Evernote の使い方は、お客様一人ひとり異なります。お気に入りの機能も違うでしょうし、自分なりのワークフローを構築している方も多いと思います。ですから、昨年新しい Evernote アプリがリリースされたとき「新しいのは良いけど、使い勝手は?」と考えた方も少なくないかもしれません。
Evernote を基盤から再設計する作業は、これまでになく大きな取り組みでしたが、これを行ったおかげでオペレーションシステム間の一貫性が高まり、イノベーションに適した環境が整いました。バグの修正や新機能の開発も大幅にスピードアップしており、2021 年の最初の 2 ヶ月で、すでに 2020 年の 1 年間を上回るアップデートをリリースしています。
この取り組みはまだ道のりの半ばですが、単に以前のアプリを衣替えした後継者であることに満足するのではなく、未来を見据えた新しい機能も続々と追加しています。こちらのダウンロードページから最新の Evernote をダウンロードして、ぜひ便利な最新機能をフルにご活用ください。
毎日が捗る新機能
進化し続ける Evernote の次の一歩として、毎日の情報整理とタスク管理が効率化するさまざまな新機能を追加しました。
デスクトップ版と Web 版の「ホーム画面」
最も大きな新機能(現時点で、ですが!)は、ホーム画面です。ホーム画面は新しい Evernote の起点となる画面で、一人ひとりのユーザに合わせて最も関連性の高い情報のみを見やすく整理し、すぐにアクセスできるようにしたダッシュボード機能です。ここを見れば、その日一日のやるべきことがわかり、順調なスタートを切ることができます。
ホーム画面は現在 Mac、Windows、Web でご利用可能で、iOS と Android にもまもなく登場する予定です。詳しくは動画チュートリアルで説明していますので、ご覧ください。
モバイル端末から表を編集
これまでも表の値はスマートフォンやタブレットから編集できましたが、今後はデスクトップと同じように、表自体の見た目や構成も編集できます。列や行の追加や削除、セルのマージやマージ解除、文字の位置揃えに加え、セルの色も変更できます。どこにいても表を編集できるので、必要な時にすぐ情報をわかりやすく整理できます。使い方は、こちらの説明動画をご覧ください。
キーボードショートカットメニュー
Evernote for Mac と Evernote for Windows では、100 以上のキーボードショートカットが用意されており、さらに現在も追加中です。これらのキーボードショートカットを使えば、日々の作業を大きく効率化できます。さらに、グローバルショートカットも用意されているので、別のアプリの使用時にも、簡単に Evernote を操作できます。
Mac では Command+/、Windows では Ctrl+/ でショートカットの一覧を表示できます。一覧はナビゲーションの機能ごとに整理されていて、さらにグローバルショートカットはキーの組み合わせを変更することもできます(他のアプリのショートカットと競合する場合などに便利です)。詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
Windows のダークモード
Windows ユーザの皆様、お待たせいたしました! Evernote for Windows で目に優しいダークモードを利用できるようになりました。メニューバーから「表示」>「ダークモード」をクリックして、ダークモードの設定を選択してください。
モバイル端末から Google ドライブのファイルを添付
写真を添付する感覚で、iOS や Android から Google ドライブのファイルへのリンクを簡単に追加できるようになりました。Evernote と Google アカウントを接続したら、挿入ボタンをタップして、Google ドライブを選択し、ノートへリンクを追加するだけです。デスクトップ版の Evernote と同じように、挿入したリンクはすべてリッチリンクとして表示され、ファイルの題名と共に表示されます。
スケッチでの背景色と背景パターンの変更
手書きノートやスケッチをさらにカスタマイズできるようになりました。背景色や背景パターンが変更できるようになったので、クリエイティビティを存分に発揮してください。
頼りになる従来の機能
Evernote のコードベースが一新され、よりモダンで安定した基盤が構築されたたため、皆様のお役に立つ新機能の開発が大幅に高速化できるようになりました。しかしその代償として、従来の機能を新しい基盤に移行するための再設計作業が発生しました。新しい Evernote のリリース初日から従来の機能をすべてお届けできればよかったのですが、一部の機能では移行作業に予想外の時間がかかっています。現在チーム一丸となってバックログへ対応しており、アップデートごとに従来の機能を着々と移行しています。
従来の機能のうち、どの機能をアップデートに含めるかは、皆様に最高の Evernote 体験をお届けすることを最重要視して、新機能の実装とバグの修正とのバランスを見て決定しています。進捗については、こちらの記事をご覧ください。
以下は、皆様のご意見を踏まえて、最近移行が完了した従来の機能です。
デスクトップ版:
- 多数のキーボードショートカット。さらに、グローバルショートカットの設定が変更できるようになりました!(ご要望のあった「貼り付け」機能も変更できます!)瞬時に Evernote コンテンツへ切り替えるグローバルショートカットについては現在開発中です。
- トップリストビュー。トップリストビューが実装されたことで、カードビュー、サマリービュー、サイドリストビューとすべて出揃いました。
- Evernote ヘルパー。コンピュータのメニューバーから直接ノートが作成できます。さらに、以前と同じようにスクリーンショットの撮影にも使うことができます。
- スペルチェック。有効を無効を切り替えられます。またアプリのカスタム辞書によく使う用語を登録できます。
- ノートの作成日。ノートの作成日を変更できるようになりました。
- ノート数。各ノートブックにあるノートの数がサイドバーに表示されるようになりました(Evernote Business ユーザの場合は、各スペースにあるノートの数も表示されます)。
- ノートのメール送信。Evernote プレミアムと Evernote Business のお客様は、ノートのコピーを任意の相手にメールで共有できます(Evernote ユーザでない方にも共有できます)。
- 共有ノートブック内の検索。他のユーザから共有されたノートブック内を検索できるようになりました。
モバイル版:
- Android のウィジェットが帰ってきました! 多くの Android ユーザの方たちからご要望があった機能です。端末のホーム画面に「アクションバー」ウィジェットや「シングルボタン」ウィジェットを追加できます。「シングルボタン」ウィジェットには、ノートブックの選択機能や、シンプルノート機能が含まれています。ウィジェットの設定方法はこちらの記事をご覧ください。
- ノートのメール送信。Evernote プレミアムと Evernote Business のお客様は、ノートのコピーを任意の相手にメールで共有できます(Evernote ユーザでない方にも共有できます)。
- 共有ノートブック内の検索。他のユーザから共有されたノートブック内を検索できるようになりました。
- Web クリッパーからタグを追加。ウェブページをクリップして時に、同時にタグを追加できるようになりました。
- 検索結果の並び替え。ノートリストにあるのと同じ並び替えオプションを検索結果にも利用できるようになりました。
- ノートの印刷。モバイル端末から直接ノートを印刷できるようになりました。こちらもご要望の大きかった機能です。
- 検索結果のフィルタによる絞り込み。モバイル端末でも検索結果を絞り込めるようになったので、出先で必要な情報がピンポイントで見つかります。
- PDF の暗号化サポート。モバイル端末で暗号化された PDF ファイルを開けるようになりました。
これらは氷山の一角にすぎません。各アップデートの含まれる機能の詳細は、リリースノートのアーカイヴからご覧ください。
今後のリリース予定
1 年前、Evernote CEO のイアン・スモールはこう言いました。「(これらの)基礎固めがゴールではありません。むしろ新しいレースの始まりです。Evernote でまったく新しい次世代のイノベーションと改善を実現していく——この新しいレースは静かに幕を開けつつあります。」
これを念頭に、今年は弊社のミッションである「すべてを記憶する。好きなことを実現する」に向かってさらなる新機能をリリースしていく予定です。同時に、定期的なアップデートで従来の機能を新しい Evernote へ再実装し、誰もが惚れ込む素晴らしい Evernote をお届けできるよう、これからも一意専心で尽力してまいります。
皆様の変わらぬご理解とご協力に心より感謝いたします。これからも Evernote はユーザの皆様と共ににより良い Evernote を作ってまいります。#everbetter
ご利用の Evernote が最新版かどうかわからない場合は、こちらのダウンロードページから最新版をダウンロードいただけます。