使い方と事例

日々の記録を蓄積 ー e ポートフォリオ指導で生徒の自主性と学習能力を育成

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日本最大の通信制高校として、全国に 1 万 1,000 人超の生徒を擁するクラーク記念国際高等学校。同校ではキャリア教育の軸として「e ポートフォリオへの取り組み」を掲げ、そのための情報蓄積・共有ツールに Evernote Business を導入。生徒みずから日々の記録を積み重ねることで、思考力や判断力、表現力を伸ばす新しい指導を実現しています。

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(左から)クラーク記念国際高等学校
運営統括本部 業務推進課 主任 阿部賢太先生
・同大阪梅田キャンパス 教諭 牛込紘太先生

教育の 2020 年問題を考慮した e ポートフォリオへの取り組み

従来の全日制・普通科中心の高校教育の枠に収まりきらない個性豊かな子どもたちに最適な教育を目指し、「広域通信制高等学校」という教育システムを採用したクラーク記念国際高等学校。同校が Evernote Business を導入した大きな背景には、「教育の 2020 年問題」がありました。運営統括本部 業務推進課 主任の阿部 賢太先生は、「大学入試 が従来のペーパーテスト主体から大きく変わり、思考力や判断力、表現力といった能力も問われるようになります。これに伴って、受験生には主体性や多様性などの点数化しにくいスキルが求められてきます。学校としても、そうした能力を「可視化」し育てることができる体制を早急に築かなくてはという危機感がありました」と語ります。

これを受けて同校では 2015 年 9 月、全国各拠点の先生方による「キャリア教育推進プロジェクト」を発足。その中心的なテーマに「e ポートフォリオへの取り組み」を掲げました。ここには、日常のさまざまな活動や学習の記録と、そこから得た気づきや感想を生徒みずからが日々積み上げていくことで、主体性をもって考え行動できるようにしようとのねらいが込められています。

さっそく阿部先生は、e ポートフォリオの情報蓄積を可能にする、具体的なツールの選定に着手しました。いくつかのツールを比較検討しているところに、Evernote Business を提案してきたのが、大阪梅田キャンパスで教鞭を執り「キャリア教育推進 プロジェクト」にも参加していた牛込 紘太先生でした。牛込先生は、かねてから個人で Evernote を導入し、自身の生徒指導に活用してきました。

牛込先生「2015 年 4 月に 1 年生の担任になったとき、彼らの成長を 3 年間にわたって残そうと思いつきました。そこで個人で Evernote プレミアムを 1 年間利用してみた結果、モバイルから簡単にアクセスして写真やテキストを手軽に保存できる点が、生徒自身による利用に非常に向いているのではないかと感じたのです」

欲しい情報を瞬時に引き出す強力な検索機能が採用の決め手

牛込先生からの提案を受けて、阿部先生はそれまで採用候補に考えていた他社の無料ツールとの詳細な比較検討を行った結果、Evernote Business の導入を決断しました。採用の一番の決め手となったのは、強力な検索機能でした。

阿部先生「蓄積した情報は活用できなくては意味がありません。膨大な情報からピンポイントで欲しいものを瞬時に見つけ出せる Evernote Business は、まさにうってつけでした」

加えて、ストックされた情報や資料を他の人に簡単に表現できるプレゼンテーション機能も魅力だったと阿部先生は付け加えます。

一方、牛込先生は、インスピレーションに応じて直感的な操作ができる点を評価します。

「比較していたツールでは、何かをしようとするときにそのつど、まず『どうやるのか』を考えなければなりませんでした。日々、継続的に情報を蓄積し続けていく上で、これは無駄な労力です。Evernote Business はこうした苦労なく簡単に使えるので、生徒も毎日使い続けていけるのではないかと考えました」

しかし Evernote Business のような情報ツールの導入は、クラーク記念国際高等学校としても初めての試みでした。そこで、阿部先生と牛込先生は学校の上層部にも、Evernote Business 導入で期待できる教育の改善効果を積極的に訴え、理解を求めたといいます。

阿部先生 「中でも共感を得られたのは、『留学を共有する』というキーワードでした。もともと、国際教育にも力を入れているクラーク記念国際高等学校では、毎年 450 名を超える生徒が留学をしています。Evernote Business を利用すれば、これまで見えていなかった海外語学研修中の生徒の学習・生活の状況を、担任や保護者が国内にいながら共有できるのです。また、海外での生活を国内の生徒に具体的かつリアルタイムに見せることができるため、生徒の中で語学研修に対する抵抗感が減り、多くの生徒が強く興味・関心を持つようにもなりました」

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このように見えないことを可視化するメリットを提示したことで、もともと学園長がこうした教育環境の改善に高い関心を持っていたこともあり、新しい情報ツールへの学内の理解は順調に進んでいきました。

日々の記録を積み重ねる中で生徒にも明らかな変化が

現在の Evernote Business の主な用途は、各生徒の学習・生活の記録に加えて、生徒会の連絡事項の共有や、生徒指導記録の保管・閲覧、留学日報の管理、大学進学対策の情報蓄積など多岐にわたります。最近では、留学対象者や難関大学を目指す選抜生同士が情報を共有したり、各拠点の生徒会長が生徒会情報を共有するといった、現場の先生や生徒から自発的に生まれた新たな使い方も出てきています。「Evernote Business なら、さらにこういうことができるのでは」といった新しいアイデアと共感が、全国各地に拡がりつつあります。

牛込先生は、Evernote Business を導入してから、生徒が明らかに変わってきたと手応えを語ります。

「記録する内容も質も、大きく向上してきました。導入当初は写真やコメントのみだったのが、先日などは『アクティブ・ラーニング』というテーマにみずから関心を持って、自分なりの疑問や考えを克明に書いてきた生徒がいました。学んだらそれきりではなく、日頃から記録を残す習慣を続けることで頭の中に「タグ付け」され、これまでなら気づかなかったことにも目が向くようになってきたことを感じます」

先生と生徒間のコミュケーションにも良い影響が生まれています。牛込先生は、生徒が Evernote Business に書いたことには、必ず何らかのリアクションを残すようにしていると語ります。

「生徒の考えや課題にこちらから助言をすることで、生徒はまた新たに成長していきます。彼らの考えや意見に対してタイムリーに対話しながらコミュニケーションを築いていくサイクルが、Evernote Business を使うことでできあがってきたと実感しています」

Evernote Business による e ポートフォリオの日常化を推進

クラーク記念国際高等学校では、平成 30 年度までに「1 人に 1 台タブレット」の実現を目指しています。そのために平成 29 年度には、全国 13 拠点でタブレットの先行導入が始まる予定です。阿部先生は、「将来的に、全国 32 拠点の生徒全員が Evernote Business を使って、横断的な情報共有ができるようになれば素晴らしいと思っています。北海道と鹿児島のように遠く離れていても、同じ価値観を持ったクラークの生徒同士が日常的につながることで強い共感を持つことが可能になるのです」

そうした生徒のための情報環境とコミュニケーションを実現するためにも、Evernote Business による e ポートフォリオを「当たり前化」したいと阿部先生は抱負を語ります。

「そうした意味でも、『 1 人に 1 台タブレット = 1 人に Evernote Business 1 アカウント』を目指したい。情報を蓄積するだけでなく、それらを活用して生徒自身が成長していく上で、これは非常に重要だと考えています」

みずから考え、見つけた課題に向かって進んでいく。主体性と行動力あふれる生徒の育成を目指すクラーク記念国際高等学校のチャレンジを、Evernote Business が力強く支えていきます。

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