2022/01/20

CEO からのお知らせ: これまでの取り組みとこれからの計画

新しい一年が始まりました。多くの方が新年の抱負を立てたり、新しい習慣にチャレンジしたりしていることでしょう。Evernote も同じです。日付を「2022 年」と書くことにもだいぶ慣れつつある今、ここで昨年一年の進捗を振り返り、今年の計画を皆様にお伝えしたいと思います。

弛みない開発サイクル

Evernote ブログの前回の私の記事では、ホーム画面タスクカレンダーといった新機能により「Evernote でできることを拡大した」と述べました。あれから多くの皆様にこれらの機能をご利用いただき、Evernote のミッションが「すべてを記憶する」ことから「すべてを記憶し、好きなことを実現する」ことへと進化したのを実感していただけているかと思います。また、こうした新機能と皆様のご利用目的を反映して、プランのラインナップもEvernote FreeEvernote PersonalEvernote ProfessionalEvernote Teamsに一新しました。

また、昨年は以下のような取り組みも行いました。

これらに加えて、定期的に品質向上のアップデートを行いました。より正確な結果をより速く表示できるように検索機能を継続的に改善し、ホーム画面のカスタマイズオプション(固定表示ノートウィジェットタスクウィジェット)も追加しました。こちらのインスタグラムの投稿のように、Professional ユーザの皆様には存分にカスタマイズいただけているようです。また、より信頼性、堅牢性、安全性の高い Evernote を皆様にお届けできるようインフラストラクチャも継続的に合理化および改善し続けています。

2021 年の後半は、パフォーマンスの改善とソフトウェアの全体的な安定性にさらに注力しました。ユーザベース全体にわたってパフォーマンスと信頼性を計測したところ、わずか半年前と比べても数多くの主要指標の数値が改善しており、高速化と安定化が着実に進んでいます。2022 年 1 月初旬にリリースされた Android および iOS 向けのアプリでも一連の改善が実装されており、待機状態からの起動時間を大幅に短縮、ノートやタスクにも以前よりも一段と速くアクセスできるようになりました。

2021 年を振り返ってみると、より良い Evernote を提供するというお約束は果たせたと自負しております。2022 年 1 月時点での Evenorte は、新機能、パフォーマンス、信頼性のあらゆる面で昨年を上回っています。

この継続的な改善は、弊社の事業が皆様に支えられていることを反映しています。2021 年に登録プランを更新してくださったすべての皆様、そして新しく Evernote のご利用を開始してくださったすべての皆様、お一人おひとりに心より感謝を申し上げます。

有料プランをご利用くださっている皆様のおかげで、Evernote は史上最高の年間売上高を達成し、健全で力強い事業運営をすることができています。私たちはこの強み、つまり皆様のご支援を事業に再投資し、Evernote 開発に携わる全部門でチームを拡大 (英語記事) しました。さらに 2022 年にも拡大 (英語求人) する予定です。

しかし私たちにとって何よりも大切なのは、皆様お一人おひとりの Evernote エクスペリエンスであり、皆様が今度どのような機能や改善を望まれるかです。特定の機能や特定の OS との統合を望まれている方もいらっしゃれば、ご自身のワークフローに関連するユーザビリティやパフォーマンスの最適化をご希望の方もいらっしゃるでしょう。皆様からのフィードバックが私たちのサービスの核となり、基盤の改善から新機能や強化機能の実装まで、さまざまな面で改善や開発の糧となっています。

2021 年はパフォーマンス面でも大きく前進した一年となりましたが、まだやるべき仕事は残っています。どのプラットフォームでも、アプリは速ければ速いほど良いですし、反応が良いことに越したことはありません。ですからパフォーマンスの最適化は終わることのない旅路です。今後数か月の間も、すべてのプラットフォームで引き続きパフォーマンスと安定性を改善するアップデートを行っていく予定です。

今後の予定

2022 年には、現在行っているパフォーマンスと安定性のさらなる向上に加え、小さな強化機能から大きな強化機能まであらゆる面で製品の利便性を高めてまいります。その一環として、長らく待ち望まれていた Andorid および iOS 向けウィジェットをリリースする予定です。また、アプリの読み込み時間を短縮し、大きなサイズのノートもスムーズに表示されるよう改善します。アプリ全体のエクスペリエンス向上にも引き続き取り組み、反応速度を高め、皆様が中断されることがなく作業に集中できるようにします。また Evernote for Mac では、Apple の M1 チップへの対応を強化していきます。さらに、2022 年はここ数年取り組んできた同期基盤の仕上げの年であり、これにより信頼性とスピードが向上した現代に相応しい Evernote のバックボーンが完成します。

また、昨年リリースした新機能にも、さらなる改善を加えていきます。直近で予定されているのは、Google カレンダーの通知機能への対応です。Evernote 社内およびユーザの皆様のテストにより、通知から直接カレンダーの予定に関するノートを作成したり表示したりできる機能は、皆様にとって非常に重要(会議の達人に必須の機能!)であることがわかりました。すでに Google カレンダーを接続されている場合、この機能は自動で適用されます(ご自分のニーズに合わせてウィジェット設定から変更していただけます)。Google カレンダーの次には、Microsoft Office 365 の予定表の対応が計画されています。

タスク機能については、2022 年の最初のアップデートで、タスクビューに「自分のタスク」タブを実装しました。これ以外にもタスク機能への様々な改善を行ってまいります。さらに、皆様からご要望の多かった「定期的な繰り返しタスク」機能も第 1 四半期でベータ版をリリースし、その後 Personal、Professional、Teams プランの皆様に一般リリースする計画です。現在、Personal、Professional、Teams プランをご利用で、「繰り返しタスク」機能をいち早くお試しになりたい方は、是非早期アクセスプログラムにご登録ください。

2021 年は、Evernote を「すべてを記憶し、好きなことを実現する」ためのアプリとして再定義した年でした。2022 年は、このミッションを土台として、あらゆる面でお客様のために Evernote を向上させる年と位置付けています。皆様のフィードバックやテストへのご協力が、私たちのこれからの行き先を指し示し、皆様のご支援やご声援が私たちチーム全員の意欲と活力につながっています。2021 年は Evernote にとって最高の一年でした。2022 年もその勢いを緩めることなく、皆様と一緒により良い Evernote を作っていく所存です。