ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は毎年 11 月の第 3 木曜日。ということは、今年は 11 月 17 日が解禁日です。そんな、ワインをより身近に感じられる季節に、ワインのテイスティングメモに Evernote を活用する方法をご紹介します。
ワインの面白さは、ぶどうの種類はもちろん、隣り合った土地でも陽の当たり方や土壌によって全く味が違ったり、そして天候などの影響を受けて年によっても全く違う出来になるところでしょう。ワイン好きな方の中には、どんなワインを飲んだか、そしてどんな感想を持ったかの記録をしている方もいらっしゃると思います。
Evernote はワイン記録をつけるのにとても便利です。パソコンを開かなくても、さっとメモしておくことができますし、タイプするのも面倒であれば、声に出した感想を録音しておくこともできます。
たくさんのワインを楽しんだなと振り返ることができるのはもちろんですが、テイスティングメモのよいところは、「あの時飲んだ美味しかったワインをまた飲みたい」という時に、その銘柄などを思い出せなくても、後で簡単に検索できることです。Evernote にすべてを残しておけば、ワイン探しが簡単になります。
カメラを活用
個々のワインの魅力は、その味は当然の事、ボトルの形やラベル(エチケット)のデザインも含まれます。筆者も、ジャケ買いではないですが、外観の魅力で買ったことがあるワインも少なくありません。
ラベルの写真を撮るのはすでに多くの方が行なっているかもしれませんが、Evernote に残しておけば、撮影した写真の中の文字まで検索が可能になります。
また、ワインの楽しみの一つは、その色です。自分の言葉で文字にするのも素晴らしいですが、写真に撮っておくとその色も記録することができます。
タグを活用
普段から食事の写真を記録している方もいらっしゃるでしょう。その場合、ワインやそのラベルの写真が夕食のノートと一緒に保存されているケースも多いと思います。夕食ノートブックとワインノートブックを作り、「別々にノートを管理するのは非効率的だし、ちょっと面倒」という方におすすめなのは、夕食ノートに「ワイン」というタグをつけておく方法。ワインだけを検索するときに、とても簡単になります。
また、後で目的のワインを見つけやすくするために、ぶどうの品種ごとに「シャルドネ」「Pinot Noir」などとタグをつけておくのもよいでしょう。
感想や「好き」「また買いたい」と、その理由を残しておく
世間の評価はインターネットを検索すればでてきますが、あなた自身の感想はあなたにしかわかりません。あなた自身のワインに対するコメントを残すことはとても重要です。また、感覚的に「好き」だったのか、「また買いたい」と思ったのかは、次にワインを買うときの基準としてとても大切です。好きだったとしたら、なぜ好きだったのか?も書き留めておくと便利でしょう。例えば、「甘口なので和食に合う」「重めだったが、好きな味」など。ワイン選びの際に自分がこだわるポイントに沿ったコメントを、自分のために残しましょう。
活用法はいろいろ
今回はワインノートとしての使い方をご紹介しましたが、同じ使い方は、ウィスキー・日本酒・ビール、またコーヒーやお茶など食べ物・飲み物一般に活用できるほか、洗剤や化粧品・香水、温泉の素などにも応用可能で、様々な商品への自分の評価を残しておき、後で同じ商品を見つけるときにとても有効な使い方です。
最後になりますが、夕食でワインを楽しむ際には同席する方がいることも多いはず。ノートをとるのに気を取られすぎないよう、お気をつけください。また、写真を撮る場合は、周りのお客様への配慮もお忘れなく。