使い方と事例

Pinterest コミュニティマネージャーが語る、情報の記録と活用の方法とは

s-スクリーンショット 2014-11-18 16.04.57

ピンボードに留めていくような感覚でお気に入りの写真をクリップできるサービス「Pinterest」。日本法人のコミュニティマネージャーとして忙しい日々を送る大石結花さんは、Evernote を初期から使っているヘビーユーザーなのだといいます。日常生活や仕事で、どんな使い方をされているのかを伺いました。

氏名:大石 結花(おおいし ゆか)
サイト:Pinterest
ブログ:Blossomlink
Twitter:@0oyukao0

「ライフログを保存して、たまに見返してニヤニヤします(笑)」

――かなり初期の頃からお使いいただいていると伺いました。

大石:2008 年 10 月から使っているので、まだ日本語版が出る前ですね。何で知ったのかは忘れましたが、写真の中のテキストを検索できるのに感動したことを覚えています。何で検索できるの!?未来だ!って思いました(笑)。

――(笑)。OCR 機能は便利ですよね。現在はどんな使い方を?

大石:私はライフログマニアなので、Twitter や Instagram のログを書き出してくれる IFTTTツイエバなどのサービスを使って、Evernote に保存しています。たまに見返してニヤニヤしています(笑)。

s-スクリーンショット 2014-11-18 15.56.04

――後から見返すことも多いのですか?

大石:そうですね。けっこう見るかも。Evernote 内をよく検索するのですが、そのときにキーワードで Twitter のログが引っかかることが多いんですね。ああ、こんなことあったなって思い出すきっかけになったり、以前に何を考えていたのかを知ることで新しい発見が得られたりしています。

――Twitter と Instagram 以外ではどんなライフログを?

大石:「HeyDay」という写真と位置情報を結びつけてくれるアプリがあるのですが、それを使っています。たとえば行ったレストランとか、忘れてしまうんですよね。あの人と行ったあの場所のレストランってなんて名前だったっけ……みたいな。そんなときに、このアプリで記録しておくと、人や日にちなど、色々な情報から検索できるので便利なんですよ。ライフログのノートには、自分で簡単な日記を付け加えたりもしています。

s-heyday

――思い出すための鍵となるキーワードがまとめて記録できるアプリは Evernote との相性も良いですね。

大石:他にはネットショッピングしたときに EC サイトをウェブクリッパーを使って保存しています。これも後から確認したくなるからですね。ネットでポチポチ買っていると、つい値段を忘れてどれくらい使ったのかわからなくなるじゃないですか。そんなときに後から見返してけっこう高かったりすると、大切に使おうって思えたりします(笑)。

――なるほど(笑)。ちなみにクリップするのは購入の完了ページではなく、商品ページですか?

大石:そうです。ファッション系のブログもやっていて、そこで自分のコーディネートを紹介したりするんですね。そのときに EC サイトにリンクを張るので、そのために商品ページの方をクリップしておきたいというのも理由です。他にはブログのアイデアを書いたり、好きな DIY のアイデアを入れたり、行きたいレストランを食べログからクリップしたりしています。ウェブクリッパーだと記事だけを保存できるのがいいですよね。

s-スクリーンショット 2014-11-18 16.04.57

――紙の電子化などもされていますか?

大石:やりますが、あえてそれだけやるというよりは、何かのついでにスキャンして、さらについでに Evernote に入れておくか、くらいの感覚ですね。

「仕事ではテンプレートを保存して、時間短縮しています」

――お仕事ではいかがでしょう。

大石:仕事では主にテンプレートを保存していますね。たとえばオフィスにお客さんを案内するとき、住所や行き方の説明などは毎回同じです。テンプレートを作っておいて Evernote に入れておけば、それをコピペしてメールに貼り付けるだけでいいので、時間短縮になります。テンプレートという意味では、自分用のマニュアルとしても使っています。Pinterest 日本法人はまだ少人数なので、私もいろいろな仕事をやっています。Photoshop や InDesign なども使う必要があり、やり方を習ったので、それを Evernote にメモしています。また、Pinterest のロゴの赤がパントーンのどの色なのか、といったブランドのガイドラインなど、とにかく必要なものをすべて入れていますね。

――以前は DeNA に勤務されていたんですよね。

大石:ソーシャルゲームのプロデューサーをやっていました。もちろん、その頃から Evernote は使っていて、検証端末の ID や、ゲームのリリース手順などを自分用に保存していました。先ほど言ったように、検索で思わぬ出会いがありますからね。

――共有機能などは?

大石:使っていませんね。仕事では Google Docs も使っていて、人と共有するものはそちらを使うことにしています。でも、Google Docs は会社のメールアドレスとひも付いていますから、自分のものについては絶対に Evernote ですね。共有と個人でツールを分けて使っています。

――Evernote の良さはどこにあると感じていますか?

大石:一番はウェブクリッパーですね!私はタブを閉じられない人だったんですよ。なぜ閉じられないかというと、後で使うかも……と思ってしまうからなんですね。それを Evernote にクリップしておくことで消せるようになったのは大きいですね。忘れることを気にせず、忘れまくることができるのが嬉しいです。引っかかることはすべて Evernote に入れておけば、自分は今フォーカスしなければならないことに全力を注げますから。

――ただ、デジタルですべてを行うわけではなく、紙のノートも使われるんですよね。

大石:そうなんです。紙には紙の良さがあると思っています。たとえばアイデアを柔軟に広げたいときですね。図やピラミッドや四象限(x 軸・y 軸を使って描く図)などを使って相手に説明するときは、紙の方が自由度が高くて伝わりやすく便利なんです。

Evernote Personal でノートをアップグレード

Personal に登録