使い方と事例

「子育てのすべてを入れておく。それがいつか思い出になる」――宮原礼智さんの活用術

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今回、お話を伺ったのは Evernote パパアンバサダーの宮原礼智さん。3人のお子さんをお持ちのシングルパパ宮原さんに当ブログに再登場していただき、改めて最近の Evernote 活用事例を伺いました。

DSC_6031-2_氏名:宮原礼智(みやはら あやとも)

ブログ: http://ameblo.jp/sexydaddy/

Web サイト: http://cloudpapa.net

Twitter: @sexy_papa

 

「ログをとれるものはとりあえず全部 Evernote に保存しています」

――前回のインタビューでは、iPad を冷蔵庫に貼り付けて家族全員で Evernote を使っているというお話がユーザの皆さんにも大反響でした。

宮原「そうですか!今でも iPad は冷蔵庫に貼り付けて使っていますよ。ただ子どもは自分で Evernote を使うようになったので、そちらがメインになっているようですね」

――以前はまだお子さんは Evernote を使っていませんでしたよね。

宮原「ええ。長男が高校2年生になりまして、私のお下がりの iPhone を使っています。たまに何かスキャンして Evernote に入れたいものがあるらしく、スキャンスナップを借りにくるんですよ。下の子どもたちも iPhone を使っていますが、そちらはWi-Fiのみで使えるようにしていて、LINE 専用になっています」

DSC_6017-2_――お子さんとは LINE でやりとりされることが多いのですか?

宮原「ええ。前のインタビュー時はまだなかったと思うのですが、今はもう LINE ばかりですね。LINE のログも Evernote に保存してあるんですよ」

――LINE のログを Evernote に保存できるのは意外と知られていないかもしれませんね。

宮原「ただ、保存できるのはテキストだけなんですよね。私と子どものやりとりは半分以上スタンプなので(笑)。でもログをとれるものはとりあえず全部 Evernote に保存するのが私のやり方なんです」

※ Line トークルーム内「トーク設定」>「トーク履歴を送信」>「その他アプリ」から Evernote を選択して保存(iPhone の場合) Line トークルーム内「トーク設定」>「トーク履歴をバックアップ」>バックアップ形式を選び、 「アプリケーションを選択」で「Evernote – ノートを作成する」を選択して保存(Android の場合)

――他にログを保存しているものはありますか?

宮原「Facebook に Twitter。Facebook は FB ログを、Twitter はツイログを使っています。それにレシートを写真で読み取れるレシレコですね。レシレコはデキる子ですよ!今は Zaim と併用していて、どちらをメインにするか検討中です」

(下図は宮原さんがセミナーで使用されている資料からの引用)5

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――レシートを後から見返して家計簿をつけたり?

宮原「いえ、後から見ることって実はほとんどないんですよ。それはレシートだけじゃなくて、全部そう。ただ、入っているという安心感があるんですね。最悪、Evernote を見れば何でもあるというのは心強いです。それに全体検索ができなかったりするサービスから Evernote に情報を取り込むことで、Evernote の強力な検索機能を使えるようにすることで、探しているものが見つけやすくなるという利点もあります」

――お仕事の面ではいかがですか。

宮原「最近付いた機能でリマインダー。あれはすばらしいですね」

――どのように使っていますか?

宮原「会議の前に資料をあらかじめ全員で共有したうえで、会議の時間にリマインダーをセットしておくんです。すると会議が始まるときに資料がポンと上がってくる。かっこいいですよ(笑)」

 

「子育てのすべてを入れています」

――今回パパアンバサダーに就任していただいたということで、全国のパパママに Evernote を使うメリットや使い方をアドバイスいただければと思います。

宮原「Evernote の使い方としては、子どものすべてを入れておくことですね。たとえば結婚して奥さんが妊娠したなら、母子手帳やエコーの写真。生まれたら成長記録、その日食べたものや便通、体温。全部 Evernote に入れておくんです。保育園に入ったら連絡帳でノートを使うのですが、それも CamiApp を使えばそのまま Evernote に保存できますからね」

――とにかく子育てのすべてを記録しておく、と。

宮原「溜めておいたからといって、必ず役立つというわけではありません。通信簿なんかもとってあるけど、さっき言ったように後から見返すってことあまりないんです。だけど子どもが大きくなって、いつかそれを思い出として見せられれば、それでいいのかなと思います。本来ならなくなってしまうのが当たり前のものがそこにある。それだけでいいんです」

――生まれたときからの記録がすべて残っているというのは貴重ですよね。

宮原「うちの子どもたちが生まれたときは当然 Evernote はまだありませんでしたから、前のものはダンボールに入れてとってあるんです。自分が Evernote を始めたときからの記録は全部入れてあるんだけど、以前のものもいずれは Evernote に入れたいと思ってますね。ノートの整理もざっくりとノートブックで分けるだけでタグもほとんど付けないし、ソート(並べ替え)マージ(統合)を必要に応じて使うくらいです」

――お子さんが作ったものなんかも……。

宮原「写真を撮って入れていますね。今後はSV600みたいなスキャナーなら、書き初めとか絵本も取り込みやすそうだと考えています。他には超軽量のレコーダーで娘が朗読する音声を録って Evernote に入れたり。映像よりもお手軽だし、子育ての貴重な思い出になりますよ。それと『パパポスト』というのを作ることをオススメしています。ティッシュの空き箱なんかでいいので家庭内にポストを作って、親が仕事に行っている間に子どもがパパへの手紙を入れるというものです」

――手紙にはどんなことが?

宮原「何でもいいんです。しょうもないことでも、お疲れ様という一言でも、ママが牛乳買ってきてって言ってるよという伝言でも。パパポストを作って、そこに手紙を入れてもらう。読んだら、その手紙はスキャンして Evernote に入れておきます。小さいお子さんを持つ方には特に良いと思いますよ」

 

「情報を『第二の脳』に入れることで『第一の脳』にも入る」

冷蔵庫の iPad では冷蔵庫の中身の管理をされていると以前仰っていましたが……。

DSC_6005-2_宮原「そうですね。あ、でも何が入っているのかを直接 Evernote に書き込んでいるわけじゃないですよ」

――といいますと?

宮原「あくまで Evernote に入れてあるのは、買い物の記録です。何を消費したのか、何を買い足したのかというのはだいたい頭の中に入っているから、Evernote 内の情報を自分の脳内情報で補完することで、今あるはずの食材を把握して献立を組み立てられるわけです。Evernote という『第二の脳』に入れることで『第一の脳』である自分のアタマにも入ってくれるような、Evernote が自分の延長線上にあるような感覚です」

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