルプランナーをやっているのですが、細かい数字はすぐに変わってしまいます。覚えていても仕方ないので、Evernote に入れておいて、しょっちゅう参照しています。他にもインタビューしたときなどは音声を MP3 で録っておいて入れたり。その場合はテキストも一緒に付けておけるのが Evernote の優れたところですね。 ――同じ仕事に関連する情報は、一つのノートにまとめておくとわかりやすいですね。 花岡:逆にノートを分けておいた方がいいものもありますね。たとえば資格の勉強で過去問などを保存するのにも Evernote は便利なのですが、その場合は過去問すべてを一つのノートにまとめるのではなく、なるべく細かくノートを分けるべきです。そうしないと一つのノート内のページが膨大な量になり、いくら検索で引っかかるとはいえ、 読む気がなくなってしまいます。基本的に一つのノートを肥大化させないことが大事なんです。 ――なるほど。他にノートを作る際に意識した方がいいことはありますか? 花岡:一つのノートは短期間に完成させるべきで、熟成させるものではない、と私は考えています。ノートをいじっているうちに、間違って消してしまうリスクもありますからね。そこで私は、ノートの内容を変更したい場合でも、一度作ったノートを書き換えるのではなく、コピーして新しいノートを作ることにしています。こうすると、過去のバージョンも残っているので、変更の履歴を細かく残せるのです。

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「世界一周は選ばれた人のものじゃない」TABIPPOの前田塁さんに聞く旅の魅力

学生時代に世界一周の旅を成し遂げ、帰国後は仲間と共に世界一周団体「TABIPPO」を立ち上げた前田塁さん。5 月末からダンスユニット NUMBERS と共に、現在二度目の世界一周旅行中の前田さんにとって、Evernote は生活に欠かせない相棒だといいます。世界一周旅行の魅力や今後の目標などについて話を伺いました。 氏名:前田塁(まえだ るい) ブログ:Work Life Chaos | トラベルクリエイターのブログ サイト:TABIPPO 世界一周のきっかけはニューヨークへの交換留学 ——前田さんが仲間の皆さんと立ち上げた世界一周団体「TABIPPO」が、4 月 10 日に株式会社になりましたね。 前田「はい。おかげさまで世界一周団体 TABIPPO の法人登記を完了し、株式会社となりました。実は 4 年前の 4 月 10 日は TABIPPO を立ち上げてから初めてのイベントを行った日なんです。そう思うと感慨深いですね」 ——そもそも TABIPPO とはどんな団体なのでしょうか。 前田「TABIPPOは 世界一周を経験したメンバーで構成された団体です。ひとりでも多くの若者が旅をする文化を作るために活動しています。よくどうやって収益を上げているのかと聞かれるのですが、書籍を出したり、イベントを開催したり、旅行代理店や航空会社と一緒に若者が旅をしたくなるような仕掛けを作ったりすることで収益を上げています」 ——前田さんがそもそも TABIPPO を設立したきっかけについて教えていただけますか。 前田「少し話がさかのぼるのですが、僕は三重県出身で大学入学で上京してきたんです。最初は楽しかったのですが、東京暮らしにもだんだん慣れてきてしまって、この先ずっと東京にいるのかなぁと思い始めました。それで、その答えを海外に求めたんです。今思えばかわいいもんですよね(笑)。ロンドンや香港、ニューヨークといった世界の大都市なら東京よりももっとすごいんじゃないかと思って、いろいろ悩んだ結果、ニューヨークに留学することにしました」 ——なぜニューヨークを? 前田「何の根拠もなく選びました(笑)。結局、交換留学の形でニューヨークに 9 ヶ月間滞在したのですが、住んだら住んだで、また慣れてしまって、自分の世界が小さくなるような気がしたんです。そこで、帰国する際にニューヨークから反対周りに帰ってくることにしました。それが世界一周をするきっかけでしたね」 ——ちなみに「世界一周」ですが、何をもって一周とするのでしょう? 前田「いわゆる世界一周業界(?)的には、太平洋と大西洋を横断し、なおかつ一筆書きのルートで帰ってくることが世界一周の定義とされています。つまり、日本に一時帰国しないということですね。ただ僕としてはそこは何でもいいと思っていて、とにかく地球を片方の方向に進み続けて戻ってくれば、それは世界一周だろうと」 世界一周を通じて、周りの世界の広さに気づけた。 ——世界一周の魅力について教えてください。 前田「昨日までの常識が今日通じない、やっと覚えた常識が明日には通じなくなる。そんな風に毎日心を揺さぶられるのが世界をまわる醍醐味だと思います。同じ場所に 1 年間とか住む留学の場合は、その社会の常識にどんどん深く入っていくのが魅力なので、まったく別の良さがありますね。また、旅先でいろいろな人と出会い別れる”ハローグッバイ”も大きな魅力だと思います」 ——世界を巡ったことで価値観は変わりましたか? 前田「それが、価値観そのものは変わらなかったんです。ただ、自分が狭いと勝手に決めていた世界は思ったより広かったんだということに気付かされました。というのも、僕たちは自分の将来や進路を自分で選んでいるつもりでも、実際はある程度の選択肢から選ばされているわけですよね。だから今までは勝手に狭く感じていたのですが、世界を旅したことでまったく違う人々の世界に触れ、周りの世界の広さに気づくことができた。これは成果だったと思います。それに、一周して戻ってこれたことで、根拠のない自信も身につきました(笑)」 ——帰国されて、それから TABIPPO を設立された? 前田「帰国後は大手インフラ企業に一度就職した後、広告代理店に転職しました。そのとき、後に TABIPPO の代表となる清水が新事業を立ち上げるからと誘ってくれたのがきっかけでした」 ——なるほど。世界一周で役立ったツールやアプリなどはありましたか? 前田「出会った人とのコミュニケーション用に Facebook と、当時はまだ流行り始めたばかりだった Twitter ですね。最近では Evernote が旅行に欠かせないツールになっています」 ——Evernote をどのように活用されているのでしょう。 前田「日本にいるときは、たとえば海外の絶景の写真などをウェブで見つけたときにクリップしていますね。また世界一周に出るときって日本の部屋は引き払ったりするため、置いていく荷物もなるべく少なくしたいので、Evernote に入るものはすべてそちらに入れています。たとえば思い出の品なんかは写真を撮って Evernote

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