Evernote Enterprise 契約
Evernote Enterprise 契約
更新日:2026 年 1 月 1 日
この Evernote Enterprise 契約(以下「本契約」)は、当該の契約内容に同意する者(以下「カスタマー」)による Evernote Enterprise サービス(以下「Evernote Enterprise サービス」または「Evernote Enterprise」。旧名称は「Evernote Business, Evernote Teams サービス」)の利用方法について定めるものです。Evernote Enterprise サービスは、サービス利用規約で定義するとおり、Evernote サービスの一種であり、企業やチームといった組織向けに設計されています。
カスタマーは、本契約における一方の当事者です。カスタマーがブラジル以外を拠点としている場合、 Evernote サービスの提供者および本契約の他方当事者は、デラウェア州法に基づき設立され、米国ニューヨーク州に本社を置く Bending Spoons US Inc. になります(以下「Bending Spoons US」)。カスタマーがブラジルを拠点としている場合、 Evernote サービスの提供者および本契約の他方当事者は、ブラジルのサンパウロに本社を置く Evernote do Brasil Serviços de Aplicações Ltda(以下「Evernote Brasil」)になります。また、イタリア、ミラノに本社を置く Bending Spoons Operations S.p.A.(以下「Bending Spoons」)は Evernote ソフトウェアの所有者であり、その立場上本契約の当事者となります。Bending Spoons US、Evernote Brasil、および Bending Spoons は必要に応じ、本契約で「弊社」と表記されます。
Evernote Enterprise アカウント(以下「カスタマーアカウント」)を開設するにあたっては、カスタマーを代表する個人(以下「代表者」)が本契約に同意する必要があります。本契約は、カスタマーを代表して「管理者」を務める当該の代表者に、Evernote が管理者用アカウント(以下「管理者用アカウント」)を発行した日から有効になります(以下「発効日」)。本契約に同意することにより代表者は、カスタマーを代表して本契約を精査したこと、ならびにカスタマーを代表して本契約に同意する権限および本契約の法的拘束力を認める権限があることを Evernote に保証することになります。貴方が本契約に同意する法的な権限を有するカスタマーの代表者でない場合は、本契約の内容に同意する旨を示すボックスにチェックを入れないでください。
本契約に定められた条件に加え、カスタマーによる Evernote Enterprise サービスの利用には、Evernote サービスの利用について定めたその時点における最新の条件(以下「サービス利用規約」)、支払いについて定めるその時点における最新の条件(以下「支払い・ポイントに関する条項」)、その時点における最新の補遺、およびその時点における最新のプライバシーポリシーも適用されます。サービス利用規約、支払いに関する条項または補遺と、本契約の間で矛盾が生じる場合、Evernote Enterprise サービスに関しては本契約の定めに従うものとします。
1. Evernote Enterprise サービスの利用
アカウントの作成が完了し、本契約への同意がなされると、Evernote は、カスタマーにコンソール(以下「管理コンソール」)を含む Evernote Enterprise 管理者用アカウントへのアクセス権を付与します。管理コンソールからは、カスタマーアカウントに関連したさまざまな管理が行えます。これには、エンドユーザのカスタマーアカウントへのアクセスの許可、停止、取消ならびにカスタマーアカウントのコンテンツのエクスポートなどが含まれますが、これらに限られるものではありません。
カスタマーは、エンドユーザにカスタマーのアカウントへのアクセスを許可することで、エンドユーザがカスタマーのアカウントにあるコンテンツにアクセスしたり、そこにコンテンツを作成したり、そこからコンテンツを共有したりする権限を付与することになる点を理解しているものとします。また、管理者がエンドユーザにカスタマーのアカウントへのアクセスを許可すると、そのエンドユーザはカスタマーのアカウントにあるコンテンツを複製、転送、ないしエクスポートできるようになります。カスタマーが当該のエンドユーザによるアクセス許可を停止または取り消すことで、そのエンドユーザはカスタマーのアカウントのコンテンツにアクセスできなくなりますが、以前複製または転送されたコンテンツを削除したり、またはそれについて何らかの操作をしたりすることはできない点も理解しているものとします。
エンドユーザがカスタマーのアカウントに紐付けられていない Evernote サービスの個人アカウントを所有している場合、カスタマーは、そうしたエンドユーザの独立した Evernote サービス個人アカウントに対していかなるアクセス、権利、コントロールも有さず、また今後有することもできません。
カスタマーは、本契約に基づく購入が、将来における何らかの機能または性能の提供を条件とするものではないこと、および将来における機能または性能に関する Evernote による口頭または書面の供述に依拠したものでもないことを承諾します。
2.カスタマーの義務
カスタマーは、(a) カスタマーのアカウントに関連するすべての料金(以下「料金」)を支払うこと、(b) カスタマーアカウントおよびそのコンテンツへのすべてのエンドユーザによるアクセスを管理コンソールを通じて管理すること、(c) 管理者用アカウントのパスワードの機密性を保持すること、(d) 管理者用アカウントのアカウント情報および連絡先情報を正確かつ最新に保つこと、および (e) 管理者用アカウントの利用が常に本契約および適用法に確実に準拠することに責任を負います。カスタマーは複数の人員に管理者権限を付与することができますが(その場合それぞれが「管理者」に該当します)、必要かつ適切な個人を管理者に任命し、また管理者権限を必要としなくなった個人について権限を取り消すのは、カスタマー単独の責任となります。カスタマーは、カスタマーにそうした役目を果たすことができる、ないし果たす意思のある人員がいない場合、またはカスタマーがその管理者用アカウントの保守に失敗した場合は、カスタマー自身がチームアカウントへのアクセスまたはチームアカウントの管理ができなくなる可能性があることを理解しているものとします。また、そうした状況において生じた損失、費用、または経費はすべて、カスタマーが単独で負うものとします(後述の「管理者アカウントの復元」も併せてご参照ください)。
カスタマーは、エンドユーザが Evernote Enterprise サービスを利用する前に、各エンドユーザが Evernote のサービス利用規約に同意する必要があること、かつかかるサービス利用規約が各エンドユーザによる Evernote Enterprise の利用を定めることを理解し、同意するものとします。カスタマーは、エンドユーザがサービス利用規約に違反した場合、当該エンドユーザによるカスタマーアカウントへのアクセスが解除される可能性、およびカスタマーアカウントが停止される可能性があることを理解しているものとします。カスタマーは、Evernote のために、または Evernote に代わって、いかなる表明、保証、または担保も行ってはならず、いかなる方法でも Evernote にエンドユーザに対する義務を負わせてはなりません。
カスタマーは、カスタマーアカウントのコンテンツに対するエンドユーザのアクセスおよび利用について独自の規則(以下「カスタマーのルール」)を定めることができます。カスタマーのルールは、カスタマーとエンドユーザ間の関係においてのみ有効です。上記の内容を制限することなく、カスタマーは、管理コンソールを通じて管理者機能を実行し、カスタマーのルールを施行するために必要なエンドユーザからの許可の要否を判断し、許可を取得する責任を負います。弊社は、カスタマーがカスタマーのルールを施行することやサービス利用規約もしくはプライバシーポリシーと矛盾する行動をとることを支援することなど、カスタマーのルールに関する一切について、カスタマーにもエンドーユーザにもいかなる責任も負いません。
カスタマーは、自身の Evernote Enterprise アカウントおよびコンテンツの不正利用を防ぎ、不正利用を知ったときは直ちにそれを終了させるものとします。カスタマーは、Evernote サービスの不正な利用またはアクセスを知ったときは、直ちに Evernote に通知するものとします。
3.管理者用アカウントの復元
カスタマーが、カスタマーの執行役員や指定代理人からの書面による指示など、管理者用アカウントから独立した特定の認証プロセスを確立したい場合、Evernote カスタマーサポートに連絡して、そのような手続き(以下「認定アカウント復元手続き」)に関する合意取得を申請します。弊社は、自らの裁量において、かかる申請を受諾または拒否する権利を有します。カスタマーと弊社の間で認定アカウント復元手続に合意がなされると、カスタマーは随時、合意した認定アカウント復元手続きに基づき支援を要請することができます。
すべての管理者用アカウントへのアクセスを失い、認定アカウント復元手続きの合意もしていないカスタマーは、Evernote のカスタマーサポートチームに連絡のうえ、ご相談ください。
管理者用アカウントの認証情報を誰も持っていない場合(以下「管理能力の喪失」)は、弊社が自らの裁量で、管理者用アカウントへのアクセスを要求している個人に対して必要な認証情報をカスタマーに代わって付与するかどうか決定することができます。そのような場合、管理者用アカウントへのアクセスを要求している個人は、Evernote が納得する形で証拠を提出し、カスタマーの代表として管理者用アカウントへのアクセスを取り戻さんとしていることを証明する必要があります。カスタマーは、管理能力の喪失が発生した際には、管理者用アカウントへのアクセスを要求している個人に対して管理者用アカウントの認証情報を付与するかどうかは、本契約に基づき弊社がカスタマーに代わって自らの裁量で決定する権限を有することを理解し、同意するものとします。またカスタマーは、そうした行動に起因する、または何らかの形で関連する、Evernote に対するいかなる請求も放棄するものとします。カスタマーは、「一般的な免責は、債権者が免責を執行する時点において、債権者が知っていれば債務者との間の和解について実質的な影響を及ぼしたに違いない請求について、債権者が自らに有利なその請求が存在していたことを知らず、またはその存在について疑いすら抱いていなかった場合には、適用されない」とするカリフォルニア州民法第 1542 条(以下「第 1542 条」)について知らされ、その内容を理解したものとします。カスタマーは、明示的に、故意に、かつ意図的に、第 1542 条や、一般免責規定の範囲を限定するその他の州や国の法令、または慣習法のすべての権利、利益、および保護を放棄するものとします。
4.制限
カスタマーは以下を行わず、またエンドユーザや第三者が以下を行わないようにします。(a) カスタマーアカウントを通じて Evernote サービスを販売もしくはリース、または Evernote サービスへのアクセスを販売、再販、もしくはリースすること、(b) Evernote サービス、または Evernote サービスに使用されているソフトウェアないしその他のコンポーネントをリバースエンジニアリングしようとすること、(c) Evernote Enterprise サービスの利用または不具合によって、死亡、負傷、または環境破壊につながるおそれのある方法または状況で Evernote Enterprise サービスを利用すること、(d) HIPPA(米国における医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)、グラム・リーチ・ブライリー法ならびにそれの下に施行された規制、プライバシー規則と保障措置規則、およびドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法ならびにそれに基づき発令または改定された規制など、個人のプライバシーの権利や健康、財務データを保護する適用法の違反につながるおそれのある方法で Evernote Enterprise サービスを利用すること、および (e) Evernote サービスの利用またはアクセスを通じて代替または類似のサービスを創設しようと試みること。
5.第三者の要請
カスタマーは、カスタマーまたはエンドユーザのカスタマーアカウントの利用、またはカスタマーアカウント内のコンテンツに関する記録について第三者からの要請(以下「第三者の要請」)があれば、当事者としてそれに対応する責任があることを理解し、同意するものとします。弊社が第三者の要請(刑事もしくは民事の召喚令状、またはその他のカスタマーまたはエンドユーザの情報を要求する法的手続を含み、かつこれらに限られません)を受けた場合、弊社は、法律および第三者の要請の条項で認められている範囲において、第三者が目的を追求できるように当該の第三者をカスタマーに申し送ります。弊社は、第三者の要請に従う法的な義務があると自らの裁量で判断するとき、カスタマーの情報を求める第三者の要請に応じる権利を有します。
6.支払い
カスタマーは、自身の Evernote Enterprise アカウントを設定する際に支払い方法を選択する必要があります。Evernote Enterprise アカウントの支払い情報の変更は、管理者または Evernote Enterprise アカウントの経理担当者が Evernote カスタマーサポートに連絡することで可能です。変更を希望する際、カスタマーサポートに連絡した経理担当者は、カスタマーの Evernote Enterprise アカウントにおいて最後に使用された支払い方法の管理権限を Evernote が納得する形で証明する必要があります。
カスタマーは、支払いが滞ると、カスタマーおよびそのエンドユーザが Evernote サービスのカスタマーアカウントに属するすべてのコンテンツにアクセスができなくなる可能性があることを理解しているものとします。そうしたアクセスは、すべての支払いが完了すると再開されます。
本契約における支払いは、支払い・ポイントに関する条項に基づきます。
7.税金
カスタマーは、Evernote の純利益にかかる税のみを除き、消費税、使用税、物品税、付加価値税、源泉所得税およびそれに類似する税、ならびに関税、その他の行政によって課せられる税を含み、かつこれらに限らない、すべての税(以下、総称して「税金」)について支払いの義務を負い、同時に本契約に基づき発生するいかなる料金も税金を差し引くことなく支払うものとします。Evernote に税金を徴収する、または支払う義務が課せられた場合は、カスタマーが Evernote に有効な非課税証明書、適当な税務当局から発行された付加価値税登録番号、または課税対象ではないことを証明するその他の文書を提出しない限り、Evernote はカスタマーに税金分を請求します。カスタマーが、税金を控除したうえで Evernote への支払いを行うように法律によって義務づけられている場合は、Evernote に正式な税金の領収書または当該の支払いを裏付けるその他の適当な文書を提出する必要があります。
8.サポートおよびメンテナンス
弊社は、カスタマーの管理者およびエンドユーザに優先的なビジネスサポートを提供します。カスタマーは、そのエンドユーザのアクセスに特有(たとえば、パスワードの再設定、アカウントの停止、コンテンツの共有など)の問題については、自らが費用を負担してエンドユーザにサポートを提供する責任を負います。カスタマーは、そうした問題を弊社に報告し、解決を依頼する前に、自ら解決するべく商業的に合理的な努力を払うものとします。
9.データのセキュリティ
弊社は、Evernote Enterprise に保存されたコンテンツの不慮の損失ならびに不正アクセスおよび不正利用を防ぐため、しかるべき技術的および組織的な措置を講じています。しかしながら、弊社は正当な権限のない第三者が Evernote Enterprise にアクセスすることが一切ないことを保証しかねます。また、カスタマーは、カスタマーおよびそのエンドユーザが Evernote Enterprise に保存するすべてのコンテンツは、カスタマーとそのエンドユーザの自己責任で保存していることを理解しているものとします。更に、Evernote Enterprise に保存されたコンテンツを損失した場合に備え、コンテンツのバックアップを確実にとっておくことについての責任はカスタマーにあります。第三者がカスタマーの Evernote Enterprise アカウントに無許可でアクセスしたこと、またはカスタマーの Evernote Enterprise アカウントの管理者認証情報を無許可で取得したことを弊社が認識した場合は、Evernote はそのような無許可のアクセスについてカスタマー側の管理者に迅速に通知いたします。
10.プライバシー
Evernote のプライバシーポリシーは https://evernote.com/intl/jp/privacy/policy にて確認できます。Evernote Enterprise を利用することによりカスタマーは、プライバシーポリシーの条項をすべて理解したものとみなされます。適用可能なプライバシー方に則り、カスタマーを代表して弊社がデータ処理業者として個人データの処理を行う場合は、本契約の一部であるデータ処理に関する付属書が適用されます。
Evernote Enterprise サービスを未成年のエンドユーザにも利用できるようにする場合、カスタマーは、エンドユーザのそうしたアクセスまたはカスタマーのアカウントの利用を可能にする前に、必要な保護者または後見人の同意または適用法で要求されるその他の許可を取得する責任を負います。保護者または後継人の同意を得るにあたっては、プライバシーポリシーの写しを保護者または後見人に提供する必要があります。また、同意書はすべて保管し、弊社の求めに応じて提出する必要があります。
11.守秘義務
各当事者は、Evernote Enterprise サービスを提供するのに必要な範囲で、弊社がプライバシーポリシーに準拠してアクセス、開示、共有する可能性のある、カスタマーまたはそのエンドユーザの情報を除いて、他方当事者から得た、機密または専有とされる、またはその性質上明らかに機密または専有とみなされるべきいかなる情報(以下「機密情報」)も第三者に開示しないことを約束するものとします(これには、弊社の一部、カスタマーのコンテンツ、およびカスタマーから弊社に提供されたその他の情報が含まれます)。各当事者は、機密情報がパブリックドメインに流出したり、本契約に基づきそうした情報を知ることが許されている者以外の知るところとなったりしないように、自らの機密情報やそれに類する情報を守るときと同程度の注意を払って、機密情報の機密性を守ること、その開示を回避すること、およびそれを取り扱うことに同意するものとします。本条の守秘義務は、情報を受け取った当事者が、本契約に基づく提供または他方当事者からの提供という方法以外で得た情報やパブリックドメインに存在する情報などには適用されません。さらに、機密情報は、当事者が適用法に準拠するため、裁判所の決定に従うため、または政府機関や開示が必要と決定する第三者からの要請により開示が必要な場合に限り、開示されることもあります。ただし、その場合は、かかる通知が禁止されていない限り、まず他方当事者に通知をしてから開示するものとします。上記の守秘義務は、情報が機密情報に相当する限り適用されるものとします。
12.商標
弊社は、自らの裁量で、カスタマーが自身のロゴまたはその他の商標(以下、総称して「カスタマーの商標」)を、カスタマーアカウントのエンドユーザがアクセスする Evernote Enterprise 上に、Evernote の商標とともに、またはカスタマーのブランドのサービスとして、アップロードすることを許可することがあります。そこで、カスタマーは本契約により弊社に対し、カスタマーの商標を表示、実行、頒布し、カスタマーのアカウントのエンドユーザに Evernote Enterprise を利用可能にすることのみに関連して当該商標を修正する(例えば、商標がコンピューターだけでなくスマートフォンでも見えるようにするなどの技術的な目的のために)ことができる非独占的なライセンスを付与します。
13.権利の留保
本契約およびサービス利用規約にて明示的に定められている場合を除き、本契約は、いずれの当事者にも他方当事者の知的財産に対するいかなる権利も、黙示的にも、付与するものではありません。Evernote Enterprise、もしくは Evernote ソフトウェア、またはそれらに対する所有権ないしその他の権利が、本契約によりカスタマーに譲渡されることはありません。
14.広報
弊社は、オンライン上または電子マーケティング資料にて、お客様の組織名を弊社お客様一覧に掲載する場合があります。
15.契約の保証
各当事者は、本契約の締結および本契約の条項にしたがった履行に必要な権能および権限を組織の定款および諸規定(存在する場合)に基づき有していることを他方当事者に表明し、保証するものとします。さらにカスタマーは、Evernote Enterprise への登録を完了し、管理コンソールを通じて本契約に同意した個人がカスタマーを代表してそれを行う権限を有することを表明し、保証するものとします。
16.免責
適用される法律で認められる最大限の範囲において、第 15 条ならびにサービス利用規約に定められた明示の保証は、明示あるいは黙示を問わず、商品性、非侵害性、特定の目的への適合性の黙示の保証を含む、その他のすべての保証に代わるものとします。弊社は、明示あるいは黙示を問わず、法律で認められる最大限の範囲において、その他のすべての保証を否認します。本契約のいずれかの当事者、その代理人、または従業員から受けた口頭または書面による情報または助言は、何らかの保証を付与したり、本契約に基づく保証の範囲を広げたりするものではありません。
これに矛盾するいかなる条項にかかわらず、弊社は、Evernote ソフトウェアまたは Evernote Enterprise サービスがカスタマーまたはエンドユーザのすべての要求を満たすこと、Evernote ソフトウェアまたは Evernote Enterprise サービスの運用に中断やエラーが全くないこと、または Evernote ソフトウェアおよび Evernote Enterprise サービスの欠陥がすべて是正されることを保証するものではありません。さらに、弊社は、改変、誤用、または弊社が提供したものでない Evernote ソフトウェアの損傷により生じた欠陥もしくはエラーについてはいかなる責任も負いません。弊社は、第三者のソフトウェアまたは Evernote の製品ではないものについては一切保証せず、いかなる責任も負いません。
17.カスタマーによる補償
適用法で認められる最大限の範囲において、カスタマーは、(i) 管理能力の喪失または (ii)(a) エンドユーザからなされた請求もしくは (b) カスタマーまたはカスタマーのエンドユーザによる、本契約、サービス利用規約、または適用法に違反した形での Evernote ソフトウェアまたは Evernote Enterprise の利用に関連して第三者からなされた請求に起因または関連して生じる、あらゆる責任、(実質的および結果的な)損害、損失、支出(弁護士などの専門家に対して支払う料金を含む)について補償し、弊社、その子会社、親会社、関連会社、役員、代理人、従業員、およびパートナーを免責して一切の害が及ばないようにすることに同意するものとします。そうした請求が発生した場合、弊社は、当該のアカウントの連絡先に請求や訴訟、法的措置について通知します。ただし、カスタマーがそうした通知の不達により損害がもたらされたことを証明できる場合を除いては、そうした通知がカスタマーに届かなかった場合でも、ここに述べるカスタマーの補償義務は免除も軽減もされません。
18.責任の制限
(a) カスタマーによる第 2 条または第 4 条の違反、および (b) 第 17 条の補償の義務に関する場合を除き、(i) いずれの当事者も、契約内外を問わず(過失を含み、かつこれに限りません)、本契約またはその解除もしくは不更新に起因または関連して生じる他方当事者の利益損失、および懲罰的、間接的、例外的、必然的、または偶発的な損害について責任を負わず、(ii) 各当事者の本契約に基づく損害賠償の総額は、いかなる場合でも、損害賠償請求の前、直近 12 か月の間にカスタマーが本契約に基づき弊社に支払った金額を超えないものとします。
19.期間
別途、本契約の書面による補遺として弊社とカスタマーが相互に同意しない限り、本契約は発効日に有効となり、当該のプランにおける契約期間(以下、「契約期間」)の末日まで有効とします。なお、第 20 条の規定に基づいてアカウントの利用を停止した場合を除きます。
下記に定める場合を除き、最初の契約期間の終了時に次の契約期間へと自動的に更新されます。カスタマーは Evernote に対し、契約期間分の、その時点における最新の料金を支払うものとします。最初の契約期間またはそれ以降の契約期間が終了する前であれば、カスタマーは随時、Evernote Enterprise の利用を取り消したり、または管理コンソールを通じてカスタマーのアカウントにアクセスするエンドユーザの数を減らしたりすることができます。そうした取り消しやエンドユーザの削減は、その時点における最新の契約期間の終了時から、後続の契約期間において有効となります。
20.契約解除および返金
カスタマーは、管理コンソールから Evernote Enterprise アカウントの利用を停止することにより、本契約をいつでも解除することができます。カスタマーが契約を解除した場合は、弊社の返金方針に基づき一部または全部を返金される場合があります。弊社は、その方法として、自らの裁量または適用法の求めるところにより、現金またはクレジットのいずれかを選択して返金する権利を有します。また、過去の返金方法を将来においても適用する義務は一切負わないものとします。
弊社は、カスタマーに対し、60 日前に書面による通知を行ったうえで本契約を解除することができるものとします。解除の発効日以降の期間に対してすでに料金が支払われている場合は、その期間分の料金を日割りで返金します。
加えて、いずれの当事者も、本契約の重要な条項について他方当事者が違反または不履行を犯し、かつ当該の違反または不履行についての書面による通知後 30 日以内にそれを救済できなかった場合は、本契約を解除することができるものとします。なお上記にかかわらず、(i) いずれの当事者も、他方当事者が第 11 条に定められた義務について重大な違反を犯した場合は、本契約を直ちに解除することができ、また (ii) 弊社は、カスタマーが第 2 条または第 4 条に定められた義務について重大な違反を犯した場合は、本契約を直ちに解除することができるものとします。弊社の違反によりカスタマーが本契約を解除する場合は、当該の違反にかかる、カスタマーへの唯一かつ排他的な救済にして弊社の全責任は、本契約に基づきカスタマーが弊社に支払った料金の返金とします。
カスタマーが、(i) 支払い不能になったとき、(ii) 破産法などの適用される法律に基づき、自ら破産の申立てを行い、もしくは申し立てを受け、申立てから 30 日以内に取り下げまたは終了できなかったとき、(iii) 債権者との解散、和解、財政再編を申し込んだとき、もしくは管財人や同様の代理人が任命されている、もしくはそれらの者がカスタマーのすべてのまたは実質上すべての資産や事業を所有することになったとき、または (iv) 債権者へ一括譲渡を行ったとき、弊社は解除通知をもって直ちに本契約を解除することができます。
本契約の解除により、解除の発効日をもって、カスタマーおよびそのエンドユーザによるカスタマーアカウントへのアクセス、および本契約に基づきカスタマーに付与されるその他のすべての権利が取り消されます。ただし、いかなる場合でも契約の解除によって、解除時に存在する、免除されていない義務の執行が影響されることはありません。弊社は、本契約の解除後もカスタマーのコンテンツを保持する義務を負わず、法律で禁止されている場合を除き、すべてのコンテンツを削除することができるものとします。30 日に満たない期間の通知をもって弊社が契約を解除する場合、弊社は、それが法律で禁じられていない限り、カスタマーが一定期間、カスタマーアカウントにあるコンテンツをダウンロードまたはエクスポートできるように取り計らいます。
本契約の第 2 条〜第 7 条、第 9 条〜第 13 条、第 16 条~第 21 条については、本契約の解除後も存続するものとします。
21.一般条項
a. 完全合意:本契約は、サービス利用規約、支払い・ポイントに関する条項、および補遺とともに、本契約の主題に関して弊社およびカスタマーの完全なる合意を制定するものであり、本契約締結以前のすべての提案や表明、および同意に優先します。カスタマーが発行した発注書に記載されたいかなる条件も、本契約には適用されず、無効とします。本契約のいずれかの条項が、何らかの理由で、管轄権を有する裁判所またはその他の司法機関により無効または法的強制力がないと判断された場合は、当該の条項は適用法で認められる最大限の範囲で執行され、本契約のその他の条項は完全なる効力を有するものとします。さらに両当事者は、当該の条項が本契約の主要部分を担っている場合は、当該の条項の意図するところを適用法で認められる最大限の範囲で再現するため、誠意をもって代替条項について交渉することに同意するものとします。
b. 通知:本契約に基づき要求および許容される通知は、書面にて、手渡し、電子メール、または世界的に認知される宅配業者によって、下記へ届けられるものとします。
カスタマー宛ての場合:当該のアカウントの、その時点における最新の管理者のメールアドレスに送信します。
弊社宛ての場合:次の住所へ郵送してください(該当する場合はカスタマーの Evernote サービス提供者)
Bending Spoons US Inc.
169 Madison Ave, Suite 11218
New York, NY 10016
Attn: General Counsel
以下に写しをメールで送信してください:legalnotice@evernote.com
Evernote Brasil 宛ての場合:
Evernote Do Brasil Serviços de Aplicações Ltda
Avenida Paulista, no 2.300
Andar Pilotis
Edifício São Luiz Gonzaga
CEP: 01310-300, São Paulo/SP
Attention: Legal Notice
写しを次のアドレスへメール送信してください:legalnotice@evernote.com
通知に記されている日付に関係なく、通知が届けられた日付をもって、当該の通知がなされたとみなします。各当事者は、管理コンソールを通じて、またはカスタマー宛ての書面による通知をもって、通知の送付先の住所、氏名、または役職を変更することができます。
c. 準拠法:カスタマーがブラジル以外を拠点としている場合、本契約は、契約の締結と履行を定めるカリフォルニア州(米国)の法律に則って締結された文書としてカリフォルニア州の法律に従い解釈されます(法選択条項を除きます)。カスタマーがブラジルを拠点としている場合は、本契約は、契約の締結と履行を定めるブラジルの法律に則って締結された文書としてブラジルの法律に従い解釈されます(法選択条項を除きます)。本契約には、国際物品売買契約に関する国連条約の条項は適用されません。
カスタマーが政府または米国にある政府機関や他の関連団体(以下、「米国政府カスタマー」)であり、かつそのようなカスタマーを制定・統制する法律によって、特定の法律に基づいた契約の締結が求められている場合、またはカスタマーがその下で行動することが承認されている法律(以下「強行法規」)以外の法律を課する規定を選択することが禁止されている場合には、米国政府カスタマーによる公務の Evernote Enterprise サービスの利用については前項は適用されないものとします。
米国政府カスタマーに適用される強行法規により、弊社のサービス利用規約に記載されている仲裁契約にカスタマーが同意することが禁止されている場合は、その禁止範囲において、仲裁契約は米国政府カスタマーの公務における Evernote Enterprise サービスの利用には適用されないものとします。
d. 合意、承継、および譲渡:本契約の諸条件は、各当事者ならびにその承認された承継人および譲受人の利益のために効力を生じ、また法的強制力を持つものとします。次に記述する場合を除き、いずれの当事者も他方当事者の事前の書面による同意なくして本契約または本契約に基づくいかなる権利ないし利益も譲渡してはならず、また本契約に基づく義務を委任してもなりません。本契約は、合併、資産売却、企業再建、およびその他の法の作用に関連して承継が生じる場合は、各当事者のすべての、または実質上すべての事業や資産を受け継ぐ法律上の承継人の利益のために効力を生じ、また法的拘束力を持つものとします。また、弊社は、本契約をグループ会社の関連会社および承継人に譲渡する権利を留保します。カスタマーが弊社に本契約譲渡の同意を要請する場合は、同意を要請する正式な通知をカスタマーから Evernote に送付し、当該の譲渡について詳細に説明した通知を、管理コンソールを通じて Evernote に送信するものとします。本条項に違反してなされた、いかなる譲渡または委任も無効とします。正式な譲渡があった場合も、弊社がカスタマーの管理者用アカウントのパスワードをいずれかの当事者に提供することは一切ありません。したがってカスタマーが、本契約に基づく承継人または譲受人に、管理者用アカウントのその時点における最新のパスワードを伝える必要があります。
e. 関係の不存在:本契約の結果として、当事者間に代理、パートナーシップ、共同事業、雇用の関係が生じることはありません。本契約で特別に定める場合を除き、明示あるいは黙示を問わず、いずれの当事者も他方当事者に義務を課したり、他方当事者の運営方法に影響を及ぼしたりする権限を有することはありません。
f. 不可抗力:いずれかの当事者が、労使紛争、内乱、戦争、政府の規制もしくは統制、大事故、材料やサービスの調達不能、または天災を含む、自らの支配が及ばない原因により本契約(金銭の支払いを除く)の履行が妨げられた場合は、当該の不履行に陥った当事者は、その履行を妨げる原因が続く期間およびその後の合理的な期間、履行を免除されます。
g. 解釈:本契約の見出しは便宜上挿入されたものであり、本契約の明示的な条項を変更、定義、または制限するものではありません。代名詞は、言及される人を指すものとして適宜、男性形、女性形、中性形、単数形、複数形に読み替えるものとします。本契約の各当事者は、(i) 自らが選択した法律顧問とともに本契約を検討する機会を持ったこと、そして (ii) 本契約の条項を理解し、本契約の条項に法的に拘束される目的で任意かつ故意に本契約を締結することを確認するものとします。
h. 放棄および変更:弊社は単独の裁量により随時、本契約を変更することができるものとします。本契約を改定した場合は、弊社は、本契約の最新版(以下「改定契約」)を変更箇所に関する説明とともに Evernote Enterprise の Web サイトに掲載します。さらに、本契約に重大な変更を加える場合、弊社は、それについてカスタマーに事前に通知します。変更の効力が生じた後にもカスタマーが継続して Evernote Enterprise を利用している場合は、カスタマーが、改定契約が定める諸条件を承諾し、法的に拘束されることに同意したものとみなされます。改定契約にカスタマーの権利または義務について非常に不利益な変更が含まれており、カスタマーが改定契約の諸条件の下には Evernote Enterprise の継続的な利用を望まない場合は、改定契約の存在を通知されてから 30 日以内に弊社に書面にて通知することにより本契約を解除することができます。そうした契約の解除においては、弊社の返金方針が適用されます。 上記以外では、本契約の両当事者の書面による合意なくして、本契約のいかなる条項についても放棄、変更、または修正はできず、いかなる発注書ないしその他の書面による通知によっても本契約の諸条件への追加や変更は認められないものとします。いずれかの当事者による、本契約に基づく何らかの権利、権限、または救済手段の不行使または行使の遅延は、当該の権利、権限または救済手段の放棄とはみなされません。本契約の特定の条項、条件、不履行に対する放棄は、その他の条項、条件、不履行に対する放棄とは解釈されません。本契約が、取引の過程や商慣習により補完または改定されることはありません。
本 Evernote Enterprise 契約は英語版を翻訳したものです。英語版と日本語版で相違や矛盾があった場合、英語版が優先するものとします。
