初心者にもわかりやすい「Evernote とストレージサービスの使い分け」

Evernote はすべてを記憶するクラウドサービスとして世界中で 2 億人以上のみなさまにお使いいただいていますが、Evernote をまだお使いでない方からは、よく「Dropbox など他のクラウドとは何が違うの?」といったご質問をいただきます。また、Evernote か Dropbox のどちらか一方だけを使えばいいのでは?といった声も聞かれます。

しかし実際のところ、Evernote 社員もストレージサービスを利用しています。Evernote とストレージは、その両方の長所を使い分けることでそれぞれの良さを最大限に利用できます。

今回は Evernote の特長と、Dropbox などのストレージサービスの特長を簡単にご説明し、どう使い分けるのがよいかをまとめてみました。

どんなサービス?

Evernote は、様々なデータを保存することができるサービスです。テキスト、Web ページ、写真・画像、音声、名刺、様々な形式のファイルなどを「ノート」という単位で保存します。クラウドサービスですので、みなさんはそれがどこに保存されているのかを気にすることなく、パソコンやスマートフォンを使って、いつでも、そしてどこからでもノートを作成、編集、閲覧でき、また、検索で欲しい情報を簡単に見つけ出すこともできます。

一方、Dropbox といったストレージサービスは、様々な形式の「ファイル」、写真・画像、動画などの「ファイル」をクラウド上に保存することができるサービスです。こちらもパソコンやスマートフォンからいつでもどこからでも保存し、閲覧、編集することができます。

上記の説明を聞いても、2 つのサービスはとても似たようなもののように聞こえるかもしれません。

データの内容を活かす Evernote と、ファイル単位で保存するストレージサービス

ストレージサービスは、パソコンと同じようにファイル単位でデータを管理しています。パソコンでファイルを探すときに Windows の「エクスプローラー」あるいは Mac の「Finder」を使うような感覚でファイルを管理できます。

Evernote では、ノート単位でデータを管理します。そして、一つの「ノート」には、複数種類のデータを保存することができます。テキストも画像も様々な形式のファイルも同じノート内に保存できます。

ファイル形式にこだわらず、ちょっとしたメモを残るのに最適な Evernote

Evernote はちょっとしたアイデアなどをメモとして残し、あとで検索して見つける場所としてとても重宝です。ファイル名をどうつけようか、どのアプリを使おうか、などを気にせず、どんどんメモを残していきやすいからです。また、Web クリッパーはインターネットで見つけた情報を保存するのに大変便利で簡単な方法です。

より細かく伝えたいときに便利な Evernote

例えば、写真を誰かと共有するとしましょう。

「大量の写真を共有したい」というときは、ストレージサービスが便利です。友達と旅行に行ったときに撮影した写真をシェアしたい、といった時はそのいい例だと思います。また、とても大きなサイズのファイルをやりとりする際も、ストレージサービスを使うのが便利です。

Evernote では 1 つのノート内に写真もテキストも保存できるという特長を活かして、写真に対して説明やコメントをつけてあわせて共有することができます。先ほどの旅行の例でいえば、写真を見ただけではどこで撮影したのかよくわからないという写真に文字で説明をつけることができます。

また、書類ファイルを送る際、ファイル内には入れたくないメモやコメントを一緒に送りたいこともあると思います。こういたときにも Evernote は便利に活用いただけます。

「あとで見る」ではなく「今すぐ伝える」

ストレージサービスを使ってファイルを共有した場合、共有された相手はそれを「開く」という作業が必要になります。忙しいときに共有されると「あとで見よう」と思ってそのままになってしまうことも多いのではないでしょうか?

Evernote で共有すると、共有したい内容をすぐに見ることができるので、伝えたい内容をすぐに見てもらうことができます。また、相手が Evernote を使っていなくても、すぐに内容を見ることができますので、便利です。ノート固有の共有用リンクを取得し、この URL を伝えた相手はブラウザを通じて以下のような形でノート内容を見ることができます。

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