知らない景色を見て、知らないものに触れ、知らない人と話す――。日常を一時、非日常に変えてくれるのが旅の魅力です。その一方で、海外など知らない場所に行く場合は何かと大変なことも。特に電波の関係でスマートフォンが使えなかったり、回線速度が遅かったりすると、ネットでサッと調べ物というわけにもいきません。
そうした旅に役立つツールが Evernote です。実際に Evernote を活用してスムーズに旅行を楽しんでいるという株式会社 NTT ドコモの母里彩花さんとその友人の加登亜希子さんにお話を伺いました。
2 年前から旅行に Evernote を活用
――さっそくですが、Evernote を旅に使おうと思ったきっかけを教えていただけますか。
母里:docomo × Evernote プレミアムキャンペーンで、無料でプレミアム機能が使えることを知り、5 年ほど前から気になるニュースや Web サイトの保存に Evernote を使っていました。旅行で使い始めたのは、2 年前の旅行準備の際に、加登さんに気になる Web サイトを Evernote 経由で共有したのが最初のきっかけです。
加登:「ウェブサイトを保存できる良いツールがあるよ」と聞いて使い始めました。
母里:それまでは旅行で使えそうなウェブサイトの情報をメールで共有していました。ただ、読み返そうと思ったときに見つからないことがよくあったんです。それで、Evernote で管理できたら便利だと思いました。
加登:母里さんとは学生時代からの付き合いで、昔からよく一緒に旅行をしています。旅行前は、二人で予定を合わせて休暇を取るので、すごく忙しくなるんです。なので、空き時間にお互い少しずつ Evernote を使って準備できるのは助かります。
持ち物リストと行きたい場所をチェックリストで管理
――なるほど。Evernote にはどんな情報を入れてらっしゃるのでしょう。
母里:まず、持っていくもののリスト。免税の手続き方法、空港案内図、観光地の情報、現地の時刻表、ESTA、ツアーに関する書類なども入れています。ツアーに関する書類は一応、紙でも持っていくのですが、ホテルに置き忘れることもあるので、入れておくと安心です。
加登:e チケットの控えなど重要な書類は、Evernote に保管して 2 人でアクセスできるようにすると、紛失した時など万が一の時の保険にもなるんです。他にも、ガイドブックなど大量のページがあるもの、大切な情報やよく見る情報は、何度も開いて見る手間を省けるので、写真に撮って保存しています。 宿泊先のホテルの情報や現地の WiFi 事情、レンタカーのバウチャー、目的地までの車での行き方、電源プラグ情報など保存するものは沢山あります。
――旅で必要になりそうなものばかりですね。そうした情報はオフラインノートを使われるのですか?
母里:そうです。現地では通信環境がなかったり、回線速度が遅くなったりする地域もあるので、念のためオフラインノートにしておき、いつでも見られるようにしています。
――オフラインノートは Evernote プレミアムの機能ですね。
母里:はい。旅行前となると短期間でたくさんの情報を入れるので、Evernote プレミアムだとアップロード容量の面でも安心です。
――持ち物リストの確認はどのようにされているのでしょうか。
加登:意外と忘れがちなのが、たとえば機内用の枕やサングラス、機内持ち込み用の化粧水などです。持ち物リストには Evernote のチェックリスト機能を使って、一つひとつ確認したらチェックをつけています。リスト化することで忘れ物が防げます。
母里:過去の旅行のリストを参照できるのも便利です。持っていくものはそんなに大きくは変わらないので、毎回同じノートを使い回しています。
加登:ノートを共有していることで、お互いのチェック状況を見て、私も早くやらなきゃ!って焦る効果もあります(笑)。
――共有の副次的な効果でしょうか(笑)。
母里:チェックリストといえば、旅先でやりたいことややり残したこともチェックリスト化してノートに入れています。
加登:現地に行く前にある程度は調べますが、どうしても行けなかったところも出てきますし、逆に現地に着いてから行きたくなる場所も出てきますよね。そういうときは前日、ホテルなど Wi-Fi が使えるときに調べて、翌日の行動をチェックリストにしておきます。
母里:翌日、観光しながら行ったところにはチェックを付け、さらに翌日の計画を立てるという流れです。
加登:行き逃しは嫌なので、お互いに行きたいところはとにかくノートに入れておきます。それを旅行中に確認して、行きたい場所リストをアップデートしています。
母里:会話だけで何となく決めると、いつどこに行くのか整理がつかないときがありますが、お互いがノートに書いておくことで一日の過ごし方を整理しやすくなります。リストを見ながら行動することで、予定よりも遅れているなどの把握もできるので、「ここは省いてここに行こう」みたいに行動を素早く決められるんです。
Evernote は自分専用の観光本
――すごいですね。そうなると観光のガイドブックなどは?
母里:ガイドブックとは併用しています。ただ、現地のリアルな最新情報や時刻表などの細かな情報は、ガイドブックよりもウェブの方が多いと思います。気になる情報は Evernote の Web クリッパーでページごとどんどん保存します。旅先ではそれをオフラインノートでいつでも見られるようになるので、ガイドブックを読む機会は減りました。
加登:行く前に時間がなくても、とりあえず関係しそうなサイトを保存しておいて、後からオフラインノートでゆっくり見ています。印刷の必要もないので荷物が減りますし、ウェブクリップや紙をスキャンしたものなど、いろいろなファイルが一つにまとめられるので情報がバラバラにならないのも便利です。
母里:テキストだけでなく PDF や画像内の文字も検索してくれるので、細かく整理しなくても簡単に読みたいコンテンツにアクセスできます。
加登:Evernote は自分専用の観光本です。
―― Evernote プレミアムですと、コンテキスト機能も使えます。
母里:そういえば、一度ミラノを検索したら治安に関する日経電子版の記事が出てきて、安全確認をするのに役立った記憶があります。
――あえて二人で共有していない情報もありますか?
母里:お土産リストや旅行前の買い物リスト、国際免許の申請手続き手順など、自分だけ必要な情報などは共有せずに、自分の備忘用として活用しています。
――旅行以外でお二人で共有されているノートブックなどはありますか?
母里:行きたいレストランリストを作って共有しています。お店の名前や予約用の電話番号を忘れずに済みますし、場所やメニューなどのキーワードでの検索も出来るので便利です。 仕事の懇親会などでは、一緒に行った方のお名前と日付、レストランの雰囲気などもメモをしておきます。幹事を任された際のお店探しなどが楽になります。
――ありがとうございました!
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