使い方と事例

「Evernote は“外部脳”なんです」― 浅岡雄也さんの Evernote ライフ

FIELD OF VIEWのボーカルとして「突然」「Dan Dan心魅かれてく」などのヒット曲を送り出し、現在はソロシンガーとして活躍中の浅岡雄也さん。

PC-8800シリーズからコンピュータに触れ、現在もiPhoneやiPad、Mac book Airなどを所有する生粋のガジェット好きである浅岡さんは、Evernoteのヘビーユーザーでもあります。ミュージシャンという職業にEvernoteがどう生かされているのか、浅岡さんのEvernoteライフについてお話を伺いました。

氏名: 浅岡 雄也(あさおか ゆうや)

職業: ミュージシャン

Webサイト: http://www.uyax.jp/

Twitter: @uyax_asaoka

「昔はマイコン雑誌を読んでプログラムを書いてました」

──本日はよろしくお願いします。

浅岡「よろしくお願いします。(鞄からガジェット類を取り出しながら)机の上、ガジェットだらけになってすみません(笑)」

──iPhoneにiPodにMacbook Airに……たくさんお持ちですね! ガジェットがお好きなんですか?

浅岡「大好きです。新しいもの好きで、何でも試すんですよ。昔はマイコン雑誌を読んでプログラムを書いてましたから。向いてたらそっちの道に進んでいたかもしれませんね」

──そうでしたか。ではEvernoteも昔から使われているとか?

浅岡「最初にインストールしたのはだいぶ早い段階だったと思いますよ。まだiPhoneも出てなかった頃でした。それからiPhoneが出てスマホ時代になったことで、Evernoteの本領発揮だなと思いました。だけど一度、Evernoteからは遠ざかった時期があったんです」

Evernoteを再開したきっかけ

──何がきっかけで再び使うようになったのでしょう?

浅岡「昨年、知人が取材時にEvernoteを使ってメモをとりながら(取材の)音声も録音しているのを見たんです。それで『おぉ、これは便利だ』と思って、そこから再びちゃんと使い始めました。今はEvernoteにはとにかく何でも入れておくようにしていますね」

──主にどういった使い方を?

浅岡「一言でいうと“何でも帳”ですね。歌詞を溜めたり、ウェブページをクリップしたり、音声を録音したりしています。あとはバンドやライブの写真や、ファンクラブ限定のブログにアップする写真もここに保存していますね。それこそハードディスク代わりといえるかな。僕は何でも記録するのが好きなんですよ。昔は写真や歌詞のデータを人に渡そうと思っても、家に帰ってPCを開かないと無理だってことがよくあって、それがすごく嫌だったんです」

──Evernoteを使うようになって日常生活で便利になったところや、変わったところがあったら教えてください。

浅岡「データの持ち運びなどで使っていたUSBメモリは前より使わなくなりました。データは全部Evernoteに上げていて、外出先でもiPhoneやiPadでいつでも取り出せますから。USBメモリの用途はもう、誰かが必要なのに忘れてたら貸してあげるくらいです」

──データを持ち歩くことすらしなくていい時代になったわけですね。

浅岡「あと、Evernoteなら分散しがちなメモをまとめて“とりあえず全部入れておけばいい”という安心感があります。必要な情報って本当は自分自身の頭ですべて覚えておくのが一番いいんですが、そんなのは無理ですよね。人間は必ず忘れてしまうものだし、頭の中ではサッと検索できない。だけどEvernoteにさえ入れておけば、後から検索して取り出せる。その意味でEvernoteはまさに“外部脳”なんです」

ミュージシャンならではのEvernote活用法

──ミュージシャンという職業柄、メロディーを記録することも?

浅岡「ありますよ。音声レートの関係もあって、iPhoneのマイクアプリで録音してから後でEvernoteに保存しています。バンドの音はいつでも録っておきたいんですよね。昔はまだ録音といえばテープだったんだけど、僕は絶対に今みたいな時代がくると思って、データ化の作業を密かにやっていました。クラウド時代にはなるべくしてなったと思います。そのうちメモ帳に手書きするだけで、何もしなくても一瞬で同期される時代がくるでしょうね」

──音楽以外にもありますか?

浅岡「自分のtwitterのログを自動で転送しています。もう2年分くらい溜め込んでいます。意識して見返すわけじゃないんだけど、たまに見返すと、くだらないことも言ってたりして笑っちゃいますね。twitterの仕様上、公式サイトではさかのぼって見られるツイート数に制限があって、古いツイートを見つけるのが大変なんですよ。でもEvernoteならいつでも『このとき何を言ったっけ』というのがすぐに検索で探せます。自分にとってtwitterはプロモーションツールだから、いつ何を言ったかというのは後で引き出せるようにしておきたいんですよね」

──たしかに古いツイートを見返そうとしたら、もう見られなくなっていたという経験はあります。Evernoteはライフログとしても便利ですね。

浅岡「twitterといえば、Evernoteの公式アカウント(@EvernoteJP)をフォローしていると、色々使い方を教えてくれますよね。紹介されている記事を読んで、ちゃんと全部試してますよ。その中からいいと思ったものは無料でも有料でも使っています」

──ありがとうございます!これから試してみたいと思っているEvernoteの使い方はありますか?

浅岡「歌詞もそうですが、譜面も全部つっこんで、自分のデータベースを作りたいですね。あとは筆ペンアプリで描いた自作の絵を入れたいと思ってます。今までのものが大量にあるからなかなかできてないんですけどね」

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